40th Anniv. Final Special GIG「enjoy the moment」2 | スライダーズおやじ

40th Anniv. Final Special GIG「enjoy the moment」2

こんなサービスが・・・。

 

 

 

<<<CAUTION>>>

本文は、ただの素人のイチファンのおっさんの独り言であり、実在するバンドやイベントとは一切関係がありません。

よって、ここにあるのは俺のぼっこれフィルターを通して感じたスライダーズでしかなく、あなたの貴重な時間を使って読むことはお勧めしません。当然、間違って読んでしまっても誰も責任負いませんし、負えませんし、気分を害しても自己責任なので読まない方が良いです。

繰り返す。
 これはライブレポートではない。 

 

 

この夜僕は、ずいぶん久しぶりに、すべてから解放された、自由なライブを楽しませていただきました。

なにしろステージがほとんど見えませんでしたから!!!!

 

 

だからスライダーズのライブを楽しんだというよりも、スライダーズライブが行われた空間を楽しんだ感じです。

ステージ、見ようと思えば見えたと思います。でも、人のアタマの隙間から覗くような感じだし、前の人が動けば自分も動かにゃならんし、もうええ! 飲もう!! ってことで、前線を離脱。

 

売店に行って、400円の缶チューハイをしり目に500円の角ハイを購入しました。

ステージからだれよりも遠い位置で背中を壁に預けて、ちびちびやります。

 

あー、HARRYの声、やべえなあ。ガサガサだなあ。

こんなの初めて聴くなあ。

リハで気合入っちゃってたからなあ。最後まで行けるんかなあ。

 

そういや俺も大昔、そのバンドの初めてのライブの直前に喉つぶしちゃったことがあった。薬局で葛根湯買ってお湯で溶いて飲んだなあ。でも一曲も歌いきれずにまた喉やられた。

 

うーむ。さすがプロだなあ。HARRY歌うなあ・・・。テクニシャンだなあ・・・。

こんなコンディションでも、・・・ってか、むしろこんなコンディションだからか、とても楽曲や歌詞に対する忠誠の思いを感じるなあ。

 

やべえなあ。ええなあ、スライダーズ。

かっこいいなあHARRY。

 

蘭丸のギターは、リハの時はよかったのに、本番でちょっとだけ引っ掛かるところがあったなあ。
心ここにあらずみたいな? 飽きてきたんかなあ。←こら

 

そういや、俺が初めてスライダーズが解散するんじゃねえかなって感じたのは、野音の蘭丸のギターだったんだ。

 

’99の A TUT,YAON 「やりたい時にやる野音」。

あれ以来なんだっけ? 野音でやるのって。

 

そのライブの終演後、当時のファン仲間20人くらいで居酒屋に行って、なんかわちゃっと飲んでて、今日のライブは俺はどうも良くなかった・・・って話したら、まわりから何言ってんだてめえアホカスボケみたいな扱い受けたんだ。

 

でも、そんな過去を乗り越えて、各々が円熟した大人になって、さらに渋みをまとって、今ここでやってるんだなあ。

感無量ですなあ。

 

と。分別くずかごの脇で飲んで、ゆでだこみたいに踊りながらいろんな思いが浮かんで消えてった。

一本飲み終わったところで、きましたよ、尿意。

 

 

でも、野音はトイレが非常にいい場所にあるのです。それに俺がいたのは後ろの広ーい空間なので、自分の場所を取られるとか、戻れなくなるとかそういうプレッシャーがない。とてもいい。

 

トイレに入ると、先客が2人。

小便器に向かって放尿しながら、ド背中にスライダーズの生演奏っすよ。

 

都市伝説ではないと思うんだが、ビートルズの来日公演で多くのギャルが、あまりの興奮におしっこ漏らしたという話しがあります。

僕はもっと合理的に、ちゃんと衣服や下半身を汚すことなく、最高に甘美で大好きなスライダーズのサウンド、生演奏を全身に浴びながら、合法的におしっこもらしてるわけですよ。

