夏の甲子園大会は二回戦が終わりまして週末は三回戦、来週は休養日を挟みながら駆け足で進んでいきます。今大会は台風の影響で多少日程の変更はありましたが、ほぼ順調に日程が消化されていますね。私もほぼ毎日片手間に中継を見ておりますが、本当なら札幌日大や白樺学園をまだまだ応援したかったんですけど負けてしまったのでね、今日から何回かに分けて高校野球について好き放題(?)語りたいなと思います。

突然ですが、甲子園大会が中継されている中で試合はもちろん注目しているんですけど他にも私が注目しているところがありまして、それは監督さんの振る舞いなんですね。今年の春季北海道大会で森本監督(札幌日大)のベンチ内での激昂ぶりを記事にしたことがありましたが、一挙手一投足と言ったら大袈裟ですけど、それくらい監督さんの振る舞いを私は昔からチェックしておりまして、それは甲子園でも同じこと。特に甲子園大会は監督さんがけっこう映りますからね。試合開始時の礼、試合中の選手への指示や声かけ、三塁側の学校が勝った時はグランドの出入り口付近で監督さん同士がニアミスするのでね、その時の振る舞いだったりとか、けっこうそこに私は注目し、チェックしております。あとインタビューの受け答えも。それらを見ていると監督さんの性格というか、今後勝てるチームになるかどうか、だいたいわかりますよね。これも北海道大会の話で以前、クラーク記念国際の佐々木啓司監督と北海の平川監督が対戦した時の話をしましたが、あくまで個人的な感想ですけど平川監督、相手チームに敬意が払えてますかって最近思うんですよね。というのもおじぎの仕方がね、雑というか。勝負の世界ですから礼もほどほどに、なんていう気持ちも理解できなくもないですが、そこはプロでは無いのでね。勝負の前に一人の教育者として、社会人として私は礼の仕方は大事だろうと思っています。やっぱり柔道経験者の私としてはね、監督さんの礼の仕方は気になるところですが、今夏の甲子園大会を見ていて相変わらず感心したのが馬淵監督(明徳義塾)ですね。あれだけの大ベテラン監督が負けても相手校の監督さんにしっかりおじぎをし、相手校の選手たちにもしっかり答礼していた。人間的にも素晴らしい監督さんだなと思いました。平川監督にもああいう風になってもらいたい。あっ、けっして平川監督が対戦相手に敬意がないと言いたいわけではありませんからね。ただ、答礼一つ見てもそこに気持ちが入っているかどうか、敬意が払えているかどうかがなんとなくわかるという話をしています。特に道内ではベテランの部類に入る平川監督ですから、余計に初心に返って振舞わないと、見方によっては傲慢な態度に見えてしまう。それはとてももったいないことだと思うので、特に中継画面に映りそうな時くらいはね、意識して欲しいなとは思いますよね、学校全体のイメージにも繋がりますので。今センバツで優勝した大阪桐蔭も、イマイチ以前から応援されない空気感があるのはなぜだろうってね、近年思っておりました。全国から選手を集めるのはなにも同校だけに限ったことではありませんし、PL学園(大阪、現休部)の中村順司元監督のころは全国から選手が集まってきていたのにもかかわらず人気がありましたからね。そう考えると同校の西谷監督の振る舞いがね、影響しているのではと私は思います。西谷監督の相手監督や相手選手への敬意がね、少なくとも私には感じられない。そうなるとね、7回制議論の場に西谷監督は出席されていろいろ仰っておりましたけど、説得力は無くなりますよね。相手チームに敬意も払えない指導者が意見の違う有識者の言葉が耳に入るのか。そこがね、西谷監督に限らず7回制猛反対派の最大の欠点だと思います。もちろんご本人にそういうつもりが無いのだとしても、そのように見えてしまえば損というか、意味が無いのでね。そういえば西谷監督も平川監督も50代。私も50代なので、ちょっと考えさせられるというか、今一度足元を見つめ直す年代なのかもしれません。ついでに7回制の話題に触れると、この甲子園期間中にもいろいろ報道されてましたけど、単純に賛成や反対という対極の意見ではなくてね、いろんな角度からの提案であったり、そこにも賛否があったりしてね、単純な問題では無いんだろうなということが良くわかりますよね。甲子園ありきで考えるからおかしくなるのではないかという意見もあれば、いやいや、高校野球は甲子園を目指すから価値があるという意見もある。時期をずらせば良いという意見もあれば7回制よりコールド制だろという意見もありますよね。これらは元球児だった人たちが発信しているのがほとんどで、みんな簡単に言いますけど場所については甲子園ありきで考えている指導者も多くいるのでね、元球児とはいえ今は部外者の方々が簡単に考えているほど単純なものではありませんし、未だにね、自分のころの昔話を持ち出して問題なんて何も無いという元プロ野球選手もいますよね。この方は観客も危険だという論調に対しても「だったら球場に来なければ良い、誰も頼んでない」という暴論を吐かれておりましたが、コロナで無観客の時、誰が一番寂しい想いをしたかに想いが行き届いてませんよね。元プロ野球選手とはいえ今の甲子園では試合をしていないわけですし、高校野球もろくに見ていない部外者には変わりませんので、少し黙っていただけると幸いです。