大きく報道されて知ってる方もいらっしゃるかと思いますが、先日、磐越道で痛ましい事故が起きてしまいました。亡くなられた方には心よりご冥福をお祈り申し上げます。事故の原因や詳細については捜査が行われている段階で私がお話しすることはありませんが、部活動の遠征に行く途中の事故ということで本ブログでも高校野球の話題を取り上げておりますのでね、他人ごとでは無いということで今回は部活動の遠征について、自身の経験や思うことを語ってまいりたいなと思います。

私の知る限り、ほとんどの強豪校は他の都府県へ練習試合等、行っていると思います。あまり都府県内の強豪校とは練習試合等、やらないんじゃないでしょうか。理由はおそらくですけど全国大会を狙うにあたり、同一都府県の強豪校と交流を持ってしまうデメリットが大きいのだろうなと思います。手の内を見せたくないとかもあるでしょうか。言ってもライバルですから。ただし、私の出身地でもある北海道はお金と時間がかかるため、道外まで行ってというのは何かのついでじゃない限り、無いんじゃないかなぁ。土日で道外とか気軽に行けるような感じじゃないですもんね。他県の強豪校と交流を持つメリットは井の中の蛙にならないことと、より高いレベルのチームと試合をすることでチームのレベルが上がり、それがその地域全体のレベル向上に繋がるためと思います。なので私は遠征自体をまったく否定するつもりはありません。そこは今回の事故と分けて考えるべきと思っています。今回の事故は高校の部活事情ではなく、それ以外の要因の方がメチャクチャ大きいと思うのでね。公共交通機関を使おうがレンタカーを使おうが事故は起きるときは起きますし、まったく安全な移動手段なんてありませんから。この事故を報道で知った時、まず私は自分の高校時代を思い出しておりました。本ブログでも何度も書いておりますが、私は高校まで柔道をやっていたんですね。とは言っても札幌支部内でも有数の弱小柔道部(出身高校の柔道部はもう活動していないようです)でしたが。私が一年生の春に入部した時は三年生は0人(前年までは5~6人いたようですが、とある事情で私が入部した時には全員退部しておりました)、二年生が5人(うち一人は幽霊部員、もう一人も夏の大会後に退部)という状態。高校柔道は5人いないと団体戦が組めないため、入部したばかりの私の同級生が夏の大会に団体戦のレギュラーとして二年生と一緒に出場(その子もすぐ退部しました)するも、試合結果は散々たるものでした。そんなチーム事情でしたから、私くらいの実力でも一年生の秋からレギュラーとして出場できたんですね。私が二年生の時には三年生3人、二年生4人、一年生1人で計8名、私が在籍中では最も部員数が多く、活気もありましたけど上級生3人が引退すると部員は5名、ギリギリ団体戦が組めるような状態で、レベルも旧チームより明らかに劣ってました。そんなチーム状態をうちの顧問の先生は見かねてか、たしか三年生になる前の春休みだったと記憶しているのですが、高校の柔道部に入って初めて他校と合同練習をしたんですよね。それが当時、道内でも5本の指に入るくらいの実力校だった札幌第一高校。今でこそ北海道の柔道強豪校といえば北海や東海大札幌の名が上がるんでしょうけど、私が現役時代は北海は札幌支部の中でも3~4番手くらい。明らかに札幌第一の方がレベルが高かったですからね。そんなチームと合同練習できて幸せ…なんて発想は当時の我々にはなく、ただ、「かったりーな(言葉使いが悪くてすみません。高校時代の気持ちを表現した言葉使いですので何卒ご容赦を)」の気持ちだけしかありませんでしたし、それ以上に札幌第一高柔道部が恐ろしくて(あくまでイメージです)。自分らより何倍もの部員数がいますし体格もね、全然違いましたから、ヘタすれば殺されると(笑)。もちろん、そんなことは無いんですけれどもね、冗談で話し合っていました、うちの部員どうしで。そんな強豪校と、なぜ合同練習できることになったかというと、うちの先生と札幌第一の先生が大の仲良しだったから。