物書きと絵描きの広報戦略 | Brain Note

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感じたこと、考えたことのメモ帳

突然ですが、今日は物書きと絵描きの
Twitterでの広報戦略の違いについて。

思ったことのメモでしかないので、悪しからず。



私は小説用と絵描き用のTwitterアカウントを持っています(他にも複数持ってますが)

で、ひさびさに小説垢をのぞいて思ったんです


物書きは不利だなぁって


絵描きの場合は、イラストは見るものなので
ツイッターに画像を貼り付けると、相手は画像をタップする動作だけで見ることができるわけです。


しかし、文章、とくに小説となると
ツイートにリンクを貼って、リンク先で読んでもらう、というスタイルが一般的です。


小説を読む作業はイラストを見る作業に比べると、かなり時間がかかるため
読む方は「読めるタイミング」でなければ読まないでしょう。


休憩時間等の隙間時間でも観賞できて、観賞と評価が同時に行えるイラストと、
ある程度まとまった時間がないと楽しめない小説


こんな風に観賞の手軽さの点で、物書きにはめちゃくちゃハンデがあるんです。

そのせいで、RTはされてるけど、全くPV数に繋がらない
=実質読まれてない
ということが起こるわけです。悲しい。

実際に、私の小説垢で見る物書きさんたちは、
なんとか新規読者を獲得したいがために、文字だらけの全然読む気すらない小説の宣伝ツイートをひたすらRTし、
お返しのRTとそれによる拡散を期待する、という行為を繰り返している人が多いです。(私もその1人ですが)


でも物書きはそれじゃダメなんです!

絵描きのように作ったものを「作ったよ〜」と貼るだけではダメなんです!!

絵柄、タッチ、色選び、線、キャラクターなどの「刺さる」要素が一目で分かり、感覚的に評価できるイラストと違って、

小説の宣伝ツイートに付け足すキャッチコピーや内容説明だけでは、
その作品の魅力はほとんど伝わってないんです!
なぜなら面白いかどうか、好きかどうかは読んでみないと分からないから!!!

宣伝ツイートを見た時点では読者の評価は0ポイントのまま、
それが小説!!!シビア!!!

絵描きずるい!!!!


物書きがPVや評価につながるSNS広報をするためには、色んな作戦が必要なんです。絶対に………!!!


Twitterで回ってくる大量の宣伝ツイートの中で
「更新しました〜〜!○○○○なお話です」
などと普通に説明を加えたところで
「おっこれは面白そうだな読んでみよう(ポチッ」
とはなりません。

物書きの広報は、宣伝を見た人の「読みたい」スイッチを押すこと、これが全てです

一度読み始めれば、あとは文章を書く技術の問題なので、しかるべき評価がくだります。

そこで、自分なりに読みたいスイッチを押す方法を色々考えてみました。


戦略その①→イラストを添える
Twitterではやはり画像が一番訴えかけやすいと思います。
広報画像的なものがあるだけでグッと世界観やキャラクターが伝わり、単につらつら文を書いてるだけでなくてちゃんと広報にも「力入れてますよ」アピールになります。

目を引く画像は、プロモーションで流れてくる漫画アプリの広告などを参考にするといいかもしれません。

しかし、

絵が描けるなら物書きじゃなくて絵描きやってるわ!!

って感じですね。漫画で描けるなら文字じゃなくて漫画描くわい。ほんまそれ。


次行きましょう

戦略その②→誰かにレビューしてもらう
これは強い。
すでに誰かが読んで「面白い」と評価してる証明なので
作者自身の宣伝よりも非常に高い効果を期待できます。

本の帯効果みたいな。正攻法の読ませ方じゃないでしょうか。

しかし、

始めたばっかでレビュー書いてくれるようなフォロワーさんいない!!

悲痛な叫び。ていうかそんな、レビューしてもらえた時点で勝ち組ですよ。そんなんどんどん読者増えますやん。はい、次。


戦略その③→キャラクターに会話させる
ケータイ小説など、キャラクターの性格が人気を左右する場合に使えそう。

キャラに宣伝させたり、更新部分のダイジェスト的に書いたり。

本編と違うメタなテイストも出せるので、面白そう、このキャラ好きかも、と興味はひきやすいはず!

ケータイ小説やギャグ系ならこれめっちゃ使えると思います。
読者が確保できた後も、この手法はファンサービス的な感じで使えるので一石二鳥ですね。

キャラ会話以外にも、設定を書いてみるとか、制作小話を添えるなど、作品の内容を小出しにする手法は有用です。


戦略その④→タグを使う
これは他の戦略との合わせ技がおススメです。
フォロワーが少なくても、タグを使えばツイートを見る人の範囲が広がるので、自然と拡散されやすくなります。

最近だと#RTした人の小説を読みに行く
などのタグもあるので、

「RTしたら読んであげるよ、その代わり……あとは言わなくても分かるね?(僕のも読んでね)」

という無言の圧力で読んでくれるかもしれません。

その作品の属性やジャンルをタグ付けすると、そういうのが好きな人に届きやすい気がします。




以上、思いついた広報戦略4点を挙げて見ました。

はーーー、まぁどうせこのブログも読まれてないんだろうな。