こんばんは。
土曜日にめんどりは、新幹線の日帰り旅行をしてきました。
めんどりの行き先は、2021年の4月の終わりに行った地域なんだけど。
この時は高僧の講義を聞きに行ったんだけど、今回は別の理由で訪れました。
予約が取れない整体。
…整体というより気功でしょうね。
7、8年前にとある学者さんが紹介してから、予約が取れない整体と言われてましたが。
めんどりは先月、一か八か直接交渉したら。
あっさり取れた(笑)
一時期の激混みからは、だいぶ落ち着いた様です。
ただし、一ヶ月待ちでしたね。
…ネットの情報はほとんどありませんが、整体の先生の名前と電話番号は見つけられます。
ちなみにこの整体。
ホームページはありません。
電話予約か、紹介かのいずれか。
外観及び店内も撮影禁止なため、どんな場所か手がかりはなく、めんどりは住所と店名を頼りにスマホのナビ片手にそこを目指します。
スマホのナビには、普通の小洒落た民家が写ってましたが、一応店の看板は出ています。
だから迷うことなく予約時間の10分前に到着するも、めんどりは入っていいものか躊躇します。
この日は晴れているのに、なぜか雪が舞っていて。
雪を肩に乗せながら躊躇してると、いきなり扉が開き。
めんどりの前の予約の方が、家族に支えられながら出てきました。
…自力で立てないような人を、連れてくるほどの場所か。
めんどりは意を決し、インターホンで来店を告げると、入って下さいとのこと。
扉を開けると、きれいなソファの待合室でした。
受付の人に、問診票を渡され、色々記入しますが。
程なく、施術を行う部屋に通されました。
めんどりが失礼しますと入った中には、施術ベットが3つ並び、めんどりは左端に寝るように言われます。
めんどりのお目当ての整体師さんは、何やら電話中。
…遠隔治療ができるそうだ。
これはいよいよ面白い展開だと、めんどりは内心ワクワクしながら、左端の施術台に寝転びます。
電話が終わるなり、お目当ての整体師さんがめんどりのもとにやって来ますが、めんどりはいきなり助手に足首を押さえられます。
あれ?
ゆるい拘束。
整体師さん、めんどりの氣の流れを見てるようですが、めんどりはかなりの悪い氣…瘴気を背負ってるようで。
…私は霊はよくわかんないけど、かなり強いの背負ってるわねえ。ゲホゲホゲホゲホ…
いきなり咳き込み始めてしまいました。
霊能者が見たら、かなりのものを背負ってるっていわれちゃうと思う…と言う整体師さんに、めんどりは
霊媒体質とか、貰っちゃうタイプだと言われます…
めんどりの笑えない特技に、中古車販売店で、事故車当てができるというのがありますが。
視えても感じても祓えない。
…だからそっち系で商売するには厳しい。
それに視えるったって、そこにいるかいないかの○×クイズレベルだし。
ただ、本当に視える人のアンテナにはめんどりは引っかかるようで、知り合いになっちゃったパターンは何度かありましたな。
学校系でもたまにいます。
…そもそもちょっと昔は、学校の先生にお寺系や神社系が多かったし、めんどりの中学の担任なんかガチ神主だし。
大学受験時に社家崩れ一族のめんどりは國學院受験を考えたけど、神職女子は茨の道と言われ、結局真逆の超左巻きな学校に行ったのは、ブログでよく書いている通りで。
…古墳やら首塚の遺跡系の管理が、教育委員会と書いてあることが多いことを考えたら、めんどりみたいなのがいてもおかしくないわけだ。
めんどり、学校系勤務でも教育委員会の詳細はさすがにわかりませんが、歴史編纂室とかがある所は、市内の遺跡系の担当者がいるし。
…そもそもめんどりは小学校に加えて中高の地歴公民やら社会の教員免許持ちだし、歴史の先生系で集まれば、今の時代でも一人二人は、特級呪物対応要員の先生に遭遇しちゃうわけですよ。
…めんどりの名字が、またわかりやすいんだよな。
高校の歴史の先生に言われたけど、山川出版社の教科書ガイド見ると、めんどりのルーツ丸わかりなんだわ。
…歴史的にも訳あり一族で、中途半端な霊感持ちめんどりが、大きな墓場に隣接した職場で、大勢の人を相手にしてるんですから、そりゃあ視える人が見たらかなりあかん状態でしょう。
前に、飴にアリが群がってる状態と、めんどりのことを例えた方がいました。
死霊も生霊も背負っちゃう環境で、めんどりは仕事しています。
ぶっちゃけ生きてる人間のほうが、今は怖い。
特に今年度は…やれやれ。
話を元に戻して。
霊感云々にかかわらず、整体師さん曰く、めんどりはどうやら氣の流れが悪いというか、邪魔をする瘴気があるそうですが。
あなた重いから他に客がいなくて良かったと、整体師さんは仰るわけです。
…寝かされためんどりが助手に瘴気を抜かれてる間、整体師さんはまた電話を取り次いでいて。
…この状態で、よく施術できるなと、施術台の上でめんどりは思うわけですが。
