バットマンビギンズ | スライダーズおやじ

バットマンビギンズ

日曜日、家族で観にいってきました~! 面白かった!!
ストーリーもよくできていて、これまでの謎が綺麗に片付いた感じ。満足感があります。

あ、謎といっても、本筋とは関係のない、ちょっとマニアックな謎です。
例えば、こんなかんじ。

・ブルースはなぜ強いのか。
・ブルースはなぜコウモリのコスチュームを着ているのか。
・アルフレッドはどういう思いで支援しているのか。
・バットマンの武器はなぜ(一般に出回ってない)特別製なのか。
・バットモービルは誰が作ったのか。

設定やストーリーが破綻しないよう、ブルースの生い立ち、バットマンの誕生が明確化され、慎重に肉付けしていったのはいいのですが、ただ、ファンとしてはチョット残念な点も。

バットマンが今までのような『孤独でイカレタ、変わり者のヒーロー』というイメージから、一気に『親しみやすい普通の(?)ヒーロー』になってしまったように感じたのです。
設定は・・・まあ、いろいろなパターンがありますが、ウェイン社の社長とつながってるってのははじめてかも?(僕は映画版は今回で3/5作目なので、人間関係は詳しくないのだ)

こうしたアットホーム感ってのは、なんとなくスパイダーマン2の影響を受けてるような気がしました。
どうなんでしょう(笑)

あと、ストーリーが作り話っぽくないところもよかったです。
映画を観ていて、ふと「こんなアホな・・・笑」って我に返る瞬間? ツッコミ入れたくなる温度感ってあると思うのですが、このへんのストレスが無くて、すばらしかったです。

あと、「あれ? ここで終わりかよ?」といういやらしい引っ張り感もなかったです。
ただ最後の『カード』んとこは、映画版一作目と矛盾しちゃいますね。
まあ、それもまたよかったです。だいたい、ブルース自体、キャラが違いますし(笑)
いろいろリメイクしてほしい(笑)


僕は、何が一番よかったかってえと、もう、今作のバットモービル! これにつきます。
こいつを大画面で観られただけで、映画を観たかいがあったと感じました!!

バットモービル



バットモービル



今までの、全長12mもあるような、無駄にデカいスポーツカーのお化けのようなバットモービルと違い、今回のはなんと寸詰まりの戦車(装甲車)です。

賛否両論ありそうですが、僕のハートはメロメロになりました。
僕には機能美が一番大事なのだ。
いくら見た目がかっこよくても、いらない羽根飾りがついているのはダメ。
無駄にでかいのもダメ。

実車で言えば、テスタロッサのルーバーが嫌い、とか、ダミーのエアインテークがついているNSX-Rは嫌い、とか。そういう次元です。

今作のバットモービルは、その点パーフェクト!!
タイヤがでかいのに流面型、車高が低いのに走破性が高い・・・もう、この逆を突く発想が素敵です。

劇中、ときどきこの車の挙動やシルエットがカウンタックに見えました。

きっと、バットマンファンでミリタリーアイテム好き&カウンタック好きなHARRYも、気に入ったことでしょう! なんて、思いながら観てましたよ(笑)


そうそう、ブルースが女遊び?をするシーンがありますが、あのときに乗り付けた車は、多分?ランボルギーニ・ムルシエラゴというスーパーカーです。
ムルシエラゴとはイタリア語で『こうもり』という意味だそうですので、そのへんをひっかけたのかな? 小ネタに使ってやってください。

※・・・とかいいつつ、もしガヤルドだったらすみません。咄嗟の見分けがつかんのです。

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MEMO
観たのは品川プリンスシネマの5。
朝から気合入れて4時の指定券買いに行ったけど、入ってみたら席は半分しかうまってませんでした。
やはり穴場だ。