動物って可愛いですよね。犬、猫、ヘビ…あっ、ヘビは違うか…でもヘビだって爬虫類好きの方からしてみればつぶらな瞳が可愛いとか、ツヤツヤしたウロコがたまらないとかあるんでしょうからね。テレビも最近多いですよね、動物を取り扱った番組。視聴率取れるから多いんでしょうね、私はあまり見ませんけど。でも、そういう私もたまに見れば可愛いなとか思ったりします。ハズレがないのが動物やペットを取り扱った番組ということでしょうか。先日、北海道オホーツク海沿岸の羅臼町の沖合いで、流氷に閉じ込められたシャチの群れが報道されてました。全国の情報番組でも大きく取り上げられていたので、知っている方も多いと思います。でも、私は少しこの報道に違和感を持っておりました。何のために、このシャチの報道してるの?って。流氷に囲まれながら顔だけ出してプカプカ浮いてる姿に可愛いなんて声もあって、でもシャチたちからすれば生死の境を彷徨っているかもしれないわけで。心配して報道してるのか可愛いから報道してるのか、わからなくなりました。しかし、テレビ局側の意図はすぐ明らかになることに。確か北海道のローカル情報番組だったと思いますが、シャチの報道をした後に別の可愛い動物の話題があって、その時にアナウンサーの方が「可愛い映像をもう一本お届けします」と言ったんですね。これがテレビ局側の本音なんだなって、シャチの可哀そうな姿=可愛らしい=視聴率取れる映像、そういうことだったんでしょうね。数日でシャチの群れは自力で脱出したようですが、動物を使った心配しているふり報道は、絶対やめて欲しいなと思います。特に今回は沖合いで起きていることですからね。陸地で起きているのなら地元の人々の生活にも影響するでしょうし理解できますけど、流氷の中の沖合いに浮かぶシャチが人間の生活に影響するとはとても思えません。そういうことは自然界ではよくあること。過度に可哀想ぶるのも、私は違うと思いますよ。

テレビの話でもう一つ、気になったことがありました。昔はよく見られたドッキリ番組。一時期あまり見かけなくなりましたけど、最近また増えてきたような気がします。昔はアイドルや俳優さんなんかも良くドッキリかけられていましたけど、最近は芸人さんがメインになってますね。先日、某女性芸人さんがある番組で、土曜日放送の某ドッキリ番組を「クソ番組」と罵って、それがネットニュースになってました。ある種、芸人さんのリップサービスであって、本心でないことは明らかだったのですが(私はどちらの番組も、毎週かかさず見ています)、この話題に対し、ごく少数ではありますがドッキリ番組を真面目に非難する人がいてびっくりしました。そういう人たちは、要はやってることはいじめと変わんないだろって、だから自分は見ないんだって、テレビはズレている、だからどんどんテレビ離れが進むんだって、そういうことのようです。確かにもっともな部分もあるんです。私も、「これってただのいじめじゃないの?」って思うことがありますから。それでも毎週かかさず見ちゃうのは、それを上回る面白さが他にあるから。それを、番組自体を公然と批判するのは私はどうかと思います。その場面に対して非難するのなら理解できますけどね。某女性芸人さんもそういう意図で喋ったのではないはずで、そもそもドッキリを含めたバラエティ番組はそのくだらなさが面白いのであってクソ真面目に見るものではないですし、そういう不満があるのなら見なければいいだけのこと。私だって、昨今のバラエティ番組に不満はありますよ。以前も書きましたが、無意味なワイプとか、お客さんかスタッフのサクラ的な不思議なタイミングで入る声とか、番組の納得いかない終わり方とか。でも、それはすべて番組の構成上への不満であって、番組の存在や特有の芸人さんを批判したことはありません。なぜならみんな面白いですし、リスペクトしてるから。面白いから見てるんです。芸人さんも、バラエティ番組があるから需要があって飯を食えてる部分もありますからね。松本人志さんの件に対しても松本人志で笑ったことが無いとか、存在自体が不快だとか、もはや誹謗中傷でしょってコメントが多く見受けられます。そんなこと、わざわざ公言する必要あります?人を傷つける笑いは嫌いって、だったらほとんどの芸人さんはアウトですし、お前(失礼!)が一番人を傷つけてるんだよって。お笑いって、多かれ少なかれ誰かを傷つける可能性ははらんでいるんだと思うんですよね。ハゲネタ(薄毛の人をネタにした漫才等)が最近問題になってますけども、ハゲてる人って劣等感持つべき存在ですか?もちろん中には劣等感を持たれて生きてきた方もいらっしゃるでしょう。でも、そこを笑いに変えてハゲてても劣等感持たなくて良いんですよと、堂々と生きてていいんですよって、そういうことを笑いに変えられる存在が芸人さんだと思うんですがね。それを問題にすること自体、ハゲている方々を余計苦しめているんだということをBPOだかなんだか知りませんけど、考えて欲しいなと思います。前述したとおり、私は動物を取り扱う番組はほぼ見ませんが、別にそういう番組が多いからといって批判したこともありません。バラエティ番組でいうと、例えば第七世代が一時期大ブレークしましたけども、中には「なんでこのトリオ売れてるの?」って思うのもありました。全然このトリオ見てても笑えない、ネタも面白くない(失礼!)のに、最近の若い人はこういうネタが好きなんだって、でも最近はテレビで見かけなくなりましたけどね、その若手トリオ芸人さん。でも、私は過去にこの若手トリオ芸人さんを批判したことも無いですしね。私は笑えないけども、ご本人たちは売れたい一心で一生懸命やってると思うので、そこに対してのリスペクトはしております。テレビ局がその芸人さんを使いたいのなら使えばいい。それに対してグチャグチャ言うのは、私は間違っていると思いますね。「松本で笑えない」とか「ハゲネタどうなの」とか「ドッキリはいじめに繋がる」とか公言する人は、ちょっと他人に対するリスペクトが足りないような気がしますが、どうでしょうか。因みに前述の土曜日の某ドッキリ番組、以前から比べたらつまらなくなりましたね。理由はドッキリ番組と言いながらドッキリじゃなくなっているから。もっとスケールの大きいドッキリを仕掛けて欲しいなと思います。