こんなにひっきりなしに電話が来てる中、めんどりはよく予約取れたなと。
…どうやら予約の交渉電話の時点で、めんどりは重いと判断されていたみたい。
それがわかったのは、まな板の鯉ならぬ施術台のめんどりの前での、整体師さんと助手さんの会話。
めんどりが予約の交渉電話してる時、受けた側の手が一気に冷たくなったそうで。
実際、めんどりに触れる整体師さんや助手の手が、めんどりにわかるほど、一気に冷えていったんだ。
電話でこれじゃ、本体は…ということで、めんどりの来店時間にはなるべく他の人がこないようにしたそうだけど、めんどりが予想通り重かったので、めんどりに集中できるようにしたそうだ。
ただ、電話の遠隔治療ができるということは、それだけ頼る人もいるわけで…
しかもそれが、土曜日なら尚更で。
受付から、もう一人の助手と思しき方がやって来て、〇〇さん、近くに来たから寄りたいって…と、めんどりに施術中の整体師さんに言うわけです。
整体師さん、この人も猛烈なのに、〇〇さん来ちゃうわけ…と、青ざめます。
…すいません、猛烈に色々背負ってて。
〇〇さんは常連の様で、予約が困難と言われしこの整体院によく来る様ですが、めんどり同様背負いやすい人みたい。
さて。
瘴気も霊も貰っちゃうめんどりが、一ヶ月待って行ってみた整体院。
取材拒否に撮影禁止な場所ですので、めんどりも詳しく書くわけにはいきませんが。
もう少し書けるとすれば、お目当ての整体師さんが高齢であるということ。
めんどりがここの存在を知った時点で7、8年前ですがこの時点で早く行かなきゃ…と思う程ですから、今はねえ…としか言えないわけで。
整体師さんには、40代になるかならないかの助手と受付の女性スタッフがそれぞれいますが、助手はガチで整体の免許持ってる感じで、この方も何か霊感あるな、と直感で感じました。
たぶん、整体師さんの後継の修行してると思います。
施術台のめんどりを前に、助手がめんどりの瘴気抜きをして、大元の整体師さんは、受話器片手に遠隔治療をしつつ、めんどりを診る助手に指示を出し…という感じで、たまにめんどりを触り、まだ抜けてない…と言っては受話器に戻りで。
整体師さんの治療スタイルは、めんどりの体の中を氣でスキャニングして、瘴気の酷い所に氣を流す…というスタイルの様です。
その後、助手が足を引っ張ったりほぐしたりと、基本の整体をやって終了ですが、めんどりが助手にほぐしてもらっていると、先程の電話の主が、受付の方と一緒にやって来ました。
…あかん、この人入院レベルの重い人だ。
めんどりの様に、施術台に寝かされますが、感染る病気はなさそうでも、明らかに慢性疾患とわかる人でした。
めんどりはちょうど1時間、この整体院にいましたが、めんどりが整体師さんと助手にVIP待遇されたのは10分ぐらいで、残り50分ぐらいは助手にがっつり整体をされました。
その10分で、整体師さんは、めんどりを覆う癪気が、人間関係のトラブルから来るもので、一つは20年位前、2つ目は12年ぐらい前、3つ目はこの1年以内で…と、言い始めるんですな。
…瘴気って生霊かい?
整体師さんは、氣を流しながらめんどりを触りますが、ず~っとごめんなさいごめんなさい、あなたの幸せを見つけて下さい、と言ってたんですよ。
ホ・オポノポノとか、ゲシュタルトの祈りみたいだな。
整体師さん曰く、めんどりはかなり念が強いので、喧嘩して恨みあった場合、九割五分はめんどりがねじ伏せてしまうらしいですが。
それでも取り憑いてる瘴気は、かなりのものらしく、普通なら動けなくなるそうだ。
瘴気の相手の正体がわかったら、たぶんあなたは徹底的にねじ伏せるだろうけど、最近憑いたのは、あなたより強い念を持つ人かも…
誰だそりゃ。
それこそ特級呪物対応要員じゃないか。
整体師さんに肩を触られた瞬間、十数秒程、酷い咳に襲われためんどりでしたが、膝から下が軽くなったんです。いきなり。
めんどりが施術台に乗ってから、助手がなぜかめんどりの足を押さえてたんですが、足に悪い氣が溜まっててそれを抜いたようで。
何とも理屈では説明できないことだらけの、予約が取れない整体ですが、めんどりが横を向くと、いつの間に小学生男子が隣の施術台に寝転んでまして。
老若男女が入れ違いに入ってきては、助手や整体師さんに施術を受けてるようでした。
場の雰囲気は悪くない、というかむしろ良い雰囲気でしたね。
氣を重視するだけのことはあって、居心地の良い場所でした。
施術が終わり、めんどりは挨拶をして、受付でお金を払いますが。
遠隔治療用の電話番号が書かれた紙をいただきました。
めんどりがここに来るには、新幹線も含めると4時間弱かかりますが。
遠隔治療よりも、もう一度来てみたいなと思う場所でした。
なので、もう一度予約をして…
八重桜が咲く頃に、この整体院を訪れようとおもいます。