もうね、大会とかでも常にべったりなんですよ。どういう関係性か聞いたことはありませんでしたが、お互い当時は50近かったでしょうか、もうね、付き合ってるんじゃないかというくらい(笑)。それくらい仲良しのお二方でしたから、そのよしみで話しがまとまったんでしょうね。記憶が確かなら、たしか一週間くらいだったかな?こっちの一方的なお願いだったはずで札幌第一にとってはメリットなんて一つもないのに今になって思えば良く了承してくれたなと思いますし、そのおかげもあって最後の夏に2勝できましたからね。当時の札幌第一の柔道部員や監督さんには感謝しかありません。やっぱり強豪校との合同練習は我々弱小チームにとっては大きかった。我々のような弱小柔道部は、札幌第一という名前を聞いただけで試合をやる前から負けちゃってましたからね。それが札幌第一と合同練習したことによって、あれ、意外と札幌第一の中でも互角にやれてるぞって、そういう気持ちにさせてもらえました。それはやっぱり足を運んで自分らより強いチームとやらないとね、わかりませんから。私は当時は札幌市内に住んでいて、札幌の高校に通って札幌第一ももちろん市内ですから公共交通機関で数百円で行ける環境でしたけど、強豪校が遠征するとなるとね、より強い相手を求めて行動範囲が広くなるのは当然のこと。どの強豪校もまずは全国大会に行くことが目標だと思うので、都府県内でチマチマと練習試合なんてやってたらレベルも上がらないでしょうからね。遠征はしょうがないと思います。いろんな野球部の監督さんの話を雑誌とかでたまに目にしますけど、二種免許を自腹で取得して中古のマイクロバスを購入したりして7~8時間移動するなんてザラだとはよく聞きます。他の部活動も当然そういうことはあるでしょうし、そういう苦労をされていらっしゃる指導者はたくさんいらっしゃると思うのでね。だからこそ、今回の事故と部活動のいろんな事情は分けて考えないといけないなと思いますし、原因がなんだったのかということは時間がかかっても良いので明確にしてもらいたいなと思います。どこかの元政治家が仰っておりましたが部活動の遠征は公共交通機関を利用すべきなんてね、今回の事故がマイクロバスでの移動が原因とされたんじゃ、生徒は可哀想ですし、納得はできませんよ。

事故の原因は今後、究明されないともちろんいけませんが、私個人の経験でいうと、私は普通免許の他に大型免許も持っていて、自衛隊時代に何度か10トンくらいの車を運転したこともありますけども、当たり前ですけど普通車とは全然違うんですよね。車体の重さから制動距離も違いますし、遠心力も普通車とは全然違う。何より自家用車のように毎日運転してないじゃないですか。癖がね、なかなか掴めないんですよね。だから、私は自家用車以外の車は自家用車以上にメチャクチャ慎重に運転してました。それは普通車(自衛隊の保有する官用車)でも同じでしたね。ましてや同乗者がいるとなおさら。ちょっとね、免許返納の問題もそうですけど、車の運転に関しては簡単に考えている人が多い気がします。とはいえ、近年のネット社会では犯人探しや特定の人を吊るし上げて騒ぎ立てる輩もおりまして、それに加担しているメディアもね、最悪だと感じております。冒頭で書いたとおり、あくまで原因の究明と今後どうすべきかが大事であって、誰かを糾弾して吊るし上げても意味が無いのでね。このような事故や事件が起きると「絶対におまえを許さない」みたいな、正義のヒーロー気取りで熱くかたるテレビのコメンテーターやユーチューバーさんなどがいらっしゃいますが、親族やお知り合い以外の方はあくまで冷静にね、関係ない人がギャンギャン吠えたところで亡くなられた方は帰ってきませんし、原因もわからないまま適当に謝罪されても、また同じような事故が起きますからね。なによりもご遺族の方が余計につらい思いをするだけですから、どうしても怒りが抑えられない、感情がコントロールできないという方はね、以前も言いましたけど人として大変危険ですので専門医への受診をお願いしたいなと思います。