北海道日本ハムファイターズにFAで加入した山崎福也が移籍後初勝利を上げました。良かったですね。昨日のホークス戦、再三ランナーを出しながら要所を締め、好守にも助けられての先発2戦目での勝利は山崎福也自身、乗って行ける勝利になったと思います。特にホークスには個人的に負けて欲しくなかったので、この調子でホークス相手にチームとしても勝ち越せるよう、頑張って欲しいなと思いますね。なぜ、負けて欲しくないかって?決まってるじゃないですか。先発した有原投手もホームランを打った近藤選手も、ファイターズの主力でありながら…ホークスを選んだからですよ。さらに昨年、問題を起こした山川穂高選手も大型契約で獲りましたからね。そんな昔の巨人のようなチームに負けられないじゃないですか。ホークスファンの方々には申し訳ないですけど、私は開幕前、ホークスを4位予想にしてるんでね。ファイターズは5位予想なんですけど、これは外れて欲しい予想でもありますし、ホークスに勝ち越すことがあれば、それだけで私は嬉しさMAX、ホークスよりも順位を上げてAクラスにも近づけるのかなと思っています。

開幕から各チーム9~10試合消化しましたけど、予想通り混戦となっています。3連覇中のバファローズが、やや打線が湿りがちですけど実績ある打者が揃っていますからね。これからじゃないでしょうか。バファローズは今日の試合、滝川西高(北海道)卒のルーキー、高島泰都投手(赤平市出身)が先発なんですね。北海道出身ですから応援しておりますし、頑張って欲しいなと思います。北海道出身といえば、ホークスに数年前育成指名された川村友斗選手(松前町出身)が支配下登録されていたんですね。先日はタイムリーヒットも打っておりましたし、北海高時代は選手権大会準優勝に貢献し、甲子園でホームランも打っております。凄く印象に残っている選手なので、頑張って欲しいです。先日のファイターズ戦でホームランを打った厚岸町出身の佐藤龍世選手(北海高~富士大~埼玉西武~北海道日本ハム~埼玉西武)も益々頑張って欲しいですね、できればファイターズ戦以外で。

ここまで一番投打にバランスがとれて良い状態なのがライオンズ。チーム防御率は脅威の1点台、ということは2点取れば勝てるということですから、チーム打率もリーグトップですし、良い相乗効果を生んでいる気がします。私の予想も2位と高めにしておりますから、まだ始まったばかりですけれども、ここまでは予想どおり。週末のファイターズ戦を見ていても強かったですしね。ここに高橋光成が復帰してきたらライオンズの投手陣は無双状態。打線も山川選手の抜けた穴は大きいなんて指摘する専門家もおりましたが、そもそも昨シーズンほとんど山川選手抜きで戦ってきたわけですし、松井監督や渡辺GMはおそらく山川選手は当初から構想に入れていなかった可能性があって、打って走って守れるチームに移行していた、昨年がその過渡期だったのかなと思って、今年はチームとしてやりたい野球ができるということで、私の予想も高いものになりました。専門家はよく戦力から順位予想をするんですけど、私の場合は違っておりまして、チーム状態、特に監督、コーチ、フロントが一体になっている感じがする球団を評価高めにしております。戦力的にはどこも同等だと思ってまして、じゃあ何が差になるかといえば球団の一体感だと思うんですよ。いくら良い選手が揃っていてもフロントと監督の意識に差があれば、それは選手にも伝わりますしね。そういうところでバファローズは1位予想にしてますし、バファローズとライオンズは個人的には評価が高いものになりました。

