―8種の旋律―Ⅵ―68年後の冷たい朝に。 | 晴れわたる青空の下で

晴れわたる青空の下で

人類の歴史は、「侮辱された人間が勝利する日」を、しんぼう強く待っている。インドの詩人タゴール

広大な人間の心のなかで

まだ語られぬことばの束が

ときどき 表現しがたい感情とともに彷徨いでる

天空の星雲のように。

それが わたしの心の限界に

不意に 突きあたって 破れると、

形をなして 凝縮し、

わたしの創造の世界の軌道を旋回する。



1940年12月5日 朝



タゴール死生の詩
森本達雄編訳
人間と歴史社