7月28日に千秋楽を迎えた大相撲7月場所。優勝は照ノ富士(横綱)でした。10回目の節目となる優勝、おめでとうございます。節目といえば、愛知県体育館で行われる最後の名古屋場所での優勝ということでもそうですね。まさか優勝決定戦にまでもつれ込むとは思いませんでしたけど、12勝3敗、立派な成績だったと思います。横綱と比較して申し訳ないんですけど、大関陣の優勝とは同じ12~13勝でも内容が全然違う。だから横綱と大関なんでしょうけどね。大関陥落が決まった貴景勝は、来場所は関脇からの再スタートとなります。まだ27歳、今すぐ大関復帰は難しくても、まだまだやれる年齢ですからね。まずは怪我を完治させて、自分の相撲内容をもう一度見つめ直して頑張って欲しいなと思います。怪我といえば、今場所途中休場した朝乃山(前頭12枚目)も膝の靭帯再建手術を行うため、長期休場は避けられないんだとか。プロ野球の投手とか良く聞きますけどね、再建手術って。投手の肘だと復帰まで一年以上かかったりしますがお相撲さんの膝の場合はどうなんでしょうか。来場所は十両へ落ちることが確実な状況ではありますが、一年も休んだらどうでしょうね、三段目か、或いは序二段くらいまでは覚悟しなければいけないかな?残念ですが、しょうがありません。これらのことを受けて、横綱審議委員会では公傷制度復活の議論がなされたんだそう。以前も本ブログで書きましたが、私は公傷制度を条件付きで復活させて欲しいなと思っております。条件というのは細かいルール作りが必要ということですね。そこさえしっかりしていれば、公傷制度復活もアリだと思います。

三賞は大の里(関脇、9勝6敗)が殊勲賞、隆の勝(前頭6枚目、12勝3敗)が敢闘賞、平戸海(小結、10勝5敗)が技能賞を受賞しました。個人的には美ノ海(前頭12枚目、10勝5敗)や若隆景(前頭14枚目、11勝4敗)にもなんらかの賞はあげても良いとは思いましたけどね。美ノ海は十四日目の大の里戦の印象が良くなかったかなぁ。負けるにしても、もう少し相撲になっていたら、候補には挙がっていたと思うんですけどね。若隆景は関脇経験者というところで見送られたんでしょうね。朝乃山が復帰してきた時も、そうでしたから。

来場所の三役以上の番付は1横綱2大関4関脇2小結となりそうです。今場所大健闘の隆の勝は、三役に欠員が出ていれば復帰できたんでしょうけど、どうやら前頭筆頭止まりになりそうですね。今場所の隆の勝は8日目から8連勝。突き押し相撲はこれがあるのでね、予想が難しいです。来場所は阿武剋(十両筆頭、9勝6敗、モンゴル出身、24歳)と白熊(十両8枚目、12勝3敗、十両優勝、福島県出身、25歳)の新入幕が確実。またイキのいい若手が土俵を暴れまわりそうです。

北海道出身の一山本(前頭11枚目、岩内町出身)は8勝7敗、千秋楽に勝ち越しを決めました。早く頭から強く当たる相撲を身に着けて、上位に番付を上げて欲しいなと思います。幕下上位の北海道出身力士としては北大地(幕下14枚目、5勝2敗、夕張市出身、26歳)、矢後(幕下16枚目、全休、芽室町出身、30歳)、旭大星(幕下19枚目、3勝4敗、旭川市出身、34歳)が頑張っております。矢後と旭大星は幕内経験者ながら怪我で番付を下げておりまして、特に旭大星は序ノ口まで落ちながら復活してきての現番付ですから、年齢を考えてもね、大したお相撲さんだなって思います。

話しは変わってプロボウリングの話題。最近は高校野球やオリンピックに忙しくてなかなかボウリングの話題を挟めなかったのですが、7月13日~14日に北海道プロアマOPが行われました。本トーナメントはレギュラートーナメントではないのですが、今年も多くの道外プロ、道内アマチュア選手が参戦してくれたようです。優勝決定戦は入口光司プロと橋本旺典選手の対戦。入口プロは東海地区、ラウンドワン所属の実力あるプロ、橋本選手は本ブログでも度々取り上げておりますが、道内でもトップレベルのジュニアボウラーです。橋本選手、優勝決定戦ではちょっと硬くなったのか、スコアが伸びずに敗れました。入口プロは中学生相手でも容赦なく見事優勝。おめでとうございました。男子シーズントライアルも行われております。7月17日=宇都宮第二トーヨーボウル会場とMKボウル上賀茂会場、7月18日=川崎グランドボウル会場、7月25日=ミスズボウル会場。優勝者は順に斉藤琢哉プロ、安里秀策プロ、森本健太プロ、津島悟志プロでした。どの会場も和気あいあい、レギュラーツアーに比べたら緊張感のない(もちろん良い意味で!)トーナメントではありましたが、MKボウル上賀茂さんで行われた優勝決定戦、安里プロvs伊吹太陽プロは面白かったですね。安里プロが7フレーム目、10番ピンをカバーできずこの時点で28ピン差で伊吹プロがリード。安里プロはかなりしんどくなったのですが、直後から4連発ストライク。一方の伊吹プロは手堅くマークするものの10フレ3投目勝負へ。伊吹プロが2投目に8ピンのスプリットでしたので、安里プロは3投目、9本倒せば勝ち確定、8本でも伊吹プロはスプリットでしたからね。かなり有利な展開だったのですが…なんと安里プロは7本カウント。勝負はプレーオフへと持ち越されました。プレーオフではしっかりストライクを持ってきた安里プロが優勝しましたが、やっぱりプロでも勝負の一球、硬くなることもあるんだなって思った同期プロによる好勝負でした。北海道から参戦の小山泰正プロは川崎グランドボウル会場にて予選敗退、江川司プロも同会場にて準決勝敗退でした。

次戦は8月2日~4日に行われる大岡産業レディースオープントーナメント、その次は8月24日~25日の男子新人戦となっております。北海道のプロは大岡産業レディースOPに本間由佳梨プロと倉田萌プロが出場。いつものように「頑張って欲しい」だけではパワーが足りないようですからね。優勝、信じておりますよ。男子新人戦には北海道から参戦のプロはおりませんが、シーズントライアルで好勝負を演じた安里秀策プロや伊吹太陽プロをはじめ、タイトルホルダーの大久保雄矢プロ、原口優馬プロ、藤永北斗プロ、宮澤拓哉プロなどが出場します。レベルの高い新人戦となりそうですね。