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企画書×図解×デザイン

「図解」の手法がわかれば、「1枚企画書」もカンタンに描けます。

 このブログは新聞記事をもとに図解を作成することを目的としていますが、完成図解はそのまま企画書としても活用することができます。ただし昨日、カラーについて説明しましたが、社内企画の場合、これだけの色数を使って提案することは時間的にも労力的に言っても現実的とはいえません。



 社外へのプレゼンだと、企画内容をストレートに伝えるカラー化が有効に働きます。最近ではiPadなどのタブレット端末を用いてプレゼンを行う機会が多くなりましたが、やはりプレゼンだとまだまだ紙の文化が残っています。



 昨日の例でいうと、背景に色を使ってありますね。こうした色を用いるのはスライドの文化で、あまり紙向きとはいえません。紙の余白は白が基本です。広告業界ではこれをホワイトスペースと呼んでいます。



 それではホワイトスペースを生かした図解に描き替えてみることにしましょう。まず黒(スミ)以外に1色で仕上げた例です。



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 こうした1色で使用する色のトーンはやや淀んだ色を使うのが秘訣です。色彩学ではディープからダークに寄った色合いです。



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 つぎに2色を用いた配色例です。こちらになると相性の良い2色を選ぶことが求められます。昨日、毎日の生活のなかで配色のストックを作っておくといい、という話をしましたが、これは新宿駅のプラットフォームで見た「あずさ号」の乗車位置の看板を見て、どこかで使ってみようと思ってストックしていたものです。昨日見て、頭の中にインプットしておきました。



 背景にカラーを使う場合ですが、これまで作成した図解の例を1枚でお見せしましょう。このようになります(これだけをお見せすると、ぱっとしない色ばかりです)。

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 これらは適当に選んだ色ではありません。その図解で使った配色の1つの色を淡くしたり、あるいは配色の1つの色として用いたものもあります。つまりその図解にとって必要な色なのです(ぱっとしない色があるから、全体の配色が際立つのです)。



 こうした背景のカラーでキーになるのはどのような色かお教えしましょう。それは黄色と肌色系統の色で、具体的にはクリーム色、ベージュ、それにオリーブ色です。これらの色は、色としての主張が強すぎず、それでいて、ない場合と比べるとまったく完成度が異なる点に共通点があります。


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 ためしにこの図解の背景を白にしてみるとどうでしょう。



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 まったく印象が違いますよね。そしてこの黄色は、この図解の中で重要な配色を構成している1色である点にも注目してください(濃い黄色とは同系色の濃淡関係にあります)。



 こういう色の選び方をカラーコーディネートといいます。もしこういう分野を勉強したいと思われた方は、「色彩検定」や「カラーコーディネーター検定」の勉強をされるといいでしょう。どうしてこのような色を選ぶと効果があるのか、についていろいろと有意義な知見を与えてくれるはずです。



 もうそろそろ4月の新年度ですが、新しいことにチャレンジするには絶好の機会です。カラーでなくとも構いませんが、フレッシュな気持ちで何か始めてみてはいかがですか?




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 みなさんはカラーが好きですか。配色には興味がありますか。わたしはなにを隠そう色フェチです。カラーのことを考えていると、時間を忘れてしまうくらい好きです。


 図解にせよ、企画書にせよ、見て「あ、これいいな」と思えるものは配色が決め手となっています。これまでの図解事例は右側のカラムに一覧できるようにしてありますが、これらは、みなさんが図解作成をされるときに参考になるよう、配色的にきれいなものを集めてあります。


 企画書をカラフルに仕上げるのは、インクの無駄遣いであるとか、作成に費やす時間のロスであるとか言われることがあるかもしれません。そうした職場で、色を多用したものを上げるのは非常に抵抗があるでしょう。



 しかし前に掲げた図解の途中段階のものをもう一度ご覧ください。


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 カラーを使ってありますが、くすんだ色味のため、図解の内容を読み取ろうとしてもなんだか気持ちが乗ってきません。




 それに対して完成図解は、見ているだけで気持ちが高揚してきませんか。下地に使った写真の色味はまったく変わりがありません。くすんだ色と同系色の濃淡関係にある色(ブライトトーンでしたね)を使ってあるため、全体の色調が「元気」「健康的」「明るい」「生き生きとした」ものに変更されているのです。



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 図解にしようとする素材には「色」があるはずです。この例では、「食べログ」の収益化戦略の3つの柱について説明する図解ですから、飲食店の楽しい雰囲気が出るよう色を選んであります。くすんだ背景の写真も、生き生きとした色を目立たせるために採用したものです。




 企画書も同じです。企画する対象にはかならず「色」があります。子ども向けの企画と、おしゃれな女性向けの企画と、シニア層向けの企画では、同じ配色にはならないと思います。そこで打ち出したい「色」を前面に出そうとして、色を組み合わせるからです。




 これまで挙げてきた図解の配色をまとめておきましょう。このようになります。



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 以前、ご説明したかと思いますが、配色というのは単色と単色を持ち寄ったものではありません。組み合わせることで映える色がいくつもあり、それらの中から、いま当たっている図解なり企画なりで打ち出したい最適の配色を選ぶのです。




 「企画というのは見た目じゃなく中身だ」と言う人もいますが、配色というのは中身をわかりやすくするためにあり、うわべを飾るためにあるわけではありません。




 企画書の描き方もそうですが、色をどう選べば効果的であるかという点については正式に学ぶ場がないため、ほとんどの人が手探りでやるしかないのが現状です。カラーによって出来栄えの「うまい」と「へた」が明確に分かれるのです。