以上、長々と私の心の声を書いてきましたが、何が言いたいかというと、将来本当に笑いの無いつまらない世の中になるぞと、そういうことですね。情報番組や教育番組が大半を占めて、その内容に反応して他人を公然と攻撃する世の中。そんな世の中、まったく面白くありません。若い方たちがそれを望むのなら、それでも良いですけどね。私はドラマをあまり見ませんけども、今年に入って面白そうだなと思って唯一見てるのが「不適切にもほどがある」。まさに私がこれまで書いてきた話題にピッタリなドラマです。話は面白いのですが、唯一気に入らない(というか邪魔な)のが突然歌い出すシーン。あれって、ミュージカルですよね。昔、某有名司会者がミュージカルが嫌いって公言されていましたけども、ようやくその気持ち、わかったような気がします。こういう気持ちになる方って意外と多いようで、先日、NHKの有名番組でもミュージカルについて取り上げられていましたね。その番組によると、ミュージカルって昔は歌と踊りがメインで芝居は二の次だったのが、いつからか芝居がメインになったと、そうなると芝居の途中で歌と踊りが入ることに違和感を持つ人が多くなったと、そういうことでした。ドラマを見ていてそのことを思い出し、納得させられましたね。でもドラマ自体は面白いので、ぜひ、特に若い人に見てもらいたいなと思います。

松本人志さんの報道が相変わらず過熱しております。週刊誌報道は今後も続くだろうなと、徹底して松本さんを追い込むんだろうなとは思っていましたが、影響力のある著名人の方々もコメント発していますよね。あれが一番最悪だなと私は感じておりまして、それこそ火に油を注いでいる形になっているのではないかと思っています。あるタレントは週刊誌だけでなく、女性に対しても松本氏は訴えるべきだと、そうすれば争点が明確になると仰っておりますが、松本さんが女性を訴えることは100%ありません。女性側が松本さんを相手に提訴すれば可能性はあるかもしれませんが、松本さんから女性を訴えることは無いです。これは断言してもいい。松本さんの敵はあくまでも週刊誌などのマスコミ。女性では無いんです。そこははき違えないようにしていただきたいですね。それから一部のメディアは松本さん擁護派を「松本信者」と一括りにして書いています。しかし、本当にそうでしょうか。それこそ、差別的発言なのではないでしょうか。松本さんが絡んでなくてもおかしいものはおかしい。擁護派すべてを「松本信者」と捉えるから、週刊誌などのメディアはおかしいデタラメ記事ばかりだと言うんですよ。私がずっと言ってることは簡潔に申しますと、「関係ないやつは黙ってろ」と言うことです。議論するのはいいこと?寝言は寝ながら言って欲しいですね。世の中のSNS上で交わされてるコメントの、どこが議論なんですか。議論しろと言っているコメンテーターは、誹謗中傷を容認してるんですよ。そのことを忘れないで欲しいなと思います。すみません、汚い言葉遣いがちょいちょいあって。ちょっと熱くなってしまいました。心の声が漏れてしまったようです。