十二種の月―Ⅰ | 晴れわたる青空の下で

晴れわたる青空の下で

人類の歴史は、「侮辱された人間が勝利する日」を、しんぼう強く待っている。インドの詩人タゴール

魏軍の營も音絶て



夜は静かなり 五丈原



たゝずと思ふ今のまも



丹心國を忘られず



病を扶け身を起し



臥帳掲げて 立ちいづる



夜半の正空 雲もなし




星落秋風五丈原

土井晩翠