おはようございます(^^)

啓蟄のころは、わらび、ぜんまいなどの山菜が土から顔をのぞかせる時季。

身体に必要なものは、季節ごとにちゃんと用意されています。

季節の旬の食材で作られた料理が和食であり、昔ながらの和食は、病気を未然に防ぎ、健康維持の土台を作ってくれます。私たちの体はしっかり食物を消化してから、必要なものを摂り入れて、エネルギーや新しい細胞の材料に活用し、古い細胞のかすや老廃物をはじめとする不必要なものを、速やかに体外に出してくれます。

この健康のための営みを、私たちが無意識のうちに体は行ってくれています。


この私たちの体の営みを手伝ってくれるかのように、季節の自然の恵みは、太古の昔から私たちの健康を支えてくれています。

いつまでも、人も自然の一部であり、自然と共存共栄してきたことを大切にしていきたいです。




三節気 啓蟄けいちつ


 土の中で冬ごもりをしていた虫たちが、そろそろ活動を開始するころ。「啓(けい)」は開く、「蟄(ちつ)」は冬眠している虫を意味しています。

「虫」という漢字は、もともと蝮(まむし)の姿をかたどった象形文字。昔は昆虫に限らず、蛇や蛙、蜥蜴(とかげ)など、小さな生き物は全て虫と呼ばれていました。 このころの雷は、「虫出し雷」といわれます。ちょうど初雷が鳴りやすい時季。昔の人々は、虫たちがこの雷に驚いて外に這い出してくるものだと考えていました。


第七候 啓蟄 初候

蟄虫啓戸ちっちゅうこをひらく

冬ごもりをしていた虫たちが動き始める


地中の虫たちが大地の扉を開く

 春の陽光に誘われて、冬眠していた虫たちが地中から動き出す時季。「戸を啓く」と書いて土の中から出てくる様子を表しています。啓蟄と同じで、蟻(あり)などの両生類も、すべて「虫」。虫は、人の体の中にも虫がいると考えられていました。「腹の虫がおさまらない」「虫の居所が悪い」「虫が騒ぐ」などの慣用句もその名残りで、体の中にいる虫が、心の奥の意識や感情を探るものだと思っていたようです。


明治時代の医師で薬剤師であった石塚左玄も、その著書、『食物養生法』のなかで、「春苦味、夏は酢の物、秋辛味、冬は油と合点して食え。」 (春は苦み、夏は酸味、秋は辛味、冬は脂肪と季節ごとにできるものを食べよ)と説きました。


春の皿には苦味を盛れ


老廃物がたまりやすい冬の身体をリセットするために、苦味のある食べものを積極的に取り入れようという教えで、ここに出てくる苦味は、春の七草や山菜といった春野菜のことです。


お目通しいただきありがとうございました(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”