「若く見えるよ」の一言で着続けたスーツを手放した日 | 安値探し@ファブのブログ

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同じ物なら、安いほうが良いですよね。

前回は、クローゼットの奥から出てきた思い出のヘアドライヤーを手放した話を書きました。

今回は、その次に手放したものについてです。

それは、5年ほど前に彼女と一緒に買いに行った少し明るめの色のスーツでした。👔

当時の私は仕事一筋の毎日。

服装にもあまりこだわりがなく、「着られればいい」という考え方でした。

そんな私を見て彼女が言ったのです。

「そのスーツ、若く見えるよ😊」

男性というのは単純なもので、そんな一言を言われると悪い気はしません。

正直に言えば、自分では少し派手かなと思っていました。

でも彼女が喜んでくれるなら、それでいいか。

そんな気持ちで買ったスーツでした。

鏡の前で感じた違和感

彼女がいなくなって半年ほど経った頃。

クローゼットの整理をしていた私は、そのスーツを久しぶりに取り出しました。

そして鏡の前で合わせてみたのです。

すると不思議なことに、以前とはまったく違って見えました。

「あれ……やっぱり似合わないな」

若く見えるどころか、無理をして若作りをしているように見えるのです。😅

もちろんスーツに罪はありません。

むしろ品質も良く、まだ十分着られる状態でした。

ただ、そのスーツは今の私ではなく、彼女の期待に応えようとしていた頃の私を映しているような気がしたのです。

誰かのためではなく、自分のために

彼女と一緒にいた頃は、自分では気づかないうちに相手に合わせていた部分がたくさんありました。

服装もそう。

休日の過ごし方もそう。

食べるものや見るテレビ番組まで、知らず知らずのうちに相手の好みに寄せていたのだと思います。

それは決して悪いことではありません。

二人で暮らすというのは、お互いに歩み寄ることでもありますからね。😊

でも、一人になった今。

これからの人生は、自分自身が納得できる生き方をしたいと思うようになりました。

誰かによく思われるためではなく、自分が心地よいと思える服を着る。

それだけのことなのですが、私にとっては意外と大きな気づきでした。

リサイクルショップでの静かな時間

結局、そのスーツはリサイクルショップへ持って行くことにしました。

店員さんにスーツを渡し、査定を待つこと数十分。

私は店内のテレビをぼんやり眺めながら椅子に座っていました。

📺 テレビの内容はほとんど覚えていません。

ただ、

「これでいいんだ」

という言葉だけが頭の中で何度も繰り返されていました。

思い出を捨てるわけではありません。

彼女との時間まで否定するわけでもありません。


ただ、自分の人生を少しずつ前に進めるために、その役目を終えた物を手放しただけです。

おわりに

物を捨てるというのは、単なる片付けではないのかもしれません。

時には過去の自分との対話だったり、新しい自分への準備だったりします。✨

あの日手放した明るい色のスーツは、今でも私に大切なことを教えてくれました。

「自分らしく生きることは、誰かに認めてもらうことではなく、自分が納得できることなんだ」

ということを。

次回は、クローゼットや部屋の中から見た、また別の思い出の品について書いてみようと思います。😊