体にわるいので、風邪薬の炭酸水飲み下しはやめましょう。
やってから言っても説得力ゼロ。
大神島シリーズの中で、カメラが使えなくなる、というオカルトモード。
沖縄では結構あるんですよ。
頻発するのが、久高島の御嶽。
……頭痛や耳鳴りに悩まされる人もいますね。
糸満市の平和祈念公園や、近くのガマ。
ガマとは防空壕。肝試しに来る不謹慎な人も多いですが、何があったかを想像すれば、イタズラで写真撮るなんてもってのほかでしょう。
チキンめんどりは、ビビりなので、絶対にここで写真撮りません。
ただ。
通りがかりのチキンめんどりに、写真を頼んだ馬鹿ップル。
…すみません、干物女の嫉妬だと思って聞き流して下さい。
……めんどりは、カップルに向けて借りたデジカメのシャッターを切ろうとしますが、なかなか焦点が合いません。
……カップルには言えませんが、人ではない、空間。
そこに焦点が合うんですよ。
お怒りでしょうね。行きがかりとはいえ。
その怒り、浮かれてる二人に知らせてもいいですか。
めんどりがビビりながら、シャッターを切り、カメラこわれてるのかな~と白々しく画像を見せると。
カップル沈黙。
石碑の上は夏空なのに、写った写真では夕焼けみたいな色の空。
撮った時間はお昼前。
めんどりは何も言わず立ち去りました。
時代が違うとはいえ、ここで多く亡くなっているのは、先生を目指してた高校生から大学生ぐらいの真面目なお嬢ちゃんたち。
先生になって、世に尽くしたい、未来を子どもたちと一緒に築きたい。
そういう思いで、軍事工場や病院で働いていたのに。
ここで命を落とすことになった。
そんな場所をいいかげんな気持ちで訪れるから。
平和祈念公園に限らず、沖縄は防空壕が多く、その前でシャッターを切ろうとすると何か起こる、というのは聞きます。
めんどりはビビるばかりでどうしてそうなるか説明できませんが。
沖縄の不思議のひとつです。