出産後は、なかなかゆっくり温泉なんか行けないよね。
行けるとしても団体さんが来るような、バイキングスタイルのところとか??
・・・ということで、彼の泊まり出張に合わせ、
久しぶりに両親と温泉旅館へ行ってきました。
場所は・・・
ベビちゃんへの負担を考え、なるべく近場ということで湯河原。
前回彼と行った時の、「藤沢経由では平日でも混雑」という教訓を生かし、
東名を使って・・・
そしたら空いてる空いてる!
緑区の実家から1時間半で「瑞月」さんに到着!
旅館選びには時間を掛けました。
前回同様、山水楼でも良いかなと思ったものの、
生来の好奇心から、どうせなら行ったことのない旅館
&じゃらんで高評価
&お値段お手頃
ということでセレクトしました。
じゃらんでは抜群の4.8の評価(5点満点)
なのに、お値段は平日だと一人約20,000円。
ただ、憂慮したのは、5室しかないこぢんまりとした旅館ということ
高額旅館なら期待も尚一層膨らむけれど、
お値段20,000円じゃ、民宿みたいだったらがっかりだなぁ
しかし!
結果、想像を上回る素敵なお宿だったのです
お宿の入り口から一段下にある駐車場に車を止めると、
偶然なのか見ていたのか、そそくさと女将さんがお出迎え。
フロントの男性も(息子さん?)女将さんもアットホームな雰囲気で、
私が妊婦であることに気を遣ってきれました。
先ずはお部屋・・・
入室早々荷物を広げてしまったので、
全貌が分かりにくい写真だけど、
10畳+広縁という間取りで、広さはまずまずだけど、
掃除が行き届き、
少し高台に位置していたので、
お部屋からの眺めはこんな感じ♪
そして、先ずはお風呂!と出かけていくと、
5部屋しかない割には十分の広さ。
廊下や浴室にまでお花が活けられています。
途中、日本庭園風の坪庭があったりして風情が感じられます。
また、妊婦の私に配慮して湯船の温度を低めにしてくれたとか・・・
なんて配慮があるんでしょう!
湯あがりどころには冷水サービスがあり、
何度か頂いたのですが、
一度も使用済みコップが溜まっていることなし!
素晴らしい心配りですね~
6時からはお待ちかねの夕食です。
ゆっくりお部屋で頂きました。
お品書き
前菜の盛り合わせは目にも鮮やか
季節感のあるものが並びます。
胡瓜が鳥型なのも可愛らしい。
お造りもコリコリと新鮮でした。
特に鮮度に左右されるウニも臭み全くなし。
透明の海藻(写真左)がコリコリと珍しい食感。
鯛の幽玄焼きは皮目もパリッと美味。
生麩と筍の上にはバジル風味のお味噌が乗っています。
彩りもキレイ。
鰹の酢の物。
盛り付けも上品です。
程良い脂で両親も美味しくいただけます。
インカのめざめ(じゃがいも)がとても甘かったです。
おつけものの盛り合わせ。
そしてぐっすり寝た後の朝食!
朝食はロビー横の食事スペースで頂きました。
朝食なのに一品一品手が込んでいます。
漁港に近いからか昨晩とは異なるイカのお造りも・・・
私のイチオシ!
鯵の干物。
コレ頭から背骨から全部食べられるんです!
帰りに分けていただきました。
旅館では数少ない、食後のコーヒーサービスも嬉しいかったです。
ティースプーンは貝製・・・珍しい!
こぢんまりとしているからこその細やかな心づいの感じられるお宿でした。
きっと女将さんがやり手なんだろうなぁ。
ざっくばらんな雰囲気だけど、
全部を取り仕切っている感じで、
頭の回転が良さそうだったもの。
それにしても、細かく気を配るってのは、
「おもてなし」が心底好きでないと
なかなかできない仕事だな~としみじみ旅館を後にしました。