大阪 浪速区・西成区への
輪行＆ポタリング
吉本興業～道具屋筋を抜けて日本橋の電器屋街へ。
いつの間にか、ソフマップの向かいにアイスクリーム
屋ができている。
ここのオネエチャンに聞くとオープンして１年経つそうだ。
この日は暑いので早速、アイスもなかを。
この絶妙な甘さ加減が妙に懐かしい。
多分、乳脂肪が一切、入っていないので、昔の甘さ
控えめになるんだと思う。
大阪でアイスもなかと言えば「ゼー六」である。
ここのアイスもなかは、甘さにくどさが無く、
何個でも食べてしまう。
昭和～平成の１桁までは、よく本町まで買いに
行ったもんだ。
ここは創業が１９１３年（大正２年）で、何と
１００年以上にもなる老舗。
この「ゼー六」今は店舗も増え、通販もやって
いるようだ。
◆「ゼー六」の詳細はコチラ
さて、電器屋街日本橋の話だが、この辺も、ここ１５年
ぐらいで、大きく景色が変わってしまった。
というのも、力のある電気屋さんは軸足を郊外へ置き、
これによる店舗数の拡大により、大量販売が実現できた。
これにより、メーカー主導であった家電業界を徐々に
販売店主導へとシフトしていった。
このときのフレーズが「近くのお店でも日本橋価格で
買えますよ」というものだった。
これを皮切りに近年は大手スーパーのモール街や
ターミナルへの進出などで、どんどん店舗が大型化
して行き、今や全国的にオーバーストア状態で飽和が
続く業界である。
これらの事情からこの電気の街、日本橋も
マーケットが縮小し、ホテルやマンションに姿を
変えつつある。
ただ、土日にはオタロードとしての賑わいはある。
この日のオタロード、平日なので人が少ない。
日本橋の電器屋街の南端から通天閣は近い。
この場所は地下鉄恵比須町を通天閣方面へ
上がったところから撮影。
ここから通天閣までの１００メーター区間でＴＶ
ロケが良く行われる。
この筋沿いにある「新世界市場」もロケがよく行われる。
この新世界市場の入口にあるお好み焼き「スワロー」さん。
ここへも私は数１０回は食べに行っている。
中でも「ねぎ焼き」は絶品で、醤油の香ばしい香りが
たまらない。
食べログでも検索にも上位に上がってきているようだ。
ここもレトロな総本家更科。
店内もレトロで、昭和２０～３０年代を感じる。
総本家とあるが歴史背景は分からない。
それと、この日は立寄らなかったが、この
近くにも名店がもう一つある。
この地で７０年のグリル「梵」（ボン）である。
思いっきり昭和な店で、多分、行くとびっくり
すると思う。
ここへもランチをよく食べに行っていたが、
当時はそう有名では無かった。
ところが、今ではＴＶでもよくく紹介される名店
になった。
確か息子さんだったと思うが最近、銀座にも
出店しているようだ。
通天閣スグのたこ焼き屋のおばさんは知り合いだが、
忙しそうだったのでスルーした。
ここが、メディアの露出が一番多いカメラポイント。
観光客、中華圏が結構多いようだ。
日本人の場合、府外組が多く、大阪の人は殆どここへは
来ない。
よく、ケンミンショーとかで、インタビューの際、
こっけいな素人が面白く回答しているが、あれは多分、
ヤラセで、実際、ああいう人は大阪でも殆どいない。
ここも通天閣近くにある有名な「ジャンジャン横町」たまに、
この通りを芸人が飲み歩きするというＴＶ番組を見ること
があるが、治安が良くなったと感じる。
昭和の時代なら、この通りでのＴＶ撮影は考えられない。
ここは、デンジャラスな通りだったのだ。
そういえば、昔、この通りを出たところに屋台のホルモン屋
があった。
昭和３０年代の後半だった時代で、ちょうど、東京オリン
ピンク（１９６４年）のころになる。
オヤジに連れられてこの店へよく行ったが、とにかく
安かったのを憶えているが、果たして何の動物の内蔵
だったのか？
通天閣～ジャンジャン横丁を後にして、ここから近い
話題の空地へ行ってみた。
ＪＲ関西線と南海本線が乗り入れしている新今宮駅前と
いう好立地の広大な土地で、１４,０００平米もある。
大阪湾岸の埋立地を除くと、市内では最大で最後の
空き地だと思う。
何とここにあの星野リゾートが２０２２年開業を目指し、
リゾートホテルを建てるのだ。
なぜ、大阪では話題なのか？
大阪の人しか分からないが、この辺りの治安がきわめて
良くないのだ。
というのも１９６１年～２００８年までに２４回も発生した
「あいりん地区（釜ケ崎）」の暴動事件で、日雇い
労務者たちが暴徒化し、警察との対立などで、駅にも
放火された。
それが、このエリアなのだ。
◆１９９０年の西成暴動の動画
この映像は海外での暴動では無い。
むろん、星のリゾートさんもこの史実を承知の上だと
思うが。。。勇気のある決断だったと思う。
まあ、これを機に「きれいで安心、安全な街、大阪」
になればいいと思う。
◆星のリゾートホームページでは
＜続く＞