新作短編小説『みんなで書いた小説』を公開しました。

放課後の教室で、4人の高校生が始めた「リレー小説」。

一人一章ずつ、怖い物語を書いていく――。
最初は、ただの暇つぶしのはずでした。

ところが、ノートに書いたはずの出来事が、少しずつ現実で起こり始めます。

片方だけ黒くなる上履き。
存在しないはずの白い封筒。
使われていない焼却炉から見つかった紙。
そして、誰も書いていないはずの一文。

『終わっていない』

物語を書いているのは、本当に4人だけなのか。

そして最後に翼が書いた、

「女は、ただそこに立っているだけだった」

という一文が、思いもよらない形で現実になります。

何もしない。
何も言わない。
近づいてもこない。

ただ――そこにいる。

「いなくなる」とは、どこにも書かなかった。

日常の中に少しずつ異常が入り込み、書かれた物語と現実の境界が崩れていく怪奇短編です。

小説『みんなで書いた小説』
著者 長谷川誠

じわじわと迫ってくる不気味さを、最後まで楽しんでいただければ嬉しいです。

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