こんばんは。


今日もめんどりは、朝から東京に向かいました。


昨日は銀座に新橋、東京駅でしたが、今日は新宿に。


藤沢駅から、小田急ロマンスカーに乗って、新宿に向かった先は病院。




めんどりは去年の夏あたりから、背中に異変を感じていて。

ただのニキビではなく、粉瘤と気づいたのはそのあたり。

粉瘤とは皮下腫瘍の一種だけど、特に気にならなければ放っておくという一方で、酷くなると炎症を起こし、手術で取らなければならないそうで。

勝手にできるオデキも嫌ですが、それ以上に問題なのは、粉瘤手術の技術が、お医者さんによってかなり差があるそうで。

めんどりは2年前に、うっかりグロ画像で、粉瘤手術の動画を見てしまいましたが、これがかなり痛そうやらヤバそうやらで、こんなのできてほしくない、と思ってましたが。

そんな中で、やたら粉瘤の手術が上手い医者の動画があがり始め。

YouTubeから銀の盾をもらい、粉瘤王子の異名で呼ばれるようになりました。

粉瘤王子は顔出ししたら実際イケメンなので、めんどりは天は二物以上与えちゃうんだな、と動画を見ながら思いましたが。

…その一年後に、めんどりの背中に粉瘤ができてしまうとは…

どうせ手術するなら、一か八か粉瘤王子の病院狙ってみよう。

粉瘤王子は大阪のお医者さんですが、東京に昨年進出して、週一回東京にいらっしゃるとのことで。

めんどりは冬休みのうちに、炎症を起こす前に粉瘤を取ってしまおうと決めました。

めんどりは、粉瘤王子が来る日を調べ、予約を入れようとしますが、空いてたのは今日だけ。

もちろん予約を入れ、2週間待ったわけですが、その間にめんどりの粉瘤にまさかの異変が。

…ヤバい、炎症起こしたかも。

2、3日前からなんかチクチク痛み始め、触ると何か変な臭いがして。

…早く病院行きたい(泣)

待ちに待った今日、めんどりはロマンスカーに乗って新宿に向かいましたが、降りるなり道に迷い、病院に着いたのは予約時間の5分前。

開院が10時で、予約も10時だから、めんどりはちょっと待ち、体温を測った後に、受付で問診票を書きます。

ここの病院は、コロナ禍もあって原則付き添い禁止なんだけど。

…ぶっちゃけ、約30万人の登録者がいる粉瘤王子ですから、付き添いと称して物見遊山で来そうな方もいるだろうな。

粉瘤当事者でも物見遊山なめんどりは、一応粉瘤王子のいらっしゃる日を狙ってみましたが…

本拠地の大阪でさえ、粉瘤王子に手術してもらおうとしたら、いなかったという残念な報告を聞いたことがあるので、初診でいきなり手術希望のめんどりが、粉瘤王子に会えなくても仕方ないと、腹をくくって待合室で待っておりますと。

YouTubeの声そのまんまのイケボで、めんどりが呼ばれます。

めんどりは、失礼しま〜す、と診察室に入ると。

王子だ\(^o^)/

いきなり近くでガチ王子に対面で、めんどりはこりゃあすげぇ…と。

めんどりはタンクトップ着用のまま背中を見せると、炎症が起きてますね、と色々王子はおっしゃるわけですが…

顔が良すぎて、話の内容が入ってこない。(笑)
背中にエコーを当てながら、先生のスマホで見せてくれるのですが、素人めんどりには、やっぱり腫れてるなぐらいしかわからず。

なんかすごいところに来ちゃったと、めんどりは思っていると、王子は背中にドレーン入れますから、しばらく痛いと思います…って。

あれ?

YouTubeの動画で、ドレーン入れるケースはほとんどないぞ?

ひょっとして、めんどり意外と重症?

