今日は、プロボウリングの話題を記事にしたいなと思います。昨年、男子は山本勲プロがポイント、アベレージの二冠、女子は中島瑞葵プロが上記ランキングに獲得賞金ランキングを合わせた三冠を達成しました。中島プロに至っては若干19歳で達成するという快挙。ボウリング界でこれだけ若いプロが活躍できる土台は、ジュニアの育成が昔より遥かに発達しているからでしょうね。昔のボウリング界は社会人の娯楽のスポーツという側面があって、本格的にボウリングを始める年齢も遅かったと思います。ボウリングブームも相まって、ボウリング場も黙っていても賑わっていましたね。ところがブームが去ると客足が一気に遠退き、潰れるボウリング場が続出。そこでボウリング界が考え出したのがジュニアの育成だったんですね。ジュニア世代にボウリングの楽しさを伝えることで、たとえボウリングとは離れた道に進んでもボウリングは続けてくれる、ボウリング場に戻ってきてくれる、そういう戦略があったようです。その結果、一部の素質あるジュニアたちがプロになり、中島プロのように活躍してるんですね。トーナメントプロ以外のプロたちも、地元のボウリング場で次世代のジュニアたちにボウリングの楽しさを伝えてくれています。昨年の三冠女王、姫路麗プロの若いころの時代(失礼!)には想像もつかなかったことが今、起きているというわけですね。私も本格的にボウリングを始めたのは社会人になってから。たしか21~22歳ころだったと思いますが、初めて参加したリーグ戦ではほとんどの方が30歳以上でした。20代はおそらく私の仲間数名だけだったと記憶しております。みんな自分より上手くて強い印象がありました。プロの話に戻すと男子では宮澤拓哉プロが昨年のラストトーナメント、全日本を制しました。その後行われたリージョナルツアー、カメレオンOP(12月23日~24日)でも見事優勝。宮澤プロも今年プロ2年目の27歳(昨年ポイントランキング11位)、男子も若い力が活躍中。今季プロ3年目となる大久保雄矢プロ(優勝1回、26歳、昨年ポイントランキング8位)、井口僚太プロ(優勝1回、25歳、昨年ポイントランキング55位)、原口優馬プロ(優勝1回、24歳、昨年ポイントランキング41位)、プロ4年目の坂本就馬プロ(優勝2回、21歳、昨年ポイントランキング10位)など、実力ある若いプロがいっぱいいますからね。山本勲プロや昨季ポイントランキング2位の川添奨太プロ、同ランキング3位の藤井信人プロなど30代、40代のプロもうかうかしていられません。女子も中島瑞葵プロの他、坂本かやプロ(優勝6回、23歳、昨年ポイントランキング2位)や石田万音プロ(優勝2回、18歳、昨年ポイントランキング3位)など若いプロが躍動しました。中堅のプロたちはトーナメント以外で忙しいというところもあるでしょうが、もう一度若い時分に経ち返って頑張って欲しいなと思います。今年は、男子は今月23日、25日、31日に行われるシーズントライアル、女子は3月の関西OPが初戦となりますが、今年もラウンドワンGCBが行われるため、一部のプロは早速1月30日から予選会に出場することになります。開催要項を読むと昨年とさほど変わりはないとは思いますが、シードプロのみが出場するボウリングカーニバルというのが増えたのかな?これはどういった大会なのでしょうか。アマチュア選手も参加できるということなので、プロチャレみたいな感じなのでしょうか。ひょっとするとシードプロはラウンドワンGCB予選免除という特権が与えられているのかもしれませんね。北海道からは今年も本間由佳梨プロ、倉田萌プロ、江川司プロがトーナメントプロとして各トーナメントに出場します。そのうち本間プロは「女子永久A級ライセンス」を取得、無条件で今後、トーナメントに出場できることになりました。所得の条件として「200ゲーム、200アベレージ以上またはシード権のいずれかを5年連続達成、獲得した者及び全日本選手権優勝者」となっています。永久A級(えーきゅー、えーきゅー)だったり、取得条件もややこしいですが、とにかく良かったですね。おめでとうございます。

今年はコロナ期間中行われなかった宮崎OP(女子)などが復活する予定とのこと。コロナ前は地元の女性フリーアナウンサーの方が実況されていて、解説の男子プロとの掛け合いが非常に面白くて、私は好きでした。今年もぜひ、コロナ前のような楽しい中継動画を願っております。

まったく話は変わりますが、最後に総理大臣へ常日頃から噛みつき、この度とうとう大炎上を余儀なくされたタレントさんへ一言。人間間違うこともあるでしょうから、SNSでの発信内容にどうこう言うつもりはありませんが、しいて言うなら60歳過ぎた知識も豊富な方ですから、言葉遣いは何とかしようよって。総理大臣に対しては汚い言葉いっぱい使っていましたが、謝罪のコメントは綺麗な日本語使ってたじゃないですか。ちゃんとしようと思ったらできるのに、やらないのは最低です。私よりも立派な学歴をお持ちでしょうし、特に影響力のある著名な方ですからね。子供たちに自慢できる正しい言葉遣いを今後、お願いしたいなと思います。