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姉ひよこは都内国立小に通う４年生。
ガチ努力家、鋼メンタル、コミュ力モンスター、体力おばけ、要領悪め
妹ちびこは公立小に通う一年生(母が最後の抽選外した
)
親からみても明らかに賢く、要領もよく、でもちょっと内気さん
2029年に姉の高校受験、妹の中学受験が同時にやってくるので、基本的には塾なしで、おうちで仲良く頑張っています
「あ、私、妹に算数で抜かれた
」
」とはっきり自分でも気付いてしまったひよこさん。
荒れた
そして超泣かれた
「ちびこちゃんは頭良いのに、私は何にも出来ない
」
」「私だって上の学年の勉強がしたい」
」「同じ１年生の時と比べても、絶対にちびこちゃんの方が活躍してる」
」こんな時、ほんと何て声をかけてあげたら良いのか。
はっきり言って、ひよこさんは死ぬほど恵まれてる。
せっまいせっまい門を潜り抜けて国立小に入学し、優秀な同級生と切磋琢磨しながら、我が子とは思えないほど多方面で活躍してる。
アホだアホだと言いはするけど、成績だって上位はキープできてる。
アホだけど。
顔だってめちゃんこ可愛い。
親が嫉妬するほどスタイルも良い。
頑張り屋で優しくて、世界中に自慢したいくらいの自慢の娘が、妹に勝てないと泣いている。
小学校受験をさせた親が、世界に１つだけの花理論を説くのはあまりにナンセンスだと思うので、スヌーピーの
持ってるカードで勝負するしかない理論
でフォローするしかない。
「ひよこさんの１番の武器は、誰にも負けないくらいの努力家だということだと思うし、それは親だからじゃなくて、１人の人間としてとても尊敬してなんちゃらかんちゃら…」
と、くどくどフォローしてたら、泣きすぎてティッシュを切らせたひよこさんが、新しいティッシュを取りに納戸へ。
納戸に向かう途中にある鏡の前を横切り、
「…私、泣いてる顔もめっちゃ可愛いじゃん…
え、ヤバくない？お母さん知ってた？」
」知ってるよ
ひよこさんの顔も、ちびこさんの学力も才能。
才能の差をひっくり返すのは、並大抵の努力じゃ敵わない。
だけど、努力でコンプレックスに思わなくなるように向上は出来るんだよ。
才能のある分野を伸ばすのも良いと思うし、得意じゃない分野の努力をするのも…
ねぇ、聞いてる？
とりあえず鏡から離れようか？
あ、鏡見てたらもう落ち着いた？
じゃあもうええわ
とりあえずひよこさんは、全力で私に感謝しながら生きてほしい