案里氏が辞職願、永田町の古参が描いていた「シナリオ」
【東京ウオッチ】秘書ひしょ話
「いつまで居座らせるつもりなんだ」 九州選出の自民党議員秘書がひとりごちた。2019年参院選広島選挙区を巡る買収事件で1月21日、有罪判決を言い渡された河井案里参院議員(自民党を離党)のことだ。 歳費と文書通信交通滞在費で毎月203万5200円、6月と12月には各310万円超の期末手当-。昨年6月の逮捕から7カ月で得た議員報酬は、計2000万円を超える。一度も本会議や委員会の場に姿を見せていないにもかかわらず。 ちなみに昨年10月、案里氏が保釈された際に支払った保証金は1200万円。「十分、お釣りが来てるはずなのに」。議員辞職せず、さらなる法廷闘争も視野に入れる案里氏に、この古参秘書は眉をひそめる。なおも、国民の血税をむさぼるつもりなのかと。 気掛かりなのは、党内に案里氏の辞職を促す声が乏しいことだ。離党前、案里氏は二階俊博幹事長率いる二階派に属し、買収事件の原資となったとされる1億5000万円も党本部から案里氏側に選挙資金として送金されていた。二階氏ににらまれるのを恐れて党所属の国会議員たちが口をつぐんでいるのだとしたら、今の政権与党に自浄作用など望むべくもない…。 と、ここまでは表向きの批評。永田町の古株が目を向けるのは、その先だ。 政治とカネの問題や世論の受けが芳しくない新型コロナ対応を抱えたまま、菅義偉政権は4月25日に衆参の補欠選挙を迎える。自民は、元農相が汚職事件の在宅起訴前に辞職して空席となった衆院北海道2区の候補者擁立を早々に断念。野党現職の死去に伴う参院長野選挙区も、形勢有利とはいかぬ。 「案里氏に辞めてもらってだな、自民の強固な支持基盤がある参院広島選挙区も補選に組み込むとする。それでもし『0勝2敗』を『1勝2敗』にできたら、印象もだいぶ違うだろ?」 職責を果たすことなく歳費などを受け取り続ける案里氏に引導を渡す演出をして世論のルサンチマン(怨恨=えんこん)を鎮め、反転攻勢を妨げる補選の敗北感も和らげる-。くだんの秘書は、本気とも冗談ともつかないシナリオをささやくのだ。 公職選挙法の規定により、3月15日までに一定の欠員が出た選挙区は「4・25」補選に統合される。つまり焦点は、案里氏が判決を受け入れて失職するのか、あるいは控訴するのか。 生き馬の目を抜く政界をしたたかに遊泳してきた秘書たちは、時に主人をしのぐ“千里眼”を起動する。果たして、その見立ての結末やいかに。控訴期限は2月4日。(河合仁志)
Yahooニュースより出典
議員辞職相当ではないのか。
市民感覚とあまりにも違う奉職意識。
あまりにも悪筋姿勢判断。
納税の義務貫徹している有権者に示しつくのでしょうか。
