ザ・タイガース46年目の記念日~青い鳥♪ | スマイルのブログ

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沢田研二を愛し、沢田研二に悩殺された被害者の会代表を勝手に務めています!お気軽にお立ち寄りください!

 
 もうすっかり日にちは過ぎてしまいましたが
 毎年やって来るファンにとっての特別な記念日!
 そう、1月24日というのはジュリーファンならずとも
 サリー、タロー、ピー、シロー、そしてトッポ
 これらのファンにとっても記念すべき日なのです笑1





 
 熱狂のタイガース解散公演


 5人は泣いた!!
 10000人のファンも泣きに泣いたビックリマーク

 きょうを限りの、瞳みのる
 生涯最後の晴れ舞台
 会場の一隅に加橋かつみを見つけて、
 ファンは総立ち

 

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 タイガースの解散公演『ザ、タイガース・ビューティフル
 コンサート』は、1月24日、日本武道館に1万人の
 ファンを集めて行われた。涙に始まり、涙に終わった
 3時間。終演後もほとんどのファンは席を離れず、
 涙にくれながら”一つの時代の終わり”を悲しんでいた。
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 場外でタイガースの最後を葬った約1000人のファン
 午後3時半の開演というのに、朝8時半前から
 寒風吹きすさぶ武道館のまわりをティーンの群れが
 取り巻き始めた。切符は、混乱を避けるため全席指定席。
 暮れの23日には9400枚の前売り券が発売されたが、
 翌24日の午前中に売り切れ。1月12日に追加発売
 された500枚も焼け石に水だった。
 この1万枚の他には当日売りはない。それでも万一を
 頼んで行列を作ったファンが1000人を下らなかった。

 10時ちょっとすぎ、タイガースのメンバーは秘密の
 出入り口から忍者のように会場にもぐりこんだ。
 すぐ音合わせが始まる。みんな普段と違ってむだ口も
 たたかず、真剣な表情。今日のステージを最後に
 芸能界を引退する瞳みのるが、ときどきドラムの台に
 ほおづえをついて、放心したように宙の一点を
 見つめているのが印象的だった。
 開場は3時の予定だが、表の人数が予想以上に
 ふくらんで来たので、急遽1時から客を入れ始める。
 席が埋まるにつれて、2階、3階から思い思いの
 垂れ幕が下がっていった。

 「タイガースを永遠に」
 「ありがとうタイガース」
 「未来へはばたけ」

 個々のメンバーでは、何と言っても瞳みのるに
 呼びかけたものがいちばん多かった。

 「ピーさようなら」
 「ご苦労さん」
 「ピーお元気で」

 3時40分開演。前座にロック・パイロットの演奏が
 約40分。その終わり頃から舞台裏で待機していた
 タイガースのメンバーは、5人が5人とも初舞台のように
 緊張していて、まるで顔色がない。ひょうきん者の
 岸部シローが、その緊張をほぐすように、
 「ああ、キンチョールやね」とジョークを飛ばしたが、
 誰も笑わない。
 やがて5人は「タイガース」「タイガース…」という
 1万人のシュプレヒコールに迎えられて、矢のように
 舞台へと飛び出して行った。

 瞳みのるのソロで頂点に達した会場の泣き声

 最初に沢田研二のあいさつ。
 「これが僕たちの最後のステージです」と言っただけで、
 悲鳴とも歓声ともつかない一種異様などよめきが
 館内に充満する。その基調になっているのは、
 ファンの女の子たちのあたりかまわぬ泣き声だった。
 沢田の紹介でメンバーの一人一人がお得意の
 ポピュラー・ナンバーを歌う。
 瞳みのるの番になり一段高いドラムの台から降りてくる。
 拍手と嬌声と泣き声の大合唱は、このとき頂点に
 達した。沢田研二の人気も、この日ばかりは
 2歩も3歩も瞳にゆずった。




 「ありがとう、ありがとう、ありがとう」と、瞳が何度も
 繰り返す。だんだん涙まじりの声になって来る。
 僕の生涯でこれが最後の舞台です(一段と高い泣き声)
 皆さんもどうぞ最後の声を出して…」と言いかけて
 絶句した。
 歌は「オタマジャクシはカエルの子」
 原曲と替え歌で繰り返し歌う。
 合間に客席と掛け合いで「アー」のスキャット。
 回を重ねるたびに客席の声がそろい、ステージの
 瞳に帰って来る。かけあいはだんだん切迫しながら
 いつ果てるとも知れない。

 一時は瞳がこのまま倒れ、それがこのコンサートの
 幕切れになるんじゃないかと思われた。
 瞳もその危険を感じたらしい。間奏の間に突如空手の
 型を演じはじめた。息詰まるような心身の緊張から
 解放されたかったのだろう。
 インスタントドラマーの沢田に代わって瞳が再びドラム台に
 戻ってからも、客席の泣き声はややしばらく収まらなかった

