全国高校野球選手権予選の南北北海道大会組み合わせが決定しました。今大会は昭和8年から始まった地区予選(現支部予選)が撤廃され、トーナメントが一つに。そういうところでほぼ経験のないことが多くて、それがどのような影響があるのか、個人的にはとても楽しみな今大会です。というわけで、さっそくブロックごと勝ち上がり予想と展望を行いたいなと思います。以下に南北海道大会のトーナメントを8ブロックに分けてチーム名(校名)を記載しました。1~2回戦については例年どおり同一支部での対戦のため会場は札幌(麻生、モエレ沼公園)、函館、苫小牧、小樽の5球場を使用、3回戦、4回戦、準々決勝は札幌と函館の2会場になるのでA~Hの各ブロック隣にカッコ内に明示しております。

 

A(札幌麻生球場) 

酪農学園大とわの森三愛、札幌月寒、札幌新陽、札幌真栄、

札幌手稲、札幌啓成、北海道科学大高、北海学園札幌、

札幌厚別、札幌東、札幌英藍、小樽連合チーム、小樽水産

 

B(札幌麻生球場)

札幌日大、札幌琴似工業、札幌北、七飯、市立函館、

函館ラサール、江別、市立札幌新川、市立札幌旭丘、

札幌南、札幌国際情報、札幌丘珠、札幌西陵

 

C(札幌麻生球場)

浦河、北海道栄、苫小牧南、静内、室蘭清水丘、登別青嶺、

八雲、函館大谷、恵庭南、札幌光星、札幌第一

 

D(札幌麻生球場)

森、函館中部、函館連合チーム、札幌静修、文教大附属、

千歳、苫小牧中央、室蘭栄、苫小牧工業、北照、小樽潮陵

 

E(テーオーオーシャンスタジアム函館)

倶知安、小樽桜陽、札幌白石、北広島、札幌西、石狩南、

駒大苫小牧、苫小牧工業高等専門学校、鵡川、苫小牧東、

室蘭連合チーム

 

F(テーオーオーシャンスタジアム函館)

札幌啓北商業、札幌北陵、札幌龍谷学園、檜山北、知内、

函館工業高等専門学校、札幌あすかぜ、札幌山の手、

札幌平岡、札幌稲雲、小樽未来創造、小樽明峰、小樽双葉

 

G(テーオーオーシャンスタジアム函館)

札幌連合チーム、札幌平岸、立命館慶祥、日高連合チーム、

北海道大谷室蘭、伊達開来、北星学園大付、市立札幌清田、

東海大札幌、札幌大谷、札幌東陵、札幌工業

 

H(テーオーオーシャンスタジアム函館)

石狩翔陽、恵庭北、北海、函館水産、函館商業、大麻、

函館大柏陵、市立札幌藻岩、札幌創成、函館西、函館工業、

函館大有斗

 

まず、私の興味の一つに春の成績がシード権ということで反映されているかという点がありました。どうでしょう、反映されてますかね?おそらく反映されてないんじゃないかなぁ。つまりシード制も撤廃されたと、そう見て間違いないかと思います。1~2回戦が同一支部どうしの対戦ということで、ブロックごと同一支部が集まってしまうことは仕方のないことではありますが、抽選方法がね、気になりますよね。支部ごと抽選会を開いたということなので、おそらくトーナメントにあらかじめ支部名だけ入れておいて、それでチーム名を抽選で当てはめていったのかな?それ以外方法が無いような気がします。3回戦以降は札幌と函館の2会場になるということで、当然札幌のチームが函館まで行かなければいけない状況も確実にあるわけでして、上記の組み合わせから予測すると北海や札幌大谷などはね、確実に函館行きでしょうから、これまでとは函館のチームと立場が逆になって、さぁ、どうなるかというところでしょうか。札幌の学校は移動が大変ですけど、今までは函館のチームにも言えたことですからね。これで不公平感が無くなって、やっと公平なトーナメントに近づいたかなと私は思います。ただ、札幌の3回戦以降の会場が麻生球場なんですよね。ずっと言ってますが球場が小さいんですよ、麻生球場って。小さいだけならまだ良いんですが、麻生球場は住宅地に隣接してブラスバンド等の応援はたしか禁止されているんですよね。なのでこれまでも全校応援規模の応援は見たことが無く、今大会もどうでしょう、全校応援は麻生球場ではやらないんじゃないかなぁ。やったとしても全校生徒で歌を歌ったりね、太鼓を叩くのも禁止ですから、拍手くらいはできるでしょうが、せっかくベスト8の戦いになっても応援がね、盛り上がらない気はしますよね。もちろん試合内容は関係なく白熱するとは思いますけど、当然外野芝生席も早くから開放するでしょうからね。ある意味少し楽しみでもありますがどうなることやら。来年からは改修が終わった札幌円山球場が会場になると思うのですが、たとえば春の北海道大会の会場になったモエレ沼公園野球場なんかはね、先日も記事にしたとおり、外野芝生席の土手問題があってメイン会場にできなかった可能性はありますよね。札幌市は改修に当たり、その辺考えなかったのかなぁ。円山もね、動物園に隣接しているためナイター設備がつけられなかったり、駐車場も市街地に近いということで有料ですからね。麻生は駐車場が圧倒的に小さいですし、モエレ沼公園野球場は郊外の大きな公園の中にあるので大きな無料駐車場は完備されつつも、メイン球場として使えないんじゃ意味ないですよね。麻生もモエレも、もしかすると円山も、ちょっと残念な球場だなと個人的には思います。私はいろんな球場に行ってますが、たとえば旭川は運動公園内にあるので円山のような制約はないですし、駐車場も当然無料、住宅地とも離れているので鳴り物応援もできますからね。帯広の球場も規模の大きな運動公園内で応援の制約もなければ駐車場も無料、旭川や帯広と球場の規模は違えど、苫小牧も北見もそうですよね。函館は1~2回しか行ったことがないのでうる覚えですけど、北海道内の屋外球場では旭川、帯広、釧路と並んでプロ野球の一軍が試合できる球場なのでね。制約は無いでしょうから、せめて札幌にも同規模の屋外球場があっても良い気はいたします。