カーメレーオ~ン ジョジョージョジョー カーメレーオ~ン ジョジョージョジョー
もう、ヤヴァイ。これはヤヴァイ。今思い出してもド・ヤヴァイ。

 

むかし、さいとうたかをの「サバイバル」というマンガで、無人島に流れ着いた主人公サトルの、ぼっちで同じことの繰り返しの毎日。そんな環境で生きていく上での一番の楽しみが排泄であったという記述を読んだ。
なんだそりゃと思ったが、今の俺にはわかるぜたかを。おしっこ最高だな。

 

そんなことを思いながら、同じく隣で放尿している兄さんに、「最高っすね、スライダーズ生演奏で放尿」と声をかけて、お互いにうなづきあった。なにか、共犯者のような感覚を得る時間であった。

 

トイレから出て、もう一本同じ角ハイを購入した。

今度は上手側の最後尾。なんかとってもハイな連中が踊ってた。そこに混ぜてもらう。

カンパーイ。みんなお酒片手だった。公園や道端で宴会やってるグループみたいな感じになってた。

 

 

そのうちの一人の女の子が、俺にホラと言って、スマホ画面を見せてくれた。ドアップのHARRYのカオ。

友達が自宅で観ているWOWOW中継をテレビ電話で送ってくれているという。時代は変わったわ(笑)


おれは狡猾で老練な下心にまみれたファンなので、メンバーの名前に声を上げる際、長年の経験で、メンバーが反応してくれるタイミングを心得ていたりするのだが、この日はもう何でもよくて、曲中に隙あらば合いの手をかましていった。

 

とっても楽しくて、何度もデカい声でメンバーの名前を叫んだ。

そしたら、メンバーには届かなかったかもだが、周りの兄ちゃんたちから、いいすねえ~とか言ってもらって、ますますいい感じになった。

 

そのすぐわきで、スライダーズのスカジャンをつくったブランドの、新作のジャンパーのサンプルが吊るしてあったので見た。ステージやってるのにこのよゆうどうよ。

この場所で、スライダーズが生で演奏している中で、まるで気ままな金魚のようじゃねえか俺。
 

ジャンパー、本刺繍かっけえくてやばかった。フォントもいい。もしこれが別珍だったらいってたかもしれん。
やべーな大人グッズ。

 

本篇が終わって、元の位置に戻った。

なんかそれぞれ、見える場所に移動していってたのか、立ち見ブースの人数はすごく少なくなってた。

 

そのため、アンコールはしっかり見ることができた。

 

いつか見たかげろう、その夜の野音に、合ってたなあ。

ラストの「風の街に生まれ」は、どうにも僕にはまだちょっと、難しい曲の一つです。リフは好き。

 

JAMES,ZUZUが名残惜しそうにはけて、最後に公平さんとHARRYがうれしそうに肩組んでた。

とても気持ちのいいライブ。

 

やっぱ、いいなあ、外。

 

ライブが終わった後、友人と2人で、2000円ずつやろう! って誘って、またガチャしにいった。

僕はまたしてもノンリバースFB、そして黒TLCでした。

付き合わせた友人は、ノーマルSGJr.を2つ!(笑)

おお、それ、俺が昔使ってたギターなんだよー! と言ったら、あげるねって2個ともくれました(@@;

たぶんそこで粘って、誰かトレードしましょーとやれば、俺の欲しかった赤TLとダブりのなにかを交換してくれた人がいたかもしれないし、待ってるから行ってきなよーって言ってもらったんだけど、でもなんかそのとき、すごく気分がよくって、スライダーズライブの余韻が最高に気持ちよくて、他の人と交わうのはやめとこうかなって。

もしどなたか、赤TL(オモテ)をダブらせてる人がおられましたら、おれのノンリバースFBピンズと交換してください。ご連絡お待ちしとります☆

 

 

そそくさと会場を出ました。
そして大人の僕たち二人は、満開の野音のソメイヨシノを楽しんだ後、夜の銀座へと歩を進めるのでした。

 
<おしまい>

 

次回予告:
ざぎんでしーすーすとらとす