さくらんぼ | カパエルの ほぼミシン中心生活時々日ハム

さくらんぼ

毎年ご近所さんからいただくさくらんぼ。
大粒で甘くて味が濃い美味しいさくらんぼで、スーパーで買う佐藤錦とは全然違って、品種が南陽だと知った時にさくらんぼの概念が変わった。
佐藤錦って絶対王者というか、圧倒的シェアで揺るぎない地位を確立して一人勝ちみたいな、さくらんぼはちょっと他の果物とは違う市場構成になってると思うんだよね。
どこ行っても佐藤錦ばかりだし、他品種が売ってても佐藤錦ブランドの刷り込みがあるから、間違いないだろうと思って佐藤錦を買ってしまう。
そこに南陽ですよ。
まるで共産主義よろしく佐藤錦しか選べないところに南陽の殴り込みですよ。
佐藤錦とは格が違う美味しさに、いちご同様、ブランド戦略は消費者には何のメリットもないことを実感。
ただし、南陽の方が美味しいからと言って自力で気軽には買えない。


今年は地元スーパーに南陽が売ってたけど、これはさすがに手が出ない。
やはり値段も佐藤錦とは格違い。
てか、南陽のシェアがもっと拡大すれば価格も落ち着くのでは?
佐藤錦のシェアが大きすぎて、生産者が収穫作業に支障をきたしている現実があるなら、畑の半分を収穫時期がずれる他品種に置き換えてはいかがだろうか。
その方が消費者にも選べるメリットが生まれる。

話しをいただいたさくらんぼに戻しまして、今年は4種いただきました。
黄色は月山錦、赤いのは南陽と佐藤錦、黒いのは品種不明。
特筆すべきは月山錦。超大粒で超甘い。
はい、いただきました、糖度23!
境界がモヤモヤ滲んで写っちゃったけど、目視ではきっちり23で、低い個体でも20はあった。
メロンより甘いよ滝汗
月山錦は北海道と山形でしか作ってないようだけど、地元北海道でもスーパーに売ってるの見たことない。
てか、検索しても7〜8000円くらいのしか出てこない滝汗
一粒2〜300円?
人生経験のために一粒なら買えたとしても、パックでは無理。そんな次元(笑)
赤いさくらんぼは南陽と佐藤錦が混ざっちゃってて、甘い方で18くらいだった。
黒いのは日の出だろうか。甘みはそれほどではないけど酸味とのバランスが良く、これはこれで美味しい。
指が紫に染まるほどアントシアニンがすごいことになってて、糖度計の画面も紫になってしまい正確に測定できなかった。

これ、買えば相当な金額になると思うんだけど、くれた人の親の果樹園からで、祖父の代で廃業、親は普通の勤め人だったから、定年後趣味でやってるらしい。 
稲作畑作と違って、果樹は種類によっては何もしなくても実が成り続けるからね。

この果樹園も、カパエル母の実家もそうだけど、今60〜80代の人達の親世代で廃農した農家は多い。
自民党のせいですよ。だからその人達が現役の頃、先が見えない農業を子供に継がせなかったし、自民党への反発で北海道は革新王国だったのに。
参院選でトップ当選したバカが、一次産業に力を入れるって、その一次産業を潰した政党の人間が今更何言ってんの、自作自演かよ。苦笑嘲笑。



2022カパエルさくらんぼ探しの旅
今年食べたさくらんぼ

佐藤錦、月山錦、南陽、日の出(たぶん)