誰のジムニー? | スライダーズおやじ

誰のジムニー?

これまで、こまっしゃくれたムスメ@中1が携帯を欲しがっているという話しは前にも書きましたが、昨日はついにポヤポヤくんの長男までもが携帯のご所望表明? 我が家は瀬戸際です。

「おかあちゃん、僕はいつになったら携帯持たせてもらえるかな?」
「そういうことはおとうちゃんにききなさい」

「おとうちゃん、僕はいつになったらけ・・・」
「どうぞ。ホラ。」
アプリでUNOをやっていた僕は、長男に携帯を差し出す。

「そうじゃなくてさ。もういいや・・・」
「携帯なんてぜいたく品だよ。うちは今、マイカーで贅沢しはじめたとこだからさ」
「ふうん」

「ヤマ(長男の名前)は、家族の車より自分の携帯の方がいいわけ?」
「いや、そんなことはないよ。ただ訊いてみただけさ」
「そうか。それはよかった」

細君が口を挟む
「本当に車はお金がかかるね。うちにはぜいたく品だね。フウ」

あてつけである。
女はこういうことを考えもなしに言うので困る。
これではまるで僕が、家族の贅沢権をひとりじめしているようではないか。
せっかくの我が家のクルマが、立場を失くすじゃないか。

いや、実際、そうなのか?


・・・しかし、話しは思いっきり逸れるが、うちの末っ子は偉いヤツなのだ。

彼はいつも「僕たちのクルマ」という。きちんとコダワリを持っている。
一度間違えて「おとうちゃんの・・・あ、僕たちのクルマ」と言い直したことがあったほどだ。

僕もジムニーを言うときは、「うちのくるま(うちのジムニー)」、「わがやのくるま(わがやのジムニー)」である。けっして「僕のジムニー」、「俺のマシン」などとは言わない。


そんな末っ子の話しをほかの者にしたら、
「マー(末っ子)ってえらいんだね。ジムニーはおとうちゃんのジムニーだよねえ」
「おとうちゃんのものってかんじだよ」
「普通にそうだよねえ」

確かに新潟時代、僕の車は「俺の○○」だった。でも、それは細君にも車があったし、両親にも弟や妹たちにも、ひとり一台づつあったからだ。

なので、自分の車は、誰に相談するでもなく、自分の好きなように弄れた。
全塗装の色も、別に相談などしなかったし、足回りのセッティングだって、自分の目的に合わせたものだった。
また、クルマも複数台持っていたし、使用目的によって替えることもでした。

今は家族全員で乗ったときの荷重を前提に、セッティングをつめている。
これは、このクルマが家族の唯一のクルマだからだ。
やはり僕としては、自分のクルマという感じではなく、家族みんなのクルマなんですが。


どうも細君は、僕のこの言い方は『クルマにお金をつぎ込むための免罪符』として弄しているものと勘違いしているらしい。

違うんだよ。ほんと、まったく?