実は今日は夕方から呑み会があるのでそわそわしています。なので図解のほうも手を抜こうかと考えているんです。ということはなく、いつも以上にはりきっています。なにせ題材がグルメサイトの新しい取り組みですから。
みなさんは呑み会や歓送迎会で店選びをするとき、どうやって探しますか。多くの人が「食べログ」や「ぐるナビ」といったグルメサイトを参考にしているのではないかと思います。わたし自身は、以前問題になった口コミはほとんど見ないのですが、クーポンめあてによく利用します。ふだん食べることのできない食事を安く提供してくれれば、多少電車賃がかかっても行きますよね。
記事は3月1日付『日経MJ』の第一面からです。
「食べログ」は祖業がこれもおなじみの「価格.com」であることは多くの人がご存知でしょう。しかしその収益モデルは、利用者が商品をクリックして掲載店舗の通販サイトに移動すると発生する「クリック課金」に比べて脆弱で、そこが今後の課題だとしています。
今回の題材は、「現状の把握」「課題の提示」そしてそれに対する「方策」が数えて3つあるという構造で、「方策」は「消費者」「店」「食べログ」の三者による収益システムが説明されているというものだとわかります。
こういうときどのような図解を発想するかというと、「説明文」+「システム図」の二重構造です。といっても新聞記事をご覧になると、それがでていますね。でももっと見やすい図解を考えてみましょう。
ラフはこうなります。「説明文」が上にきて、それを見やすく絵的に見せる「システム図」が下に配置されます。
全国73万点の飲食店情報を掲載し、投稿口コミ数は420万件と他社を圧倒するコンテンツ量を誇る「食べログ」ですが、05年に開始した収益事業化はここにきて本格化してきた、というのがこの記事の主旨です。3つの事業化を見ていきましょう。
最初は予約サービスです。「cena(チューナ)」と名づけたサービスは、消費者が店を選び人数や日にちを入力し、専用システムで予約状況や顧客管理を執り行ってくれるというもので、予約の代理業ですね。成約1人につきランチで250円、ディナーで500円が成功報酬として受け取るというものです。
つぎが有料会員サービスで、こちらは月額315円で最大100%割引のクーポンや詳細な店舗検索サービスが利用できるというものです。
最後は店舗向けの販促支援で、月額1万500~3万1500円で画像やPR文を活用した豊富な紹介コンテンツや広告枠の提供を行うというサービスです。
これで全容は理解できました。図解に取り掛かりましょう。構図(パース)は、「現状」→「課題」が上の「説明文」にきて、下が3つに分かれた「システム図」です。
「システム図」の3つの柱は一番目立たせたいので、中央に集中させることにします。「予約サービス」「有料会員サービス」「販促支援」がそれです。
ここで触れておきたいのは、記事の説明順序は「予約サービス」「有料会員サービス」「販促支援」の順ですが、かならずしもその通りに配置しなければいけない、というわけではないということです。
図解は見た目がきれいでないといけません。図として整っていることが第一で、それを最優先に、配置を変えても構わないということです。今回の場合、他に比べて「予約サービス」の説明が多いのです。そこでこれを一番下にもってくることにしました。
平面を3分割する方法はいろいろありますが、2分割や4分割に比べて区分けが難しいものです。3つは半端な数字なので縦一列、横一列に並べると文字数のボリュームの点で問題はないのですが、図形を異なるものにすると、形がくずれてしまうためテキストが入れづらくなってしまうのです。
しかし今回はそれを逆手に、テキストもうまく収める方法を考えましょう。「システム図」の中は円と矢印でシステムを見せ、その説明を地の文で入れることにします。
モノクロの完成図はこのようになります。なんだかごちゃごちゃして見えますね。でも大丈夫です。これをカラーにすると見違えるようになります。今回はここまでです。明日までひっぱることにします。
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