思索 | 晴れわたる青空の下で

晴れわたる青空の下で

人類の歴史は、「侮辱された人間が勝利する日」を、しんぼう強く待っている。インドの詩人タゴール

大事な一点は、こうあらなければならないという他人から与えられたモノサシをはずすことにある。私はあまりにも多くのモノサシを自分にあてがいいつの間にか、自分と向き合うことをないがしろにしていたようだ。第三者からの助言というのは、時として、自分がまったく思いもしなかったことを聞かせ、はっとさせる。私は自分に向き合うという努力を怠っていた。自分と向き合うとは、どういうことだろう?
―――――――――――――――

アメリカのハーディング博士が大切にしているエピソードがある。
それはある研究発表で博士が発表を行った時のことだった。
その会議にはローズマリー夫人も一緒に参加しておられた。そして終了後アドバイスしてくれたという。
ローズマリー夫人は、まず、博士の発表の際のスピーチを称えた。

「あなたが状況分析を得意としているのは、あなた自身がよくしっているわね。それらの人々に対して、今、さらに何をすべきか、何がうまくできていないかを指摘することも得意ね」

と。その上で夫人は「だけれども」と続けられたのである。

「人々が何よりも必要としているのは励ましよ。もっと状況がよくなるように、人々を激励してあげることが大切だと思うの。そしてビンセント、あなたは、それを上手にできる人よ」

夫人のこの直言に博士は目を覚ました。
博士は「励まし」を通して、一人一人が持っている自らの偉大な力に気づかせていくことこそが、わが使命であると定めた。そして、夫人が亡くなられた後も、あらゆる場所で、あらゆる方法を工夫しながら、人々を励ますことに、全力を尽くしてこられたのである。(聖教新聞10.04.22)

――――――――――――――


前回の書き込みで獄卒のような人物を登場させ自身の思索としたが、この獄卒にも、励ましが足りない(笑)