こんにちは。


休日出勤の仕事が終わり、めんどりは家に戻って来て、玄関に飾っていた鏡餅を食べました。


小正月の行事の準備で、鏡開き忘れてた。


明日は平日休みが貰えたので、出かけます。


さて、今日のタイトルは、ここ数日ブログに出ている若くして亡くなられた美しい女医さんについて、めんどりが感じたこと。


先生のブログは、末っ子のお嬢さん誕生の頃から見ていたので、先生が希少がんに罹る前の頃ですね。


先生のすごいところは、医師でありながら4人の子どものお母さんということだけではなく。


国立の高校から推薦で国立の医大に入っているところで、一騎当千の頭脳の持ち主であることがわかることです。


めんどりが尊敬するのはこの経歴。


国立の高校なんて、低く見ても100人中3番目ぐらいの学力…偏差値70越えは当たり前で、ガチで頭良くなきゃ普通は入れないし、しかも国立の医大の推薦取るとなると、学校の評定もトップクラスで、共通テストで旧帝大レベルの成績とらなきゃ…って…常人じゃ考えられない頭の良さじゃなきゃ無理だし。


…偏差値70超えの中の偏差値70越えって、1000人に1人以下だぞ。


お医者さんというと、幼稚園から私立行って、中高一貫の難関私立に行ってお家が建つほどの私立医大…というケースも多いので、本人の実力以上に、親ガチャでスーパーレアを引かなきゃならないところもあるけど。


親族や周りに医者はいないのに、本人の力で国立の医大。


先生の場合は、誰がどう見ても10代の時点で能力がスーパーレアだったわけだ。


加えてあの見た目なので、普通に女神様ですわ。


身長170cmぐらいだそうだから、モデルもありだ。


ただ、万人に一人の存在であるが故に、神に魅入られてしまったのでしょうか…


女神様のブログが、がん患者の闘病ブログになってしまった時、言葉を失いました。


…お嬢さん産んでそんなに経ってなかったのに。


がん患者のブログは今では珍しくないし、がん患者自身が発信することで、一応16年前に早期乳がんの診断をもらっているめんどりも、参考にできる情報を得られることがあります。


…もう16年になるんですよ。しぶといでしょ。


めんどりは佳人でも美人でもないから薄命にあらずで、かつ凡人であるが故に、こうやって戯れ言を書けるわけですが、がん患者のブログを見ていて悲しくなるのは、本人以外の更新が発生すること。


本人の更新が途絶えて、大体2週間ぐらいで…というパターンが多いかな。


前に、大腸がん患者の中学の美術の先生のブログ見てた時に、奥さんのご報告コメントが急に出たことがあって、うそ、3日前までコメント返してくれたじゃん…と、泣いたことがあったけど…


確かこの方は亡くなる2週間ぐらい前まで、歩いて出かけていたな。あと、亡くなる1ヶ月前ぐらい前に、定食屋で丼物食べたと書いてあったから、かなりぎりぎりまで普通に近い生活を送っているようだった。


がん宣告されたあとの生活の質、というのは余命の長短を問わず、闘病するうえで大事だなと思います。


めんどりは乳がんの宣告をされた時に、普通の生活が送れなくなる…と悲観したのを覚えていて。


…その後どうやって家に帰ったか、全く覚えてなくて、部分的に記憶の乖離が発生しちゃったんだな。


同じ頃にめんどりにとってすごく腹が立つことがあって、これもめんどりの精神を揺さぶったから、がん宣告の後の記憶に影響してるな。


とりあえず1年はボロボロで、身の回りに気を遣うことは考えられなかった。


ステージ1の早期乳がんでこの有り様だったから、ステージ3以降の宣告だったらどんなことになっていたか。


…先生ががん宣告されて化学療法控えた時に、眉が抜けるから、眉のアートメイク…というところで、めんどりはそこ?と突っ込みたくなりましたが、今はさすが美容外科医と思うところです。


がんで痩せた頬を膨らませるために、ヒアルロン酸を入れた…というのもまたすごい発想と思いましたが。


ただ、痩せた頬を膨らませる、という話はだいぶ前に聞いたことがあって、イエロー・キャブのアイドルで享年23でスキルス性胃がんで亡くなった堀江しのぶさんに、病名を悟られないように顔だけ太らせる注射を…というのがあったから、美容外科の技術もこういう使い方があるんだな…と改めて思いました。


堀江しのぶさんにした注射がヒアルロン酸かはわかりませんが、化学療法で出るムーンフェイスとは違ったし、そもそも診断時に6リットル近い大量の腹水があって、末期に近かった堀江さんに化学療法はしなかったから、30年以上前にもそういうことはあったわけで。


先生の最後の方のブログ更新を見た時に、手足の細さにめんどりは着目してましたが、夏の終わりから秋にかけての、まだ出かけられた頃でもかなり細かったから、食べられなくなってきてる…と感じました。


10月頃から痛みが出てきて…もまずいと思ったけど、11月あたりで歩けなくなって車椅子…のあたりで、めんどりは泣きそうになりました。


自力歩行できなくなると、一気に終末期になっちゃうことが多いから。


歩けなくなって…から、一気に生活が変わっちゃう人が多かったんだ。めんどりが実際に接したがん患者の皆さんは。


先生のブログを改めて拝見しても、実際、11月の最初は痛い痛い言いながらも、他のお医者さんとお酒の席に行けたのに。

11月の最後の方じゃ、弱音を吐かなかった先生が、できることがどんどんできなくなった…と書いていて、リアルタイムでブログ見ていた時に、考えたくないけど、桜の木の下で春を迎えるのは厳しいのかな…と、思いました。


二年前の春のブログで、先生が白い服着て、桜を見上げてる写真があるんだけど、めんどりそれが大好きで。


せめて今年の桜を見てほしいなと、願ったんです。


正月になっても更新されないブログに、めんどりは、せめて今年の桜の季節まで…と願ったけど、松の内が過ぎてすぐに、みんなが見たくなかったご報告の文字…


余命1年が4年、というから、長く持ったほうかもしれませんが、類まれなる才能の先生があれだけ手をつくして4年…と、思う人が大多数だと思います。


同時に、ステージ4のがん患者が、亡くなる2ヶ月前まで外出して、1ヶ月前まで働き…という変化をブログを通して眺めることができ、最後のブログのお顔も、大半の方が言う様に、がん患者とは思えないほど美しい…


加工アプリがあろうが、整形があろうがなかろうが、美容外科医として身も心も美しいまま去ったのは、見事としか言いようがなかったです。


医師である以上に、がん患者としての生き様をブログで見せ、美しすぎる人生を送った先生。


子どもたちを遺すのは、それこそ断腸の思いだったでしょうし、末期の痛みも相当大変だったと思います。


今は痛みのない世界でどうしているのでしょうか。


先生は子どもたちを心配してると思いますが…めんどりとしては、二三日ぐらいはゆっくりと光り輝く陽の下の、桜の木の下で桜の花を見上げていてほしいです。


2年前の春の桜の木の下で、白い服着て桜を見上げてる美しい先生のままで。



ご冥福をお祈りします。


合掌。