黙って欲しいと言えば元球児の一部ユーチューバーさんにも言えることで、今大会から第二試合の試合開始時間が昨年の11時から今年は13時半に変更されましたけど、いや、13時半の方が暑いだろって、金儲けに走る高野連の考えそうなことだわみたいな批判をしていましたが、まったく的外れでいい加減なことを堂々とね。よく恥ずかしくもなく嘘ばっかり喋れるなって思いますよね。足がつるのは試合開始直後だと思っているのだとしたら、または11時すぎに始まったら何時に試合が終わるのか、13時半に始まったら何時ころに試合が終わるのかを想像できないのだとしたら、高校野球を語る資格はありません。現に昨年より足がつった選手、減っていると思いますよ。そもそも時間変更に関しては昨年出場した監督さんや選手から多くの意見があって変更したもの。元球児とはいえ、今は部外者ですからね。少し黙っていただけると幸いにございますよ、高校野球の未来のためにね。そういえば6時開催にして2試合ずつやればいいなんて声もありましたが、その時間に合わせて起きなければならない選手などの高校生やスタッフの健康面を考えたら、そもそもそんな発想にはなりませんよね。まったく甲子園大会を見ていないのがバレバレなので、高校野球ファンじゃない方も黙っていただけると幸いです。ファンなら、そのようなコメントは絶対にしないので。場所に関してはプレミストドーム(旧札幌ドーム)、または冬に沖縄でやればいいなんていう監督さんもいらっしゃいますが、まず一番ネックになるのがお金の問題。関東や近畿の監督さんは簡単に考えますけど、遠方の学校にとっては死活問題ですからね。自分の立場だけでものを言うのは止めていただきたいなと、もちろんそのようなことにはならないでしょうけど、北海道在住の私からしてみればその意見が一番悲しくもあり、もう少し広い視野で高校野球を見て欲しいなと思うわけです。近畿圏内だからギリ成り立っていることを忘れないでいただきたいなと思いますね。高校野球は、もはや野球部だけのものではありません。甲子園出場となれば応援団が形成され、その方々も移動、宿泊が伴います。近畿の学校は当日バス移動で済むんでしょうけど、北海道から移動するのにどれだけの時間とお金がかかることか。自分中心でものを考えると余計にややこしくなることを忘れないでいただきたいなと思います。甲子園ありきで考えるからおかしくなると言うのは私も思うところではありますが、指導者の多くがそういう考えだと良いんですけどね。残念ながら今までの経緯を見ていると、反対意見は多そうです。時期に関しても簡単な話ではありません。各都道府県においても年間スケジュールが決まっており、甲子園大会だけズラすというわけにはいきません。仮にズラすとしてもどの時期にズラすのか、冬になれば甲子園が使えない可能性もあるわけで、じゃあ秋のどこでやるのか、授業は?学生の本分は?長期休みだから春や夏にできるわけで、そうなると、これはもう高野連だけの話じゃ無くなりますよね。コールド制にしてもしかり。甲子園や高校野球は勝敗がすべてではありません。もちろん私は元球児では無いので選手の代弁者にはなれませんが、一応私も高校生活を柔道に捧げた身、柔道であれ野球であれ、考え方は同じでなければいけないと思います。そう考えると、甲子園で勝つことだけがすべてじゃない。だから私は甲子園の不公平なトーナメントにも理解を示すわけで、甲子園ありきで考えるなら甲子園で高校野球を終われるなんてとても幸せなことなんだと、だからそもそもコールドなんて発想は甲子園大会には無いんだと思います。どんなに点差がついても最後まで大観衆の前で戦わせてあげたい。地元から遠路はるばる来ていただいた応援団のためにも、コールドなんてあってはいけない。コールド推進派のファンの方々は雨天コールドでどんなに当時の選手たちが泣く泣く甲子園を去ったことか、それで今は継続試合という制度ができたこと、そういう世の中の流れに自分たちの考えが逆行していることを理解しないといけませんね。私の中では札幌開催やコールド制は7回制よりもあり得ない。ファン目線で7回制の是非を語るのは止めていただきたいなと思います。唯一時期をズラすというのはアリかもとは思います。年月をかけて学校制度全体を巻き込みながら、必要によっては政治も巻き込みながら、それなら出来るかもしれませんが、日本高野連は「可及的速やかに」実施することにこだわっているようなのでね。だから反発が出るんでしょうね。お互い歩み寄りが必要です。

私は暑さ対策の議論をする時、その議論の中心にいるべき人は高野連関係者や球場スタッフ、監督さん、あとはその道に精通した有識者だけだと思っています。球児については以前も言いましたが2年半しか携わらない高校野球についての意見を参考にはできても議論の中心に置くべきではないと考えています。あくまで決定するのは高校生ではなく大人の責任で。その時の高校生の判断で物事が決まってしまうと、何十年先まで当時の高校生に責任を負わせることになるので、私は絶対それはあってはならないと思っています。

暑さ対策や7回制については引き続きまた後日、好き勝手(?)に語りたいなと思います。