仲の良い友達と遊んでいた

遠い町までドライブし、特に目的もなくあちこち寄り道をし

また車で走り回る

彼氏から電話が来た

「今どこ?」

「〇〇町だよ」

どうやら彼氏も友達と2人で近くにいたらしく、合流する事になった


私の車に私と彼氏

彼氏の車に私の友達と彼氏の友達

2台に分かれて地元まで帰る事に


途中、携帯電話で連絡を取りながら楽しく走った

地元に到着してから皆でご飯を食べて解散


彼氏が言った

「気に入ったみたい」

彼氏の友達が

私の友達に好意を持ったらしい


私は言った

「無理だよ、彼氏いるよ」


すると

「まだわからないだろ、ちょっともう1回会えるか聞いてみて」


普段からこういう事をしてるんだろうな、と思った

こうやって私の知らないところで女遊びをしているに違いない


「本当に、気になって仕方ないんだって。付き合いたいらしい」


彼氏の友達には奥さんがいた

当時まだ2歳の小さな子供もいた

奥さんが可哀想とか、子供がいるのに不倫なんてダメだよ、とか

そんな事はどうでも良かった

彼の友達は私の友達ではなかったから


ただ私の友達にそんなしょうもない男を近づけたくなかった

彼氏もいたし、彼女はモテた

男友達もたくさんいて

その日だって仕方なく同乗しただけ


友達にそのまんま話したら

「マジで興味ない」

の、ひと言

「ですよね」

と、私もひと言

多く語らずとも、伝わる親友で良かった


すぐに友達と再び会い

また2人で車に乗り今度は逆方向の町へとドライブ

途中から高校の先輩や、同級生らも合流して遊んだ


誕生日の借り入れの件以来

彼氏より友達と遊ぶ時間のほうが増えていた




男友達、女友達、男女問わず朝まで遊ぶ

学生時代からずっと遊んできた仲間は、一緒にいるとホッとした


彼氏とは喧嘩が多くなり

原因はほとんどお金のこと

財布からお金がなくなるのが嫌で、必要な時にATMから引き出す様になっていた

カードの暗証番号は教えていないから、さすがに引き出しようがない


1度、洗車場に財布を忘れてしまった事がある

すぐに戻ったらまだそのまま置いてあり難を逃れたのだけど

激怒された、お金がなくなったら困ると。

お金、お金、お金、お金の話ばかり。

誕生日に私に借りさせたお金も

翌月には返すと言いながら

結局、私が返済していた


お金を返してもらうまで繋がっていようと思っただけで

気持ちも冷めてきていた


そんなある日、母が家にいた

母がいるから大丈夫だろうと

生活費と車のローン、保険のお金をATMでおろし封筒に入れて部屋に置いて外出した


用事を済ませ帰宅すると

お金が消えている

母に彼氏が家に来たかと聞いた

「さっき来たけどあんたがいなかったから少ししたら帰ったよ」と

油断していた私も悪いが

とりあえず車に乗って彼氏がよく行くパチンコ屋へ行った

友達と仲良く並んでパチンコをしていた

背後からどついて「お金は?」

と聞くと「使ってる」と言う

まあたしかにいま目の前でパチンコを打ってるから間違ってはいない。

ヘラヘラ笑っている

「金、返せ。いま持ってる金、全部出せ」

言葉なんて選んでられない

でもヘラヘラヘラヘラ笑ってるだけ。

家に泥棒が入ったと警察に通報しようか本気で考えた

ちなみにその時彼氏の足元にはドル箱がいくつも積まれていた

蹴り飛ばしてやりたかったが、私は別のパチンコ屋で働いており

彼氏がいたパチンコ屋の従業員とも顔見知りだった為、我慢した。


諦めよう、無駄だ


帰宅しトイレに行くと出血していた、前にもあったなこんなこと


2回目の妊娠だった


彼氏に報告した

「おろす金ないぞオレ」


わかってはいたが、最初から中絶する前提のコメントだった

あえてどうするか答えを出さなかったが

あの日と同じ

また家に来て、今度は私の母に例のくだらない紙を渡してきた




ちなみに前回、毎月これだけ返済していると書かれていた消費者金融の月々の返済額が全く変わっていなかった事をツッコミたくてツッコミたくてたまらなかった

あれから月日が流れてるのに

何故、減っていないのか?

しかも家族全員


また自分のお金で中絶をした

後日1人で水子供養も行った

中絶する時、赤ちゃんを連れて帰って供養したいとお願いしたが

まだ赤ちゃんが小さすぎてそれはできないと申し訳なさそうにつげられた。

その時の看護師さんから水子供養のお寺を教えて頂いた


そういえば

「昔付き合った女が妊娠して別れた、お金も借りて貰ったけど、あいつ返したのかな?いま結婚してるらしいけど」

と、ほざいてきた

中絶した後の私に何故そんな話しを?


そして思った

私も早くお前の為に借りたお金を返して、違う人と結婚しよう!と


そういえば、私は知り合う前の彼氏の事を何も知らなかった

年も離れていたし地元も違う

共通の友達もいなかったから

きっと私がいる「界隈」に当てはまる人間ではなかったんだ

私の周りにはそんな酷いやつはいなかった


その後の人生でこの彼より酷い奴がこの世にゴロゴロいると知る事になるのだけど


好きでもないのに、別れるのはまだまだ先のことになる


そのまだまだ先になる別れ話

色々言い合いをして

最後の最後に言われた言葉が

「バーカ」だった


幼い頃からバカバカ言われて育って良かった、言われ慣れてて全く傷つかずに済んだ

最後の言葉が「バカ」

子供か!