こんばんは。

今日は鎌倉の黒地蔵盆で、始発電車に乗ってお参りして、朝粥を食べためんどりさん。

黒地蔵盆は午前0時からやる大人の縁日で、去年縁日の終わりギリギリに行っためんどりは、今年こそ出るぞと思いましたが。

関東の台風を避けるため、南紀巡りを一日延ばしためんどりは、疲れ果ててしまい、風呂に入った後大爆睡。

んで、朝方3時に目が覚めて愕然とするわけです。

でも。

去年よりマシだと、気を取り直し、始発電車に乗って黒地蔵盆に行きました。

黒地蔵盆のことは、南紀巡りのことが終わったら、改めて書くとして。

めんどりは、玉置神社の行者さんの行事の続きを書きます。





行者さんの法螺貝が響きわたる玉置神社。

法螺貝が止むと、行者さんの口上が始まります。

何やら悪魔祓いがどうとか言ってます。

玉置神社のお祓いの中に、悪魔祓いがあるのは知る人ぞ知るというものですが。

めんどりは、一昨年玉置神社でお祓いをしてもらう前に聞いたことがあります。

…悪魔祓いレベルのお祓いは、朝起きたら全身に引っかき傷が数日に渡ってできているとか、いきなり目の前で皿が割れるとか、そういう状態の人が受けるとか。

んで。

魔を払うために、弓をはじくお祓いがあるそうですが。

…皇室で子どもが生まれた時に、魔を払うために弓をはじく儀式があります。


玉置神社の魔除け札にも、弓の絵が描かれてます。


めんどりは、修験道でも悪魔祓いで弓を使うのか、と見ておりますと、行者さんは弓を持ち実際に矢を空に放ちます。




四方八方に行者さんが矢を放つわけですが。

…落ちた矢を拾いに行く、修行を始めたばかりと思われる行者さんの中に、西洋の金髪女性がいたのにはめんどり驚き。

ちゃんと行者さんの姿で、落ちた矢を拾いに走ってました。

あたりの魔を払った後、行者さんが2人松明を持ち、真ん中に組んであった櫓に火を放ちます。

護摩焚きだ。

あっというまに煙が立ち込めますが、めんどりは予想をはるかに超えた周りの光景に圧倒されました。




晴れ渡った空を、護摩焚きの煙が多い、木漏れ日から射す光が幻想的な世界を作り出し。

めんどりは空を見上げます。

iPhoneでこれだけ撮れますから、現場ではかなりの状態。

行者さん達が唱える真言や、般若心経が響き渡り、かなり不思議な世界が目の前に繰り広げられ、めんどりは圧倒されます。

…動画もつけよう。




めんどりはiPhoneを撮ってない時は、般若心経を一緒に唱えてます。

11時から行事を見て、護摩焚きが始まったのが11時半ぐらい。

めんどりがブログに出してるのは全部で1分足らずですから、ここに写っているのはほんの一部。

残念なことに、めんどりはタクシーの迎えが12時のため、11時45分にここを立ち去らなくてはならず。

一礼してここから立ち去ります。

玉置神社も熊野古道ともちろん繋がっていて、熊野本宮からここに向かう修験者がいたわけで。

修験道の開祖、役小角様が吉野山や熊野の山を行き来していた奈良時代。

こんな山奥をどうして聖地としたか。

現代に生きるめんどりには、わからないことがたくさんあります。

めんどりはもう、電車や買い物が便利な江ノ島の住民になりきってしまい、間違っても山奥の十津川村に住むことはできないでしょう。

でも確か、役小角様は江ノ島にも来てて、岩屋で修行してたのは有名な話。

めんどりが家から20分で行ける江ノ島の岩屋と、家から最短でも8時間かかる玉置神社。

役小角が行き来したとされる世界の中に、めんどりは片足を突っ込んだだけに過ぎませんが。


知らずにやって来た縁日。

めんどりは手を合わせ、玉置神社の神秘的な一面に出会えたことに感謝します。