大阪ミナミへの輪行&
ポタリング その1
 
 
 
 
本日のポタリング目的は芭蕉終焉の地
訪ねることと、大阪のミナミエリアを中心に散策する。
 
まず、自宅最寄駅から地下鉄堺筋本町へ。
エレベーターを2回乗継ぎ、地上へ出た。
 
ここで、ドトールコーヒーでランチ。
 
 
好物の生ハムを挟んだミラノサンドセットで670円。
 
ドトールでの初コーヒーは昭和の時代で、満席近くに
なると立ち飲みテーブルで飲んだものだ。
 
この「ドトール本町中央大通り店」から御堂筋に
ある芭蕉終焉の地までは徒歩でも5~6分で到着する。
 
碑は南御堂(難波別院)前の御堂筋東側のグリーン
ベルトに建てられている。
 
 
この碑は昭和9年(1934年)に建てられており、
「此附近芭蕉翁終焉ノ地」と彫ってある。
 
御堂筋の工事着手が大正15年(1926年)、完成が
昭和12年(1937年)なので、工事中に碑が建てられ
たと推測する。
 
また、この前にもドトールがあるので、目印にはなると
思うが、碑が思ったより小さいので、見逃しに必要。
 
この地図の上が北方向(梅田方面)で下が南方向
(なんば方面)である。
 
でも、「奥のほそみち」のあの芭蕉が、なぜ、大阪で
亡くなったのかを調べた。
 
ざっくりだが、、、。
芭蕉の弟子同士がもめており、これを仲裁するために
故郷の伊賀から大坂までやってきた。
ところがこの仲裁がうまくいかず、心労が原因なのか?
この地で弟子たちに見守られながら亡くなったとのこと。
 
遺骸は陸路で近江(滋賀県)の義仲寺に運ばれ、翌日
には遺言に従って木曾義仲の墓の隣に葬られたらしい。
焼香に駆けつけた門人は80名、300余名が会葬に来たと
いう。
 
 
あれ~、南御堂が工事中なので、境内が見えない。
私が現役の頃、この前を帰路として時々、通っていた。
そう、ここでやっていた恒例の盆踊りが懐かしい。
 
御堂筋沿いにある南御堂の広大な境内は超一等地
である。 ここで浴衣姿のみなさんが踊る都会の中の
盆踊りは圧巻であり、感動さえも与える。
今年で55回目を迎えているらしい。
 
◆盆踊りの詳細は
 
もっとも、御堂筋という名称はこの南御堂と北御堂を
結ぶ僅かな距離道を御堂筋と呼んでいたそうで、
これを採用したらしい。
 
戎橋から心斎橋筋を撮影。相変わらず、人が多い。
 
 
  
 
  
 心斎橋付近を歩いている人の30%はコーリャン&
中華圏の人たちである。
でも、心斎橋筋はここ10数年で、悪いイメージに変貌
してしまった。
シンプルな表現をすると「上品な商店街が下品になった」
ということになる。
かっての老舗が殆ど無くなって寂しい、時の流れに
無情さを感じる。
 
 
駐輪場である。 一応30分までは無料で、それ以降は
課金されるが、問題は、駐輪場は常に満車状況で
止めたくても止めることができなく、この周辺の駐輪場は
全く足らない。
 
 
 
千日前のビックカメラ。
 
この場所で起きた大惨事、大阪の人は忘れない。
1972年(昭和47年)5月13日、この場所にあった千日
デパートビル3階で火災が発生し、7階で営業中の
キャバレーまで煙が流入し、ホステスや客など死者が
118名、負傷者が81名という大惨事であった。
 
 
 
中には15m下の地上目掛けて飛び降りた者もいた。
結果、落下による24名の内22名が全身挫傷や頭蓋骨
骨折などで死亡し被害を拡大させる一因となったという。
以前、TVのアンビリーバボーで当時者の方たちの証言
によると、「高さが15メートルもあるのに、下を見ると
不思議なことに低く見え、飛び降りたら助かるのでは
ないかと感じた」と言っていた。
 
煙にまかれ、苦しいいとは言え、飛び降りようと思う
勇気が湧くのは、どんな心理情況なのか?
想像もつかない。
 
当時、私の友人たちもヤジ馬で見に行っていた。
上から自分の意思で飛び降りる人が多かったので、
見ていて、すごいショックだったと聞いた記憶がある。
 
 
この千日前筋を挟み、ビックカメラの東北側向いに
コンビニがあるが、ここはかって、あのケンタッキー
フライドチキン、大阪での1号店だった。
確か昭和45年(1970年)前後と思われる。
マクドナルドもほぼ、同時期だったと思う。
それにしても、このケンタッキー、最初に食べたときは、
この世にこんな美味しいものがあるんだと感動モノだった。
 
しかし、年月とともに日本には美味しいものが沢山
溢れ過ぎ、最近、ケンタッキーはクリスマスの食べ物として
のイメージしかなく、そんなに美味しいとは思わなくなった
のは私だけか?
 
 
お馴染、吉本新喜劇なんばグランド花月。
むろん、興業中だと思うが、内装を工事しているようだ。
 
 
こちらも、大阪ではお馴染の「道具屋筋」で
飲食店向けの厨房機器などを販売している。
東京で言えば、かっぱ橋のイメージかと思うが、
TVで見たかっぱ橋と比べると、やはり、こちらの
方が規模がはるかに小さい。
 
 
道具屋筋の東側に難波千日前公園がある。
この辺りは子供がいないので、静かな公園だ。
ここで、よく見掛けるのが若手漫才師の練習風景だ。
 
また、この近くの飲食店、名店が多いので
列をなしているからすぐわかると思う。
 <続く>