◆2015年10月27日(火)10日目
 
 
 
昨夜は伊那の道の駅「花の里いいじま」で
車中泊。
 
起床すると、隣に駐車している
軽四、パンクしている。
 
通常のパンクと違い、タイヤそのものが
裂けている。
 
暫くすると、ドライバーのおばあさんが
戻ってきた。
 
聞くと、孫を学校に送って行き、
帰り道でパンク。
 
どうしてよいのかが分からず、取り急ぎ、
この道の駅へ避難してきたとのこと。 
 
 
車内を見るとスペアタイヤもジャッキ一式も
揃っているので、私がタイヤ交換すると
伝えたところ、隣のコンビニで電話を借り、
行きつけの車屋さんにSOS依頼したとの
ことだった。
 
9時までに来るとのことだったので、
それを過ぎるようであれば、私がタイヤ
交換するようになっていたが、ギリ9時に
到着し、無事完了した。
 
 
実は本日以降の行き先を決めていない。
地図を見ていると「野麦峠」が目に入る。
ここから50キロ先にあり、昔、見た
大竹しのぶ主演の「あゝ野麦峠」を思い
出す。
 
調べると、1968年に発表した
ノンフィクションだが、実話をベースに
した文学小説のようだ。
という訳で、ここへ向かう。 
伊那から361号線の長いトンネルを抜け、
県道26号線を上がって行くと野麦峠。
ただ、この県道は危険、特に雨が降れば、
絶対に走りたくない道。
ここは山側からの落石や道の崩落で
崖下へ転落する可能性が高く、
安全を期すなら松本側から上がる
方が良さそうだ。
 
野麦峠までのルートには景観の
素晴らしいところが随所にある。
 
 
白樺並木
 
 
 
 
静かな御嶽山
 
 
 
乗鞍岳も見える                
 
 
 
野麦峠の「お助け茶屋」
 
 
 
 ここで、山菜そばでランチ。
店内には数組のお客さん。 
さすがに、ここへは海外観光客は
来ないと思う。 
映画・小説のモデルになった政井みね
さんの遺影がこの茶屋に掲げられている。
 
 
 
 
茶屋横のこの山道が実際の 野麦峠の旧道。
 
 
 
 
行こうと思ったが、「熊出没」の看板が
あるので止めた。 
 
 
 
野麦峠から再度、70キロ先の
高山に入り、先日同様、2回目の散策。
 
 
お陰で、高山駅周辺には
詳しくなった。 
 
 
コインランドリーで洗濯を済まし、
夕食は駅前の海鮮居酒屋で
ノンアルコールビールで一人乾杯。
 
 
 
この居酒屋は海外観光客が多く、
すぐに満席だった。
 
 
 
ここからネットで探した銭湯へ。
普通の町の銭湯だったが、
番台は無く、入るとすぐに
料金受付の女性、この方との
会話も楽しかった。
 
 
今夜の車中泊先である
41号線沿いの道の駅
「飛騨街道なぎさ」へ21時ごろ
到着する。
 
 
当時のこの駅は工事中で駐車場が
狭くなっている。
 
 
夜間照明も暗く、駐車がヤンキー車輌
3台だけ。
 
 
治安に不安を感じるので70キロ先に
ある次の駅「美濃白川」まで移動した。
 
 
この間、雨が強く、夜間と相まって、
前を走る大型トラックに付いて
行くのがやっとのペース。 
 
到着すると、車中泊は沖縄ナンバーの
ハイエースが1台のみ。
 
◆2015年10月28日(水)11日目  
 
明朝、この沖縄ドライバーと話をした
かったが、すでにいなかった。
 
そろそろ、帰宅に向かうことにした。
ここから名古屋市内までは、60キロ
ぐらいしかない。
 
ただ、もう一か所、寄らなければなら
ない場所がある。
 
それは揖斐川町にある西国三十三カ所
満願札所の華厳寺だ。
 
 
理由は数年前に西国三十三カ所を

満願し、この寺で「華厳寺 満願」と

彫ってある数珠タイプのブレスを
購入し、手首に付けていたが、
今回の旅で紛失してしまった。 
これを再度、購入するのが目的だ。
 
 
ここから80キロ走行し、華厳時へ到着。
参拝と再購入を済まし、大阪へ向けた。
ここからだと、名神高速利用がベストな
帰路になるが、経費削減の為、名阪国道
を走り夕方に無事、帰宅した。 
華厳時のモミジはまだ緑だった。
 
 
 
しかし、岐阜県は広かった。
調べると実に大阪の5倍もの面積で、
全国では7位だった。
 
 
もっとも大阪は最下位の香川県に次いで狭く、
その一つ上の順位が東京都だった。
 
 
おしまい