真夏への登り道
新人証券マンの7月
ボーナスは飲み屋のツケの精算で財布は底をつく事となった。
新入社員は本社で3日間の研修
その後、各部署に戻り各課に配属となる。
研修を終えて
私は地方支店の営業1課に配属された。
研修担当者の手を離れて
営業1課 課長の直属の部下となった。
ここからが証券マンとしての本番となる。
自身で開拓した顧客の他に
店頭(CL課)の顧客も割り当てられた。
店頭(CL課)の顧客は投資信託(貯蓄)以外の顧客で
株式取引きメインの顧客になる。
私の顧客台帳は膨れあがった。
担当は1,000件を超えた。
そして私の推奨銘柄はことごとく当たった。
しかし
課に配属されるという事は
自身の推奨銘柄だけを顧客に勧められるのではなく
会社の推奨銘柄も勧めなくてはならない。
ノルマも発生する。
大手証券マンとは言っても所詮、サラリーマンである。
会社の指示には従わなくてはならない。
この頃
日経平均株価と土地は上昇を続けると誰しもが思っていた。



