そして、いじめられている人は、「親に申しわけない」とか思わなくていいんだよ。
「親を困らせたくない」。その気持ちは尊い。ひどい目にあって、なおかつ親を思いやっているんだから、すごい人だと思います。立派です。
だけど、ピンチのときには「親に迷惑をかけていい」んです。
人間は「人に迷惑をかけないで生きていく」ことはできないんです。できると思っている人は、自分がそう思い込んでいるだけです。自分が大勢の人に支えてもらってきたことを忘れているんです。
お年寄りや、おなかに赤ちゃんがいる女性が、重い荷物で困っていたら、あなたは助けてあげるでしょう? 荷物を持ってあげることを「迷惑をかけられた」なんて思わないでしょう? 「ありがとう」と言われたら、うれしいでしょう?
人は、助けたり、助けられたりして生きていく。それが正しいんです。そうすれば、助けた人も、助けられた人も、うれしい。
だから、荷物が重すぎるときは、いっしょに持ってもらいなさい。「人を助ける喜び」を、まわりに与えてあげなさい! 一人で、荷物の前に座り込んでいなくていいんだ。そして、将来、重い荷物を持っている人がいたら、張り切って、助けてあげればいい。
いじめられたあなたは、「あなたが親を困らせている」んじゃない。困らせているとしたら、いじめた人間です。
あなたは被害者です。何も悪くないん だから、大いばりで助けてもらいなさい。