巨大粉瘤でも、ドレーン入れて終わるケースはほとんどなく、オデキの中の袋をくるりと取って、きれいに縫い縮めて終わりが大半で…

めんどりの粉瘤は、大きくなってます…と言われても3センチぐらいだそうだから、ドレーンで血液やらを出さなきゃならないほど、深いところにできちゃったのかなと。

めんどりが太り過ぎて、皮下脂肪が厚いということもあるぞ。

…酷くなると筋肉を溶かすこともあります、とイケボで説明される中、炎症が想像以上に進んでたのかなと、めんどりは青ざめますが。

どっちにしろ取ってもらいましょう。

一旦診察が終わり、手術の同意書を書き、処置室に向かいますが。

めんどり、血圧が少し高かった。

…イケメンはアラフィフの体に毒ですな(笑)。

王子のほかにも、お医者さんがいらっしゃるようで、処置室の前でめんどりが待っている間も、他の人を診察する王子と、他の人を処置室で見るお医者さんや看護師さん…という感じで、めんどりは少し待たされます。

とりあえずめんどりは、早く取ってくれ〜と、手術着に着換え、ベットにうつ伏せになります。 

看護師さんが手術前の処置をしたあと、めんどりの背中の様子の写真を撮り始めますが、めんどりはうつ伏せなもので、何が起きているかわからず。

そして。

おまたせしました〜と、はんなりとしたイケボ。

うわ…王子自らご執刀だ。

全国約30万人の粉瘤王子ファンが羨む事態に、めんどりはこりゃあ祭りだと思いましたが、何しろうつ伏せなもので、YouTubeで出てくる王子の美しい指も、手術用の服やらも、当然ご尊顔も見られないんですよ。

背中にお絵かきしますね〜♡

…ちなみに、背中にお絵かきとは、YouTubeの動画では、患部の周りをマジックで点々と印で囲うことを指しますが、イケボでイケメンにこんなことを言われ…

萌え〜(≧∇≦)

たぶん顔がニヤけてた変態ヲバめんどりは、うつ伏せで良かったと思いました。

早速麻酔が打たれるわけですが、めんどりの粉瘤は炎症を起こしてるので、普通より痛いかもしれません…と王子に言われましたが。

すごく痛いのが2回あった後は、何も感じなくなったので、これならありだなと。

…それよりも、本当に手術してるのか?と思うほど麻酔が効いてしまい、めんどりは王子に変な質問をします。

あの…youtubeで背中に穴開けてますけど、今、私も背中に穴開いてます?

王子は、開いてます、と言ったあと、中身を絞りますねと言い、めんどりの背中を絞ってる様ですが、それがわからないほど麻酔が効いてて。

ただ、その後、中身を見ます?と王子に恐ろしい質問をされ、恐る恐る見ると、明らかにヤバいものが出されていて。

こんなイケメンイケボ王子に、マスク越しでもわかる悪臭を放つ化膿した老廃物を取られてしまうとは…

てか、めんどりの場合、老廃物が皮膚を突き破ろうとして炎症を起こしたそうだから、こんなのが爆発されても困るんで。

めんどりは傷を縫われ、ドレーンを差し込まれて終了でしたが、手術自体はたぶん10分かかってないと思います。

手術が終わった後も、写真を撮ってましたので、後々の経過を見るのでしょうが、ドレーンが差し込まれたとはいえ、めんどりの粉瘤はありがちなレベルでしょうから、YouTubeに症例として揚がることはないでしょうが。

ちょっと見てみたい悪趣味めんどりが、今ここにいます。

午前中に手術を終えためんどりが、受付で会計を済ませていると、待っている何人かが手術の同意書を書いてましたね。

粉瘤王子のゴッドハンドを狙って、めんどりと同じように手術してもらおうと、首都圏を離れた所からもここに来てる人が大勢いるそうで。

東京は週一回なんで、本拠地の大阪に関東から向かう方もいるそうです。


この話を、午後に寄った、月イチメンテナンスの臨床心理士さんにしたところ、めんどりさん話題が尽きませんね、と笑われてしまいましたが。

背中にドレーン入れてカウンセリング受ける、めんどりもめんどりですが。

粉瘤なんて、そう簡単にできるものじゃないし、その粉瘤を美しく除去する、イケメンイケボな王子と呼ばれる名医に診てもらうなんて、なかなかない機会ですよ。

今日はお風呂もシャワーも✕で、明日から抜糸までシャワー生活ですが。

背中にドレーンが入っていても、炎症を起こしていた時よりは痛まないので、明日、明後日を静かに過ごします。