こんにちは。
…なんかすごい夏の気が漲ってる。
マスク生活の中、たまに外の空気を吸うと、季節の風の香りを強く感じます。
さて。
子どもたちを夏休みに送り出した学校を回りながら、めんどりは中学の同級生から聞かれた話を思い出します。
…うちの子どもたち、100点たくさん取ってるのに、Aがなかなかつかなくて…
今の時代は絶対評価だけど、Aはなかなかつかないよ、
ABCの三段階でも。それこそ、私達の世代の相対評価の5段階評価の5だと思ったほうがいい。
うわ…5なんてあたしめんどりのでしか見たことない。クラスのお調子者が拾ってめんどりを笑い者にしようとしたら、やたら良くて泣き出したっけな…
あいつ、体育だけは5にする、って調子こいてたから。悪いけどあれ、めんどり史上最高の通信簿だった。
40人学級で3人しかつかないとされる5を、小5めんどりが算数と社会をのぞいて取った日…
その通信簿をまぬけにも北風で飛ばされ、お調子者が見て、クラスで大号泣しちゃった事件がありまして。
公開処刑がまさかの返り討ちだ。
あれでめんどりのスクールカーストがだいぶ変わったな(笑)ガチで。
お調子者に手を焼いていた担任が、…めんどりは写生が学年代表で、夏休みの読書感想文と習字は入賞だし。市の陸上大会3位で、クラスで唯一の合唱コンクールの選抜だし、どう見ても頑張ってるだろ、比べるまでもない!と黙らせちゃったわけですが。
今なら問題になりますな。
そう。
めんどりが人生の中で、客観的に見てもクラスで顕著な活躍を見せた時に取れた5と、Aは似たようなもので。
むしろAとか◎の方がハードルが低いけど、そんなにゴロゴロ取れるもんじゃありません。
絶対評価だから、観点によってはAがクラスの4分の1に与えられることもあるけど、それでもAだの◎がズラリと並ぶ通信簿はそんなにないわけで。
子どもたちが、よくできましたが一個もなーい、なんて言ってるけど、良くできましたですからね。
むしろめんどりは、Cのほうがヤバいと思います。
だいぶ前にも、絶対評価の三段階でCがつくのは本当にやばいとブログで書きましたが。
相対評価時代の保護者に手っ取り早く伝えるなら、5段階評価でも10段階評価でも1だとめんどりは言います。
特別支援学級に入ることを勧められる子が、大体各教科の観点にCが半分ぐらいになってることが多いことを考えてもかなりの状態。
今の観点別評価は、知識技能、思考判断表現、主体的に学ぶ力とか自ら学びに向かう力だから、3つのうちの2つがCだったりしたらその科目は明らかについていけてない…というわけで。
特に神奈川県は、Cをつけるのは教師の努力不足でもある…という、○教組の恐ろしい刷り込みがあるようで、Cがつきにくいと言われてますが、それでもCがついてくるなら、かなりヤバいです、と言ってるようなものです。
Cじゃなければ△ね。
観点別評価によってはCがクラスに誰もいないこともありますから、 Cはお察しの状態。
まあ、相対評価になろうが絶対評価になろうが、出来るやつは出来るし、そうでないものも当然いるわけで。
子どもがどれだけ希望を掴めるかは、持って生まれたものを、努力でどう変えていけるかだし。
ただし、思春期までは親の影響が半端ないだろうけどね。
物心ついて、更に中学に入るころになると、地頭の良さやら、家庭のヤバさやらに気がついて、そこで親ガチャ失敗…ってことに気がついてしまうからね、嫌でも。
親ガチャ失敗だと、子ども本人が地頭良いとすごい苦しむんだよな…
親ガチャ失敗だけど、地頭が明らかに良い子どもの救済策って、奨学金制度ぐらいしか思い浮かばないけど、その奨学金だって、大半が親を保証人にしなきゃならない奨学金だし。
…元首相を殺害した奴の親が入ってる宗教じゃ、子どもに奨学金を多く借りさせて、それを献金なんて信じられないことしてたっていうし。
そりゃあ少子化まっしぐらなわけだ。
そもそもベビーブーマーにかなりの数、不本意な結婚があったと言われてるし、子どもは子どもで競争激しいわ、教育環境が劣悪だわ、就職氷河期世代だわじゃ、第三次ベビーブームなんて起こるわけないし。
その少子化の中で、紙切れに書かれたAだのCだのなんて、大した問題じゃないかもと思ってしまうのは、めんどりだけでしょうか。
実は紙切れが渡される前に、ある程度人生にABCがついてると思うから…
自分の見えない所でね。