こんにちは。


今日も天気がいいから、出かける予定でしたが…


行かなかったのは朝書いた通り。


めんどり、神田沙也加さんが泊まってたホテル、一発でわかって更に悲しかったわ。




めんどりは昨日、川崎大師に行ってきました。


川崎大師は何度か来てるけど、一度護摩焚きを見たかったから、めんどりは厄除けの申込みをしました。


神社のお祓いは年に一度か二度行きますが、お寺系は初めてです。


…お寺参りでたまたま護摩焚きに出くわすことは何度かありましたが、個人の祈願で護摩焚きやるのは初めて。


本堂で護摩焚きを待つめんどりは、正座するわけですが、護摩焚きの前に、お坊さんがお話をしました。



話はだいたいこんな感じ。


…森に迷い込んだ旅人をもてなそうと、森の動物たちが食べ物がない中で色々するんだけど、一匹のうさぎがご馳走をあげますと旅人に言ったそうな。

…旅人の前で、うさぎは燃え盛る火に飛び込み…己の肉をご馳走に捧げようとしたわけだ。

…それを見た旅人は、見返りを求めないうさぎの姿に感動し、うさぎの傷を癒やし、うさぎを月に送りまして…


…実は旅人は帝釈天の化身で、月に送ったうさぎが食べ物に困ることがないように、うさぎに餅つきの仕事を与えたわけで、それが月にうさぎが見える理由だそうだ。


…後にうさぎは人間に転生し、転生してもらった名前はゴータマシッダールタ。お釈迦様になったそうだ。




めんどりはうさぎが火に飛びこんだ、ってところで、いや〜やめて〜と、脳内再生の中で、火に飛びこんだうさぎを手で掴みだすわけですが。

そもそも帝釈天は確か仏教の守り神だし、月はインドじゃ日本よりも大事な存在だし、仏教を表す象徴。

日本は天照大神に代表されるように、月より太陽の方が格上だけど、仏教が生まれたインドでは、太陽は熱すぎて強すぎて、月の方が人に優しい存在なわけだ。

ついでにうさぎは、イースターじゃ繁殖と繁栄の象徴だったり、エジプトや中国、イギリスでは見えない世界を繋ぐ使者と言われてるし。

…不思議の国のアリスの、時計を持ったうさぎなんてとてもわかりやすい。

日本でもうさぎは神獣扱いで、スピマニアには定番人気の大神神社は、昔からうさぎも卯の日も大事にしてるし。

めんどりは春になると、イースターの日や新月や満月の時に、大神神社に行きたくなるんだけど、月とうさぎは、スピリチュアル世界じゃどっちもパワーが強いからね。

でも、うさぎがお釈迦様に生まれ変わった、というのは初めて聞いたんで、めんどりは川崎大師来て良かったと思うわけです。

神仏習合ここに極まれり。

ついでに、月のうさぎが生まれ変わったとされるお釈迦様の生まれる直前の話。
お釈迦様が生まれるときに御母堂様のお腹に白い象が入っていったとか、産気付く御母堂様の周りに白い象がやって来たとか、めんどりは別の場所で聞いたことがあります。

象はインドじゃ神獣で、しかも帝釈天の乗り物。
神獣うさぎとはいえ、何か弱そうなイメージな生まれ変わりのお釈迦様を、それこそ守るべく帝釈天と一緒にやってきた白い象。

お釈迦様を産んだ御母堂様は、産後わずかで亡くなられるわけですが、お釈迦様はその後80年、この世に君臨されるわけで。


なんて、めんどりの脳内再生が終わる頃、護摩焚きが始まりました。

めんどりも唱えられる開経偈や観音経が響く中…

めんどりは厄除け祈願より、まずは体重をもっと減らさなくてはと不謹慎なことを思うわけです。

足がしびれた。
今の体重じゃ、十五分座れれば合格だ。

ただ、めんどりの位置からは、護摩焚きの炎がゴ〜ゴ〜見えて、これは見ごたえありましたが。

めんどりの煩悩が二つ、三つは焼けたところで、お坊さんが、護摩焚きの後ろにある仏様にお参りください、と声がかかります。

…今?と、足の感覚がない幽霊めんどりは、膝歩きで数メートル先の座れる場所に移動します。

祈願に来た他の人達が、続々とご本尊様の前に向かう中、何人かが立ったはいいけど動けない方がやっぱりいるわけで。

更に情けないむっちり中年めんどりは、しっかり腰掛けて足の感覚を戻してから、立ち上がってご本尊の所に向かいます。

地に足がついためんどりは、後ろのご本尊様方にご挨拶をして戻ると、祈願した方々の名前を次々呼んでいます。

申し込み順ではなく、あいうえお順です。

あいうえお順と聞いて、めんどりは急ぐことはなかったなと、まだ微妙に怪しい足を撫でながら思うわけです。

学生の時のクラス分けじゃ、めんどりは下か隅かを見ればすぐ見つけられたな。

最後にめんどりが呼ばれ、御札をもらいます。

神社のお祓いだと、住所言われてぎえ〜だけど、お寺の護摩焚きは住所は読まれず、代わりに年齢が御札にがっちり書いてあり。

…めんどり、年齢の所で二度聞かれたんだよな。

十はサバ読めます、とのお世辞に、もっと言って♡と返すめんどり。

係員困惑だ。

十サバ読んでも、ヲバであることには変わりませんが、元気に見えるならそれで良しと思います。

お祓いを終えた後、川崎大師名物の久寿餅を茶屋でいただくわけですが。

…こういう場所でおやつ食べるの、久しぶりだ。



…さっき体重減らさなくてはと言った口が、十分後にはこれですからね。

めんどりは、ガムシロップなしの冷やし抹茶が丁度いいぐらい、黒蜜ときなこがかかった久寿餅を食べ。

…夏場に来た時に食べたかったんだけど、この時はコロナ禍だったんだ…

寒い時に、暑い時に食べたかったものを食べるめんどりでしたが、とりあえずこれで満足。

門前町には、和柄の小物やだるまや和菓子が売っていて、めんどりは三十分ぐらい時間をつぶしました。

川崎大師のあたりは、なぜか空気が済んでいるように思うけど、ちょっと大師線に乗ると、工場やら密集住宅地やらで、ゴミゴミした感じのお約束の川崎の街並み。

大きなマンションが多摩川沿いにできましたが、その近くで中学生が未成年に殺された事件がありましたからね。

物が多くて買い物には困らないそうだけど、やっぱり川崎区となると、警戒するかな。

めんどりは土曜の昼下りに、家に戻りました。