札幌市に愚痴が止まらなくなってしまいましたが、気を取り直して予想と展望に参りたいなと思います。Aブロックは混戦です。昨秋も今春も支部を勝ち抜いたチームが無いどころか、近年もこの13チームは支部を勝ち抜いたことが無いというね、よくもまぁ、これだけ近年実績の無いチームが集まったもんだと思いますが、逆に考えるとどこが勝ち上がっても不思議じゃない、ある意味面白いブロックとも捉えることができますよね。甲子園出場経験のある北海学園札幌と北海道科学大高、帯広農業監督時代に甲子園に出場した経験を持つ前田監督率いるとわの森三愛、強豪私学の札幌新陽が中心にはなりそうですが、その他の公立勢もね、札幌月寒や札幌東など、勢いに乗ればそれらの私学を倒す可能性は十分にあると思います。面白そうなのは小樽の連合チーム。おそらく寿都、岩内、蘭越の連合だとは思いますが、小樽支部の中でも中レベルくらい、決して侮れないチームです。絶対的なチームが不在なだけに、勢いに乗ればね、勝ち上がれるチャンスはあるでしょう。

Bブロックは今春北海道大会4強の札幌日大がリードし、七飯、市立函館、市立札幌新川、札幌南、札幌国際情報ら公立勢が追う展開かなと思います。強くて実績のある公立勢が揃いましたので、札幌日大も油断できません。

CブロックもAブロック同様激戦です。昨秋北海道大会進出の札幌光星がややリードも、甲子園出場経験のある札幌第一と北海道栄が僅差で追いかけます。他にも浦河や静内など、勢いに乗れば面白いかなと。注目ですね。

Dブロックも私学中心となりそうです。センバツ出場の北照がリードも、苫小牧中央、札幌静修、文教大附属にも勝ち上がれるチャンスはあるでしょう。

Eブロックは駒大苫小牧がリードです。対抗できるのは倶知安と苫小牧東くらい。好投手要する鵡川や昨秋北海道大会進出の北広島も注目です。

FブロックもAブロックやCブロック同様、実力伯仲すぎて面白いブロックとなりました。春季北海道大会8強の札幌龍谷学園がややリードも、強豪私立の札幌山の手、実力校の知内、好投手要する小樽双葉にも勝ち上がるチャンスは十分あるでしょう。

Gブロックは、いわゆる「死のブロック」となりました。非常にレベルの高いチームが揃い、激戦は必至です。東海大札幌は秋春と北海道大会に出場し経験は豊富。好投手を中心に接戦をものにするチームです。札幌大谷も好投手を擁し実力は十分。春は支部で負けた悔しさを成長の糧に出来たかどうか、五十嵐大監督の手腕に注目です。立命館慶祥は昨秋全道4強、春は支部で北海に敗れましたが地力のあるチームです。この3校の熾烈な8強争いに注目です。

Hブロックは北海が選手層で圧倒しています。総合力では道内屈指、あとは柱となる選手が欲しいところかなと思いますね。札幌創成は近年実力をつけてきた強豪私学。昨夏と昨秋はいずれも札幌大谷に0ー1の惜敗、今春も支部代表決定戦で札幌日大に接戦を演じてきました。ジャイアントキリングが、あるとすれば札幌創成かなと個人的には思います。函館大付属の有斗や柏陵も侮れることはできません。

ということで、ベスト8勝ち上がり予想は以下のとおりです。

 

ベスト8予想

北海学園札幌、札幌日大、北海道栄、北照、駒大苫小牧、

知内、札幌大谷、北海

 

攻めた予想や守りに入った予想など、さまざまですが、初めての試みなのでね、統一トーナメントが。なので正直難しい予想にはなりますけど、今までは他支部との対戦が無かったチームが支部の垣根を越えて対戦するのは新鮮な気持ちにもなりますよね。南北海道大会は6月20日、函館と苫小牧の2会場を皮切りに始まります。