3月18日から行われる、センバツ高校野球大会の組み合わせが決まりました!北海道から出場する北海は大阪桐蔭と、別海は岡山の創志学園と初戦を戦います。両校とも強豪相手、しかも大阪桐蔭って…しかし、野球はやってみないとわかりませんので、諦めずに応援したいなと思います。毎回恒例となりました相性チェックですが、言うまでもなく大阪勢とは滅茶苦茶相性悪いです。平成以降でも近大付、上宮、PL学園、履正社、大阪桐蔭と対戦がありますが駒苫が優勝した大会で大阪桐蔭に勝った以外はすべて負けてるんですよね。センバツでは平成以降3回対戦があって、いずれも二桁失点。北海高校自体は大正及び昭和の時代に春夏合わせて3度、大阪勢と対戦して2勝1敗、平成以降は対戦はありませんので当然、大阪桐蔭とも初対決となりますね。北海道勢にとってセンバツの戦い方は難しく、冬季間は土の上で練習ができないうえに、試合勘どころか野球勘すら取り戻すのに時間がかかると言われています。それでも今季は雪も少なかったですし、北海道勢が活躍した年もありますから、まずはエースの松田投手が1~2点に抑えてくれれば、勝機は十分あると思いますので頑張って欲しいなと思います。野手もしっかり守って、二年生エースを盛り立てて欲しいですね。逆に3点以上取られるようだと厳しいかな?大阪桐蔭の投手陣は滅茶苦茶良いのでね。一方、岡山勢とは平成以降では北海道勢の1勝3敗。その唯一の一勝を創志学園から上げているということですね。名将監督率いる創志学園相手ですが、初出場の別海高校には臆することなく、普段通りの野球で勝敗度外視で思う存分甲子園を楽しんで欲しいなと思います。別海のベンチ入り人数は16人と少なく、過疎の町の地方の公立校ですので普通なら地元の子だけで構成されるのかと思いきや、札幌の子が3名いるんですね。他県の方の感覚だとわかりにくいかも知れませんが、札幌の子が別海に進学するって俗に言う「野球留学」みたいなものでして、札幌市と別海町は直線距離にして313キロ離れているということですから、これは大変なことだなと、私立ならあり得ますけど公立の地方の高校に進学するって、なかなか無いことだと思います。3名とも2年生で中学時代は同じクラブチームに所属していたようですから、おそらく別海で野球がしたくて揃って進学したということでしょうが、そういう力が北海道大会4強の原動力になったのかも知れませんね。

さて、ここからは大会の展望を見ていきましょう。32校を4ブロックに分けて見ていきます。

Aブロックは、八戸学院光星、関東第一、田辺、星稜、近江、熊本国府、豊川、阿南光の8校。優勝経験があるチームはいませんが、地区王者が4校ということで、それなりに強豪が集まりました。その中で本命はやっぱり星稜ということになるでしょうか。秋の北信越大会や神宮大会を制し、昨夏に続く甲子園ということで経験も豊富。被災地からの応援も力になるはずです。関東第一、熊本国府、豊川は地区優勝校、八戸学院光星や近江も甲子園経験豊富な、力のある好チーム。田辺、阿南光の公立勢は、なんとか強豪私学に食らいついて勝機を見出したいところです。

Bブロックは、敦賀気比、明豊、学法石川、健大高崎、創志学園、別海、山梨学院、京都外大西の8校。注目は前年度優勝の山梨学院ですね。昨秋の関東大会も準優勝でしたし、実力や経験値で、やや他校を上回っていると見ます。同じ関東地区の健大高崎は昨秋の地区大会で山梨学院に惜敗し、リベンジの想いは強いはず。勝ち進めば、山梨学院とは準々決勝で対戦します。京都外大西は打力が自慢の好チーム。投手陣の出来次第では、上位進出の可能性もありますね。初戦が山梨学院戦ということで、一回戦屈指の好カード。注目です。敦賀気比も好投手を擁す好チーム。明豊との初戦も屈指の好カードと言っても良いでしょうね。これらのチームに、学法石川、創志学園、別海が挑む構図となりそうです。

Cブロックは、耐久、中央学院、宇治山田商業、東海大福岡、広陵、高知、京都国際、青森山田の8校。中でも頭一つリードしてるのが広陵ですね。3年連続のセンバツで経験も豊富ですし、昨秋の明治神宮大会でも優勝した星稜に惜敗。今大会優勝候補の一つに数えられることは間違いないでしょう。青森山田と高知は地区優勝校。京都国際と耐久は近畿大会4強、京都国際は好投手を中心に接戦に強いですし、耐久は初出場とはいえ実力ある公立校です。中央学院、宇治山田商業、東海大福岡も波に乗れば上位進出の可能性もありますね。

Dブロックは甲子園常連校が軒並み集まりました。神村学園、作新学院、大阪桐蔭、北海、愛工大名電、報徳学園、日本航空石川、常総学院ということで、8校のうち5校が甲子園優勝経験校です。その中でも投打に充実してるのが大阪桐蔭。2年ぶりの優勝へ向けて、視界は良好です。昨秋関東大会優勝、明治神宮大会準優勝の作新学院も好投手を擁し、大阪桐蔭に負けず劣らずの実力校。勝ち進めば二回戦で大阪桐蔭と激突します。これは事実上の決勝戦と言ってもいい、好カードですね。愛工大名電、報徳学園、常総学院は優勝経験のある実力校ですし、神村学園と北海も昨夏の甲子園経験者が中心となって上位進出を狙えるチーム。日本航空石川は被災地の応援を胸に、まずは初戦に勝って勢いに乗りたいところですね。

今大会から使用バットの規定が変更になり、飛ばないバットが使われます。さらに従来のバットより細く、バットの芯に当てるのも難しそう。これは、かなり投手に有利な大会となりそうですね。1-0の試合が多くなるのかなと、そんな気がします。私の優勝予想は大阪桐蔭。投打に抜きんでている印象は拭えません。4強予想は大阪桐蔭の他、星稜、明豊、広陵。明豊は迷いましたけどね。京都外大西や山梨学院、健大高崎も捨てがたい。でも、九州2位のチームでもありますし、実力的には九州ナンバーワンと言ってもいい明豊を、私は推したいなと思います。

開会式は今月18日、北海道から出場の別海は大会3日目の第一試合、北海は大会5日目の第二試合が初戦となっています。どこと対戦しても甲子園の出場校は強いですからね。北海にしても別海にしても、明らかに格上の相手を倒すんだという強い気持ちで頑張って欲しいなと思います。