
前の更新の続きです。
3/20久留米市開催のマラソン大会に参加してきました。
本来、走るという動作は単純な動きの繰り返しでドラマチックな展開なんてそうそうないものですが、雨のなかのレースというのが初めてだったもので、いろいろ感じてしまう事があり、ここまで引っ張ってしまう結果に至ってしまいました。長くなって本当に申し訳ありません。
では、スタートから8㎞地点まで走ったとこまでの続きです。
【8㎞地点~ハーフ折り返し】
前方に空手着を着た男性を発見! 全身雨で濡れているはずなので物凄い重量を背負って走っていることだろう。
体にまとわりつく気持ちの悪さも相当なものだと思われる。
これが終わるとはやくお風呂に入って欲しいと願うばかりだ。
なかなかスピードの落ちない空手着をかわして折り返しへ
ゴールを目指して残り半分を走る。その後も空手着は持ち前の根性で食らいついて僕の真後ろで空手着が擦れる重い音を響かせる。
嫌な音が聴覚に届いて疲れた体とメンタル面で物凄いダメージだ。

恐るべし空手魂!
【一気にハショって残り1,5㎞地点】
聴覚に悪い道着がすれる重い音も、いつの間にか遠のいていよいよゴールへの希望が見えてきた。
ペース的に2時間がきれそうなメドもついたので情けない事に歩きだしてしまった。
ずっと我慢していたのだが“人間の弱い部分”がついに炸裂してしまった。
そうなってしまったらもう止まらない。体力回復したら再び走り出すつもりでいたのに、走ったり歩いたりを繰り返し、次第に歩きの割合が増えてくる。
完全に心が折れてしまっている。
毎度陥ってしまう悪いパターン。ダラダラ歩いているうちにスタートから2時間過ぎてしまった。ダメダメだ…。
ハァ~(心の溜め息)、そうこうしている間に前方に白い影が飛び込んだ。
なんと空手着だ!
いつの間に近づいていたとは…。
もう、追いかける気力もない。
空手着は聴覚に響く嫌な音を響かせて、僕の手の届かない遠くの方へ もくもくと走り去っていってしまった。

恐るべし空手魂!
【そしてゴールへ】
スタート時は軽く飛び越していた水溜まりも、体が重くてピシャッと踏んでしまう始末。もう水溜まりも、どうでもよくなってきた。
体はボロボロだ。はやく楽になりたい。
その思いだけで、無心に走ったり、歩いたりを繰り返して前へ進んでいると、ようやくスタート時に拡がっていた光景が目の前に近づいてきた。
そんな時でも残酷に僕の事を抜き去ろうとするランナーが後方から近づいてくる。
何故だろうか? 疲れているはずなのに訳のわからないパワーがみなぎってきた。
僕の事を抜き去ろうとするランナーの心を、一気に折ってやろうと僕の“人間の汚い部分”が炸裂してしまった。
最後の余力を振り絞って全力ダッシュだ!
そしたらなんと…
心が折れるどころか相手もムキになって食らいついてきた。
ゴール手前でムキになって走っている成人男性が二人。
その様子はまるで短距離走のよう。 沿道の人達も軽くザワつき始めている。
大人げない二人の下らない意地の張り合いは続き!
そして
僕は
…。
見事に抜かれてしまいました。

ガビ~~~~~ン!

野良犬魂は思っていたよりもショボかった…。
【スタートから2:04:53】
自分から仕掛けた“かけっこ”に見事に破れて格好悪い感じを残したまま、ついにゴールを迎えました。
おかげで息は乱れまくってその呼吸法は

ウォッ! ウォッ! 入場時のブルーザー・ブロディーのようです。
まわりの人達も完全に惹いています。
息が整って落ち着いたところで、友達の待っている車へ戻ってみる。
しかし、車の中は誰もいない。おそらく会場の近くにある“夢タウン”というデパートで時間を潰しているはずだと想像はつくのですが、携帯は車の中、とうぜん鍵はしまっています。
とりあえず、友達を探さない事には帰れないが、約2時間も雨風にさらされながら走り続けて体はボロボロに疲れています。
少々恥ずかしいですが、なりふり構ってられません。
リバー 34歳。生まれて始めて、“夢タウン”で迷子の館内放送なるものをかけてもらいました。
(あれって頼めば子供以外でもしてくれるもんなんですね。)
おわり。 最後まで読んでくれてありがとう(^o^)v