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前回のお話はこちら↓
義父
「実はこれから
お姉ちゃんの旦那さんの店が
大変な事に
なりそうなんだよ」
夫
「大変な事って…？」
義父
「定期的にお店を
見に来てくれていた
飲食で有名な経営者
がいただろう？
その彼から
”近いうちに引退を考えている”
と連絡があって
先日会いに行っていたんだよ」
夫
「この前話していた
別件ってその事だったんだ
引退って…どこか
体でも悪いの？」
義父
「いや、体は大丈夫らしいが
そろそろ家族との時間を作って
老後を楽しみたいそうだ
先日彼からその話を聞く少し前
お姉ちゃんの旦那さんから
”最近お客さんが増えて
忙しくなってきたから
アルバイトを雇おうか
迷っている”
と相談を受けたばかりでな
ただ、ここまで
お店が上手くいったのは
彼のお陰でもあるから
今後彼が店に関わらなくなると
今のように上手くいかなくなる
可能性もあると考えている」
夫
「今までは経営者の人の
アドバイスが
あったからいいけど
これからは旦那さんだけの力で
頑張っていかないと
いけないって事だね」
義父
「そう言う事だ
そんな不安定な状況になる中
アルバイトを雇うのは
難しいだろうなと
思っていた所に
今の母さんの話を聞いて
これは仕事を
させておいた方が
店の為にも
よつばさん達の為にも
良いと思ったんだ」
夫
「なるほど」
義父
「今までの話を聞いていると
母さんはよつばさんに
強く執着しているように思う
人には無意識に
自分より下だと思う相手を
従わせたい、または
下にいて欲しいと言う
気持ちがあるものだが
母さんの場合
息子の嫁である
よつばさんよりも
自分が上にいたいという
気持ちが強いんだろうな
だから自分よりも
苦労するのが当然だし
自分よりも楽させたくない
自分の時は
こうだったから
よつばさんも
こうするべきだと
押し付けるんだろう」
夫
「俺もよつばも母さんに直接
辞めて欲しい事を言ってるけど
全然聞かなくて…
今後は
どうしたらいいと思う？」
義父
「俺もいい方法がないかと
考えたが
母さんの意識の問題だから
そう簡単に解決する問題では
ないだろうな…
日頃の不満やイライラを
よつばさんにぶつける事でしか
解消できない状況だから
母さん自身の生活を
充実させたり
他に熱中できる物が出来たりと
忙しくなれば少し落ち着くと
思うんだが
よつばさんはどう思う？」
私
「お義父さんの
仰る通りだと思います
今回の件は驚きましたけど
確かに仕事とお義姉さんと
同居を始めてから
以前よりは少し落ち着いていた
ように思います」
義父
「分かった
ではお姉ちゃんの旦那さんに
この事を話して
正式に母さんの
仕事時間を増やす事を
検討してもらう事にしよう」
夫
「仕事の時間を増やすと
忙しくなるのは分かるけど
熱中できる物ではないよね…？
母さんって食べる事と
お酒飲む事以外に
何が好きなの？」
確かに今まで一度も
考えた事なかったけど
クソ義母って食べる事以外
何に興味があるんでしょうか？
つづく
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