今日ね、不思議なことがあったんですよ。



午前中

銀行行って~

郵便局行って~

スーパーへ買い物して~

とか考えながら支度をして出掛けようと...





わたしね

ほとんど外を歩く人じゃないんですよ(笑)

近くに買い物に行くのも車。

歩いて行くことは珍しいの。




今日は天気もいいし、

なんとなく歩く気になったわたし。

よっしゃー、いくどー

と、家をでたのですが、

まず銀行に行こうと思ったのに

家の目の前にある最初の目的地の銀行を

スルー

通りすぎてしばらく経ってから気づく。

バカだなぁ。

まぁ帰りでもいいやと

音楽プレイヤーを作動させて歩く。

次の目的地の郵便局。

ありゃ?混んでるわ。

ATMの列が外にまで。

ATMにも用かあったけどまぁいいかと、

郵便局の用事を済ませて次の銀行を目指す



次の銀行に着いてここでまた気づく。

ありゃ?通帳ない。

バカだなぁ。

ここまでくるとなんとなくへこむ。

なにしにきたんだ?って。



さぁ、つぎは買い物だよね。

ここでまた気づく。

あ、エコバッグ忘れた。

別に無くても買い物はできるけど、

なんとなく自分が許せない(笑)




もうさ、

ほんとになにしてんだろ?

ここまでくると笑える。

やっぱ家に帰ろう。

帰ってから仕切り直しだ!



車で!

でしょ?いつもと違うことするから

こんなことに。

なんて考えながら家へと歩く。





すると、後ろから私の名前を呼ぶ人が...






もう、結構な衝撃。

軽く6年は会っていない人に会ったの。





実は先日、この声をかけてくれた人の

旦那様が急逝されて、

葬儀があったんだけど、その日はどうしても

行かれなくて、

行くって言う友人にお香典だけをお願いしてたの。

落ち着いてからでもご挨拶しようと思っていたところだったから、ほんとにビックリした。

彼女も私にメールをしてくれたらしいんだけど、

なぜか届かず、どうしようかなぁと思っていたと。




お香典をお願いした友人ともゆっくり話す暇もなく、

何故ご主人が、亡くなられたのか聞けなかったから、

道端で失礼かもしれないと思いながらも聞いてみた。

だって、ご主人まだ50代だったから。





特に具合が悪いところもなく、

その日も普通に仕事に行かれたと。

仕事先で急に具合が悪くなりそのまま...





でもね。

その日ご主人、携帯電話を忘れてしまって、

仕事先がそんなに遠い所じゃなかったから、

届けに行ったんだって。

そしたらちょうど救急車がきているところで...





彼女

冷たくなってから会うんじゃなく、

救急車にも一緒に乗って、最期もみとれたから

良かったって





この、ご夫婦。

すごく仲の良いご夫婦だったの。

そんなことを思い出して、

きっとご主人が呼んだんだねって言った。

なんか、道端なのに泣けちゃってさ...




彼女とはそこで別れたんだけど、

家にかえりながら考えた。



これってすごくないか?って。

だって、わたしが用事を済ますのに歩くことがまずないこと。

そして、ちゃんと銀行なり郵便局なりの用事を

済ませていたら、彼女とは会えなかったと思う。

ということ。



亡くなった彼女のご主人が会わせてくれたのかな?って

だって彼女、連絡とれなかったのは

わたしだけだったらしく、

ずっと気になってたって。

あんな道端だけど、タイミングが合わなければ

絶対にない出会い。

しかも、近所に住んでいるにも関わらず、

6年近くも会うことがなかった人。



ほんとに不思議な出来事でした。