昨日まで北海道日本ハムファイターズは広島での3連戦でした。結果は1勝2敗。今季初めて、2カード連続の負け越しです。初戦は投打で圧倒しましたけど、2戦目3戦目は相手投手陣を攻略できず、四球やエラーも重なって負けるべくして負けた試合となってしまいました。打線も完封負けと1得点のみの敗戦。一見打線が打てなくて負けたように見えますが、私には田中正義の不調が影響したように見えましたね。勝ちパターンの後ろの投手が固定されないと、様々なところに歪みがきてしまうなって。一日も早くクローザーに復帰できる日を待っています。ところでこのカープ3連戦で、納得できたというか、腑に落ちたことが二つありました。それは初戦の北山の先発と新庄監督の田宮に対するコメントについて。私は初戦の先発投手を当初は鈴木と予想していたのですが、蓋を開けてみると鈴木は3戦目の先発でした。ローテーションどおりなら3戦目は山崎福だったんですが、山崎福は中7日で今日のスワローズ戦に先発。先週の雨天中止でローテーションが崩れ、開幕から一貫してカード頭を投げ続けていた山崎福をどうするか、私も非常に注目していたんですが、一日ずらしてでもカード頭に持ってきたということは、もはやカードの初戦は山崎福で行くんだという首脳陣の強い気持ちの表れではなかったかと思います。だからカープとの初戦に北山を急遽5回限定で投げさせたということではないでしょうか。そうであれば納得はできますよね。北山も急遽チャンスをもらって短いイニングとはいえ5回無失点と好投しました。チャンスをモノにできてこれからと言う時に…詳細は後述するとして、それから新庄監督は以前、田宮のバントミスについて苦言を呈したことがありました。元々バントなどの細かい野球のミスを嫌う監督ではありましたが、なぜそこ?って当時は私自身思っておりました。しかし先日の新庄監督のコメントで納得させられましたね、「キャッチャーはあまり褒めたくない。あまり褒めて調子に乗られても困る」と。これには私も同感です。特に実績のない若い田宮ですから、私自身も褒めるのを控えてきました。キャッチャーは扇の要、司令塔です。調子に乗られると困りますから。

しかし私は監督ではありませんので、良いものは良いと褒めるし悪いものは悪いと批判はしますよ、今も昔も変わらずにね。あくまでも公平にチームを批評するのが私のモットーです。そういうことで言えば昨日の田宮、プロ初の4番を任されて2安打、素晴らしかったですね。特に私が感心したのは9回二死からのヒット。前の二人が相手クローザーに簡単に打ち取られたあとの会心のヒットですからね。何より今季の田宮を見ていて思うのは打席での表情が素晴らしいなと思うんですよ。ヘラヘラしてないし、これぞプロの表情だなって。同じことが郡司、水野、水谷にも言えますよね。良い表情で打席に入っております。清宮、万波、今川とは正反対。特に今川は言い方悪いですけど、もうそろそろ打席でヘラヘラするの止めたら?って思うんですよね。打った後ヘラヘラするのは全然かまわないですけど、ルーキー時代から変わらず打席でヘラヘラ感が出ちゃってる。プロ生活ももう4年目、年齢も中堅クラスに差し掛かるころですから、いちファイターズファンの気分で野球をやっていたらいつまで経っても一軍定着は見えてこないと思います。プロとしての自覚を持って、野球に取り組んで欲しいなと思いますね。そういえば今川はまだファイターズのファンクラブに入っているのかな?もしまだ入っているのだとすれば、まずはそこから見直されてはいかがでしょうか。

現時点において、オールスターファン投票でファイターズはDH以外のすべてのポジションで1位に選出されております。このまま行けば、ファイターズから9名がオールスターゲームに選ばれることになりますね。エスコンFでオールスターゲームが行われることも相まってこれだけの票がファイターズの選手に集まったんだと思いますが、新庄監督の仰る通り、これがエスコンF以外での開催だったらもう少し違う結果にはなったことでしょう。新庄監督は先日、「素直に喜べない」と仰っていましたが、その気持ち、良くわかります。私も、いくら何でもこれはやり過ぎと思うくらいですから。何よりも私が一番懸念しているのは、主力の選手たちが休む間もなく後半戦に突入してしまうこと。特にファイターズの主力のほとんどは一年通してペナントレースを戦ったことのない選手ばかりです。オールスターゲームなんかに出ずに、リフレッシュして欲しいのが本音なんですけどね。

さて、今日から神宮でスワローズ戦。一昨年の神宮での試合はたしか、大乱打戦になったんですよね。今日は前述したとおり山崎福が投げております。明日の予告先発は金村。一日ずつローテーションがズレました。ということは明後日3戦目は加藤貴になるでしょうか。でも、そうなると来週の6連戦の初戦がいないんですよね。一番可能性があるのは二軍で防御率0点台の上原。もしくは神宮3戦目に上原、来週の初戦に加藤貴という可能性も。後半戦に向けて、上原は無くてはならない存在ですからね。この時期に一軍でどういう投球をするのか見たいですし、見たいと言えば上原のバッティングですよね。来週はエスコンF6連戦ですから、個人的には神宮で見たいなと思いますし、二刀流と豪語しているのですから、それくらいはやって欲しいですよね。今やらずにいつやるんだって。来週2戦目以降は伊藤、福島、山崎福、金村、加藤貴を予想。ひょっとすると金村と加藤貴を入れ替えたりして。以前のようにね。エスコン6連戦の初戦であれば雨で流れた甲子園が再来週の火曜日に組まれるでしょうから、加藤貴をそこの先発に。本当は交流戦の最終試合、北山を予想してたんですけどね。北山は今日、一軍登録を抹消されましたが(鈴木も抹消)疲労骨折のようですね。だから時期尚早だって言ったのに。骨折するということは、フォームがどこかおかしかったから骨折するんですよ。怪我したのは仕方ないですが、残念としか言いようがありませんね。復帰は7月と報道されていますので、思いのほか軽くて良かったなと思います。話を戻しますが、加藤貴が6連戦の6戦目に投げた場合は甲子園での最終戦に上原、達、松浦、柳川、バーへイゲンのいずれかを予想。先日の鈴木のようなパターンもあるかも知れませんね、今のリリーフ陣の中からブルペンに入れずに調整させてね。でも、私はそれはちょっと考えにくいかなと思ってまして、一番有力なのが上原か達じゃないかなって、勝手に思っていますけどね。松浦も見てみたいですよね、北海道にゆかりのある投手ですから。甲子園というのも良いじゃないですか。達や松浦にとっては思い出の球場でもあるでしょうしね。