忘れられないディオの言葉…
「人間は何のために生きるのか考えたことがあるかね?
『人間は誰でも不安や恐怖を克服して安心を得るために生きる』
名声を手に入れたり 人を支配したり 金儲けをするのも安心するためだ
結婚をしたり 友人を作ったりするのも安心するためだ
人のために役立つだとか 愛と平和のためにだとか
すべて自分を安心させるためだ
安心を求めることこそ人間の目的だ」
ディオは、自分に仕えれば永遠の安心感を与えてやるとポルナレフに説きます。
確かに、ディオの言う通り人生とは、不安や恐怖でいっぱいです。
みんな不安や恐怖から逃れ、安心を得たいと望んでいるはずです。
ですからあながち間違ったことは言ってない。
では、どうやって不安や恐怖を乗り越えていくのか?
ディオの言うような安心克服法は、強者に生涯仕えるので、安心どころか不安と恐怖が数万倍になりますからブブーです。
ではどうすればいいのか。
不安や恐怖の正体って、いったいなんでしょう?
それは…
マイナスの予感…
「失敗したらどうしよう」
「怒られたらどうしよう」
「笑われたらどうしよう」
「断られたらどうしよう」
「嫌われたらどうしよう」
つまり、まだ来ていない未来に対して、マイナスの結果を想像して不安や恐怖を感じているわけです。
ではそのマイナスの感情はどこから来るのか???
それは、マイナスの経験値を元にして想像を巡らせているわけです。
前にもこんなことがあった…
前にもこういう時、恥をかいた…
前にも断られた…
だから今回もうまくいかないかもしれない!いやうまくいかないに違いない!
頭の中が、マイナスのデータをいっぱい呼び起こして、悪いことしか考えれないようにしてるわけです。
じゃ、どうしたらいいんでしょうか。
手順を言います。
まず、「じゃ、どうなったらいいか?どういう結果だったらうれしいの?」って、自分に聞いてみてください。
答えが浮かんだら紙に書いてみてください。
思いつく限り、できるだけたくさん書いてみてください。
間違わずにうまく喋れた…らうれしい。
拍手をいっぱいもらった…らうれしい。
〇〇さんも喜んでくれた…らうれしい。
上司に褒められた…らうれしい。
…
ほらほら、マイナスで埋め尽くされた頭の中にプラスが浸透してきました。
条件なんてどうでもいいんです。
とにかく「どうなったらうれしいか」をいっぱい書き出す。絞り出す。
マイナスの想像とプラスの想像が同じぐらいになってきたら、不安や恐怖はゼロになります。プラスが上回ったら、「やりたくて仕方ない」に変わります。
要はどっちも非現実の想像(期待)でしかないんですよ。