 わたしは色彩検定とカラーコーディネーターの1級をそれぞれ取得しました。ただこれは人にどうすれば上手に教えられるか、色の魅力をどのようにすれば効果的に伝えられるかを考えるために勉強したので、検定を取得することで格段に上達したわけではありません。




 センスと言ってしまえば「ある」か「ない」かに分かれてしまい、「ない」人はその時点であきらめましょう、となるのですが、一概にそうとも言えません。




 たとえば洋服の色を組み合わせることが好きな人は自然とセンスが良くなりますね。それは、そうすることが好きだからです。企画も同じことです。企画する対象への愛情があれば、センスよく見せることが楽しくなってくるはずです。完成するまで、時間と労力をかけてまとめ上げたものであり、それを相手にもよく思ってもらいたいなら、なんとかきれいに仕上げたいと思うものです。




 配色に上達する秘訣は、たくさんのいいものを見ることです。ファッションも同じだと思います。好きな雑誌をたくさん見ているからセンスが身につくのです。それともうひとつ大事なことは真似をするということです。おしゃれも独学で身につくわけではなく、かっこいいと思えるモデルが着こなしているから、自分もそう見せたいと思って真似をするのだと思います。




 これまで作成した図解の配色はわたしが考案したものではありません。いろんな場面で出会った色の組み合わせをストックした結果、「こういう企画なら、こういうテイストで見せたい。それにはこの配色がふさわしい」と判断して、適当なものを選んでいるのです。


 ですから、図解にせよ、企画書にせよ、もしいま取り組んでいる対象が同じようなテイストでいけるものがあったら、このブログの事例を真似てみてください。「楽しむ」ということが大切です。「好き」になるのが一番の上達の秘訣です。



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 作成した図解でもっとも重要な部分とはどこでしょうか。もしもそれがないなら、中心のないただの図ということになります。図解には、かならず中心になる部分があります。図解を作成するということは、その中心を見出す作業にほかなりません。



 新聞記事に限らず、文章の形で表されるものにも、かならず中心があります。それをテーマと呼んでいます。テーマのない文章はありません。テーマがあるから、つまり言い伝えたいことがあるから人は文章を綴るのです。



 図解も同じことです。もとになる素材を見て、ただ「テキスト入りの図形を流れ図で表す」のは、流れを追っているにすぎません。もととなる素材が文章で書き表されたものなら、その文章を書いた人の意図はどのようなところにあり、それをたったひと言で言い表すとすればどうなるかを考えなければなりません。



 企画にも同じことが言えます。何かをテーマに新しいことを提案するとき、いろんなことを盛り込んだとしても、中心になることは1つしかありません。それを消費者や生活者に訴えたいために企画するのですから、あれもこれも、では相手のハートに突き刺さりません。



 この中心にある考えをコンセプトといいます。



 これまで作成してきた図解をご覧いただけるとわかるかと思いますが、中心を意識して構図を決めています。そしてそれがコンセプトであるとわかるよう図形の工夫をしています。



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 ところで図解中でもっとも目立たせるにはどうしたらいいでしょう。まず大きさが頭に浮かびますね。声高にものを叫べば、それが重要だとわかります。しかし図解とは形と色とで成立するものなので色の効果が非常に大きいものです。白や薄い色を主体として中で濃い色の図形に白抜きで文字が入っていれば、それが重要であるとわかるはずです。


 もしそうでない方法で目立つよう印をつけたいのであれば、図形の枠線を二重にするといいでしょう。二重であることによって、そこが特別の意味を持った部分だと暗に示すことができます。



 二重にする図形の代表が円、そしてひし形です。


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 これを描く際にひとつ工夫があります。それは、円であれば外と内の円の枠線の太さを変えるということです。こうすると、たとえばサッカーチームのエンブレムのような格式めいたものを付与することができます。わたしはこれを「図形のエンブレム効果」と呼んでいます。枠線の太さは内と外で、太いと細い、いずれにしても構いません。ただしどちらもふつうの線より太いか細いかのいずれかにするのが基本です。



図解の中央にこれを提示してあれば、それを見た人はまずそこに注目します。そしてそれがコンセプトに相当する重要なキーワードであると認知し、そして徐々に細部に目を向けるのです。コンセプトを提示する部分には、そうした印を明確に示しておくことが重要です。



二重円の上手な描き方をお教えしましょう。といっても操作法は、これまでに説明したこととほとんど変わりはありません。まず円を描きます。そして円の右下のハンドルをShift]キーを押しながら右下方向にドラッグします。これで右下に円のコピーができました。


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つぎに[Shift]キーを押しながら下のハンドルを左上方向にドラッグします。上記の反対ですね。こうすると最初に描いた円よりひと周り小さい円が完成します。なぜShift]キーを押すかというと、こうすることで上下左右の比率が同じ図形が描けるからです。


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最後に大きな円と小さな円のバランスが崩れているので、2つの円を選択して(これもShift]キーを押しながらクリックでしたね)、[書式]→[配置]→[上下中央揃え]と[書式]→[配置]→[左右中央揃え]の処理を行います。


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ショートカットの操作法は、慣れてくるとほとんど感覚的に実行できるはずです。車の運転と同じようなものです。



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