久しぶりにプロ野球の話題を。先月、12球団監督会議が開かれました。主に議論されたのは、以下のとおり。

 

①投手交代時、コーチではなく監督がマウンドに行くこと

②CS日程について

③自主トレなどにおける選手のドレスコードについて

④申告三振制について

⑤交流戦におけるDH制の導入について

⑥タイブレーク制の導入について

⑦リクエストの第三者導入

⑧ポスティングシステムの問題点

 

①は試合の時間短縮を目的とした案で、今季から12球団で統一されて実施されるようです。ただ、罰則が無いとのことなので、北海道日本ハムファイターズの新庄監督は会見で「ルールで決まったことですから」としつつも、「本当は(マウンドに)行きたくない。ここぞという場面で行きたいので。最初はコーチに今までどおり行ってもらおうかな」などと語っていたそうです。まぁファンとすれば、どちらでも良いんですけどね。それで時間短縮が見込めるのなら大歓迎ですけど。新庄監督の言うとおり、たまに監督がマウンドに行く姿も良かった。新庄監督に限らずね。かと言って、まったくマウンドに行かない監督もいますよね。栗山監督時代の後年とか、まさにそうでした。何度、ここでマウンド行けよと思ったことか。そういうチームは弱い。たまに監督がマウンドに行った方が、球場全体がピリつきますからね。そういった意味でいうと、たまに行く方が良いような気もしますが、時間短縮を理由にされると、なんも言えません。こちらはデータを持ち合わせてないのでね。因みに④と⑥も、同じ理由で案として挙がったようです。④については福岡ソフトバンクホークスの小久保監督が提案されたようなので、主にパ=リーグの投手が打席に立つ交流戦でという感じでしょうか。ただね、私は投手も9人目の打者だと思っているので、どうなんだろうという気はしますけど。昨季の9イニング平均試合時間は前年より5分短縮された、3時間2分だということですね。これを聞いてちょっと思ったんですけど、ファイターズの試合ってナイトゲームで6時に始まったら、だいたい9時までには終わるんですよ。パ=リーグの他球団のゲームも、おそらく似たような感じじゃないでしょうか。セ=リーグの試合は近年見てないですけど、昔の巨人の試合なんて放送時間の延長なんて当たり前。一部の地域を除いて延長された夜の9時24分でもまだ試合が終わらないなんて日常茶飯事でした。さすがに今はだいぶ試合時間は短縮されたと思いますが、おそらくセ=リーグの試合の方が長いと思うんですね。それが⑤のDH制の有無に繋がってくるような気がしております。投手が打席に入ることでいろいろ考えることは出てくるでしょうし、駆け引きで時間が長引くこともあるのかなと。できればセ=リーグとパ=リーグ別々に平均試合時間を出してもらいたいですね。今は多くのセ=リーグの監督がDH制導入に反対しているようですが、試合時間の短縮効果が見込めるとわかればね、DH制議論にも一石を投じることになるかもしれません。⑥については、二軍の試合で早くも試験的に導入されるそうですが、個人的にはタイブレーク制導入に反対です。というか、タイブレークにするくらいなら延長戦を廃止して欲しいなと。コロナの時、延長戦ありませんでしたよね。あれ、すごく良かった。リーグ戦なのですから、無理に白黒つける必要は無いと思いますよ。考え直して欲しいなと思います。

②と⑧はもちろん、被害者からの提案です。リーグ優勝しながらCSで敗れた巨人の阿部監督と、上沢問題で苦言を呈した北海道日本ハムファイターズの新庄監督。CSはね、これはどんどん優勝チームの有利な方向でやったら良いですよね。私は2位と3位が対戦するファーストステージにもアドバンテージを考えて良いと思っております。やっぱりペナントレースの順位はね、最大限尊重されないと。かといってCSを否定するものではないことだけは、はっきり言っておきたいなと思います。新庄監督の提案に関しては、あまり他の監督から賛同が得られなかったのかな?というか、ホークスを名指しで批判したようなものですからね(新庄監督は、ポスティングでメジャーに行って、1~2年でダメでホークスに行くという流れを止めて欲しいと言ったようです)。それだと小久保監督の手前、なかなか意見しにくいでしょうね。ただ、これは新庄監督が率先して意見したというよりも、座長を務めた千葉ロッテマリーンズの吉井監督がポスティングシステムについて新庄監督に意見を求めたということなので、吉井監督も自軍からメジャーに移籍した佐々木朗希投手に思うところはあったでしょうし、でも、これは監督どうしの話し合いでどうなるものでもないことがわかりつつも、同じ境遇の新庄監督に「言わせた」ということかも知れませんね。ポスティングシステムについては球団ごと事情が違います。ロッテや日本ハムはポスティングでの高い譲渡金を見込んで率先して選手を売りに出す必要がある。そうしないと、球団経営が成り立たないのでね。だからお金持ち球団の巨人やソフトバンクは、ポスティングを認めていないわけです。オフもいろいろあったポスティング移籍ですが、なかなか球団との溝を埋めることや12球団足並みを揃えるというのは難しいかも知れません。でもね、議論くらいはしてもいいと思うんです。もちろん、そこは監督だけじゃなく経営者も巻き込んでの議論は必要でしょう。その形跡すら現時点で無いというのがね、私は残念です。

③については阪神の新監督、藤川監督から提案があったようです。我々ファンは気にも留めていませんでしたけど、多くの監督からは賛同の声が。自主トレ等で、NPB所属の選手がメジャー球団のロゴの入った帽子やTシャツを着ていることに警鐘を鳴らした形となりました。メジャー経験のある藤川監督だからこそ、思うところがあったんでしょうね。メジャーの選手でもないのに、というね。気持ちはめちゃめちゃわかります。⑦は今は審判団が一度バックネット裏に下がって確認してますけど、他の競技にあるようにカメラチェックを専門的にする人がいても良いのではという案。巨人の阿部監督からの提案のようですが、おそらく、それで嫌な思いをしたことが昨季あったんでしょうね。そういう人を配置してジャッジするのもね、アリではないでしょうか。