ファイターズは昨年までGM職にいた稲葉篤記さんが今年は二軍監督に就任し、二軍監督だった木田勇さんがGM代行に就任、さらに前一軍監督の栗山英樹さんがCBO(チーフベースボールオフィサー)という新たな役職を設けて就任しました。CBOとは簡単に言うと、球団の最高責任者ということで、フロントの全権を掌握する重要なポスト。新たな試みなので、それが今季のチーム成績にどう影響するかはわかりませが、私は来年以降、その成果が表れるのではないかと見ています。栗山CBOが夢の実現と以前語っていたことがありましたが、おそらく第二の大谷翔平選手を作ろうとしているのではないかと思ってまして、その実現のためには球団のトップにつくことが重要だと、そういうことなのかなと思っております。栗山CBOはファイターズ監督辞任の時、「投手枠、野手枠と同じように二刀流枠を作ってもらうよう、球団にお願いしようかな」と仰っていたことがありました。その第一歩がCBO就任だったような気がします。ただ、ファンとしては二刀流だろうがなんだろうが勝って欲しい、それだけが願いなんですね。二刀流を育てても勝ち続ければファンは何も言いません。でも、大谷翔平選手が中心となって優勝した代償はあまりにも大きすぎた。その二の舞だけはならないようにしていただきたいなと願っております。

今季の新庄監督は、ここまで今までのような迷采配は見せておらず、それがご自身が監督就任後初の貯金にも繋がっております。監督の成長が、まだ開幕して間もないですけどこの成績に繋がっていると、私は思いますね。もちろん選手も成長しました。松本剛は一昨年首位打者を獲得、今年は開幕こそ1番でしたけど今は2番に固定されて良い働きを見せておりますし、昨年は万波もあと一歩でタイトルを逃しましたが、今年も十分タイトルを期待できる活躍を見せております。松本剛に関しては私は開幕前から2番でと言い続けておりましたので、やっと想いが新庄監督に通じたのかなと、万波に関しては5番で楽に打たせた方がホームラン数が増えると思っているのですが、ここまでは3番に定着してヒットもタイムリーもコンスタントに出てますしね。良いとは思いますが、ただ、3番固定で万波自身が望むホームラン数が増えるかと言えば、私はそこは疑問に思っています。新庄監督は開幕前、万波について「万波君はホームランバッターじゃないので」と仰っておりました。監督自身、万波にホームランはあまり望んでいないのかも知れませんね。清宮幸太郎のことも過去に「清宮君は中距離バッター」と言っていましたし、ホームランバッターがあまりお好きではないのかも知れません。そういえば先日、五十幡の打席を見ていてふと感じたことがありました。これは清宮にも共通することなんですけど、打席に入って構えるルーティーンが二人とも似てるんですよね。一度、体をのけ反らせるような恰好をしてから構えるんですけど、あれ、止めた方が良いかもと思います。清宮は昨年あたりはだいぶ、しなくなったんですけど、たまに癖なんでしょうかね、のけ反っておりました。五十幡も清宮同様のけ反るルーティーンがあって、長距離打者ならともかく五十幡のような打者には合わないんじゃないだろうかって、アマチュア時代はそれで打ててたんでしょうし、ある程度長打も出ててプロに入っても止められないんでしょうけど、体をのけ反らせる動きって怪我のリスクもあると思うんですよ。吉田輝星選手(現オリックス)が活躍した時の金足農業が校歌を体をのけ反らせて歌ってましたよね?あの時、多くの専門家は怪我に繋がるから止めた方が良いと言っていました。プロ野球選手には無駄な動きだと思うんですよね。無駄な動きなら、止めるべきだと思います。実際怪我で清宮も五十幡も苦しんでますしね。

一方、今年は万波と同学年の田宮裕涼と水野達稀が覚醒の兆しを見せていて、田宮は捕手ながら打率は4割越え、9試合中7試合でスタメンマスクを被っており、好守で勝利に貢献しております。ただ一つ、田宮に言いたいのは勝ってる時は良いですけど負けてる時、捕手として投手が不調の時にいかにリードできるか。週末のライオンズ戦なんかはまさにそれでして、加藤貴が連続本塁打を浴びる前、田宮は投手にしっかり声かけできていたか、自分のことで精いっぱいになってなかったか、私が見ていた限りではそのような加藤貴に対する声かけはありませんでしたからね。それが、まさかの連発を食ってしまった要因だと思います。抑えたら投手のおかげ、打たれたら捕手のせいなんです。経験を積んで、誰にも遠慮せずモノが言える、信頼される捕手になって欲しいなと思います。