夜中にこんばんは。
この時間もブログが書けるのは、仕事がこの時期ゆるいから。
さて、さっきの続き。
もちろんこれは、かなりの危険行為。
めんどりがハブを生け捕りにして、害獣駆除代の5000円を貰ったことがあっても危険。
…めんどりはもちろん、ガイドさんに一言言いましたが。
川岸から猛ダッシュでマングローブを飛び越え、ハブのいなさそうな場所で用を足す、情けないめんどりさん。
こんな所で、学生時代の県大会出場の脚力を活かせるとは。
たまたまあったサキシマスオウの大木が、うまい具合に壁とトイレの代わりを果たし、粗相は免れましたが、微妙に生態系に影響が出たかも。
まさかこの歳で野グソの憂き目に遭うとは…
成人してから3回目か。
普通はないの!
サガリバナ見たさに、船舶免許まで取るめんどりですから、行動範囲もある意味ワイルド。
ここでモーターボート使えたら、トイレめがけて爆進なんですけどね。
川の状態からいって、カヌーが適した川でしたから。
腹痛から解放されためんどりが、周りを見渡すと、マングローブとサキシマスオウとサガリバナのまさかの競演。
場所が場所だけに、人はいないのですが、めんどりはそこで、信じられないものを目撃します。
サキシマスオウのトイレから出ためんどりは、自分の足跡を辿り、カヌーに向かうわけですが。
途中でサガリバナの大木に出会います。
紅い花だったら、大騒ぎでしたが、よくある白い花。
でも十分すぎるほど綺麗でした。
めんどりは、思わず観入りますが、その近くに新しい獣の足跡があることに気が付きました。
イノシシ?
いや、イノシシの形じゃない。
…………
カヌーを再び漕ぎ、ツアーの皆さんに謝るめんどりさん。
ツアーの人は、虫とか大丈夫でしたか?と聞いてきますが、めんどりは虫なんか目に入りませんでした。
…そういえば、お客さんが走って行った後で、何か走るのが見えたんですよ、何か撮れませんでしたか?
お腹痛くて、それどころじゃありません。
でも。
頭が縦縞で、耳が小さいハイエナみたいな斑模様…
そう。
めんどりは見ちゃったというか、見られちゃった様です。
明け方になり、次々に花が落ち、暗中模索で漕いだマングローブの川も、思ったより狭いなと思ったわけですが。
めんどりは憧れのサガリバナよりも、もっとレアなものに遭遇してしまいました。
前の日に、祖納の集落をサガリバナ求めて歩いていた時に、でかいカメと遭遇し、めんどりはバチあたりにも、お約束で一回ひっくり返し、その後逃げていくカメの姿を動画で撮り、同僚に送ったところ…
天然記念物をひっくり返したんかい!
と、怒られましたねえ。
でも、サガリバナにしても、このカメさんにしても、祖納では割と普通に見るらしいんですよ。
西表島恐るべし。
でも、次の日にもっとレアなものに会えるとは。
写メ、撮りたかったな。
めんどりはすっかり朝になったリゾートホテルに戻り、ランドリーに入ってるヤモリをつかんで追い出しながら、スコールで濡れた服を洗い。
洗濯機が回ってる間、バスタブに湯を張り、体を温めながら思うわけです。
イリオモテヤマネコ様からすれば、いきなり人間がやって来て野グソなんぞされたその日にゃ、オレの縄張りでお前何しとんねん、という感じだったかも知れません。
めんどりはお風呂で体を温めた後、日差しの強いバルコニーで寝そべります。
普段会えないものに、二つ逢ったな。
玉置神社の御利益御利益。
…その話を職場でしたら、上司が、イリオモテヤマネコが出てきたのは、めんどりのマーキングに対抗しようとしたんじゃないかって、みんなで笑うわけですよ。
マーキングなんかするつもりないってば。
自然を汚してごめんなさ〜い!の状態ですよ、本当。
同僚が、めんどりは希少種の蝶とかカメとかだけじゃなく、イリオモテヤマネコまで遭遇するのが悔しいって言うから、めんどりは言ってやりましたよ。
たぶん、人間の男にはわからないフェロモン出てる。
…自虐ネタで職場をおとしたところで、めんどりは思うわけです。
…この言葉、めんどりの元彼に言われた言葉なんだよね、実は。
人間以外はどうやら意外にモテるらしい、禽獣めんどりさん。
ヤンバルクイナもイリオモテヤマネコもクリアした今、今度は何に会いに行こうか、もう次の沖縄旅行を計画します。
…尻まで髪が伸びてるから、痩せてCOCCOみたいな格好して、ジュゴンの見える丘に行こうかな。
焼け野ケ原のロケ地となった、備瀬のフクギ並木で、COCCOはここ走ってたっけ、と同じように走っためんどりさん。
ジュゴンは備瀬から数キロ先の美ら海水族館にいたけど、野生のジュゴンって沖縄でも見られるのかな。