 開演の前に瞳みのるはこう語っていた。

 ※落ち着かないんです。今日が一生涯で最後の
 舞台だと思うと、とにかく感慨無量です。
 たくさんの人から好意をいただき、それにこたえる
 ものを持ってないのが1番つらい。
 ひとりひとりに握手してお礼を言いたい気持ちです。
 今夜中にトラックに乗って、荷物と一緒に京都へ
 帰るつもりです。解散後もレコードだけは
 旧メンバーで出すという話もあるようだけど、
 ぼくは、たとえ1千万積まれようと2千万積まれようと
 レコーディングには加わりません。
 ほかのメンバーにはなんかしらじらしくていう事も
 ないけど、とにかく【10年、20年後に君たちと
 会いたい】とだけ言っておきます。

 帰りの車の中で声を上げて泣いたサリー

 ポピュラー・ナンバーの第1部が終わって、第2部は
 オリジナル曲のヒットパレード。
 冒頭に岸部修三の口上。
 ※昭和41年にビートルズが来た時、ぼくたちは
 それまで一度も東京に来たことはなかったんだけど、
 みんなそろって見に来ました。ちょうどその辺に
 (と2階の一隅を指す)
 5人座ってビートルズを見たことを思い出します。
 ぼくたちはそろいのユニフォームを着ていたけど、
 その頃は誰ひとり僕たちの事を知らなかった。
 それから5年、場所も同じ武道館で、こうして
 最後のステージに立っている。非常に因縁めいた
 ものを感じます。

 もちろん5年前に客席にいた5人の中には、岸部シローの
 代わりに加橋かつみがいた。
 5年後の今日、その加橋は、平土間の後ろの席で、
 1人でじっとステージを見つめていた。
 途中、周りのファンが彼に気付いて総立ちになるという
 シーンもあったが、警備員が駆け付けてじきに収まった。
 この日警備員が活躍した唯一の場面だった。



 別の席には萩原健一をはじめ、新グループ
 PYGのメンバーたちの顔も見えた。
 「タイガースのメンバーには、いろんな意味を
 含めてオメデトウのひとことですね」
 とショーケンがいう。こういう華やかなさよなら公演も
 ないままに解散してしまったテンプターズ。
 チラッと寂しそうな表情がうかがわれた。
 プログラムは、坂道を転げ落ちるように終わりに
 近づいてゆく。

 ※さっきもみんなで、曲目が進むにつれて僕たちの
 最後が近づいてくるだナ、ツライナって話したんですけど…
 サリーが言いかけて絶句する。そうでなくても、
 客席の泣き声にかき消されて、ほとんど聞き取れない。
 森本太郎が紹介されてソロを歌うと。
 そのメンバーの顔も汗と涙でグショグショになっていたが、
 その中でいちばんクールに見えたのがタロー。
 正面を向いたまま、ほとんど表情も変えずにギターを
 弾いていた。
 ところがそのタローが、歌いだした途端に涙で声を
 詰まらせ、音程がメロメロになる。
 ジュリーとサリーが慌ててカバーした。

 【怒りの鐘を鳴らせ】が終わったところで、白いスモークが
 ステージを包み、その間にタイガースはいったん退場。
 スモークが消えたところで再登場して、
 【誓いの明日】【アイ・アンダスタンド】【ラブ・ラブ・ラブ】の
 3曲を歌う。その間に沢田が、初期のタイガースの
 スタイルで、メンバー1人1人を紹介する。
 みんな泣き顔だったが、瞳みのるだけは爽やかな笑顔を
 浮かべていた。ドラムを低く鳴らしながら、その顔を
 3階から2階へ、2階から土間へ、ゆっくり向けてゆく。
 1万人のファンの顔を1人1人瞼に焼き付けておこうかと
 するかのように。


 【蛍の光】を最後にコンサートは終わった…。
 メンバーは駆け足でステージを降りてきた。
 みんな目を真っ赤に泣きはらしている。
 岸部修三は手で口を押えていたが、その間から
 「エッ、エッ」という嗚咽が漏れていた。
 客席も誰ひとりとして席を立とうとしない。
 ハンカチを握りしめてさめざめと泣いている。

 すでに7時近く、武道館の外はドップリ暮れた。
 それでも入り損ねたファンがあちこちに集まって、
 やはり泣いている。
 「公演はとうとう見れなかったけど、タイガースの
 帰りを待って、手だけでも振ってあげたいと思って…」
 だが、そのときすでにタイガースは、用意の
 マイクロバスで秘かに会場を脱出していた。
 その窓に額をくっつけて岸部修三が、もう誰に
 遠慮することもなく、オイオイ声をあげて泣いた。



 ――昭和46年1月24日は生涯忘れない――


 今年はこのタイガース時代を含めて沢田研二は
 芸能生活50周年を迎えますクラッカー
 まあ~しかし、よくぞ50年も現役で頑張れるなんて
 本当にジュリーは素晴らしいグッド
 大阪フェスのMCでも言ってましたが、長い生活の中で
 売れなくなった時に立ち止まらないで頑張って来たから
 50年持ったと思う!
 まさにその通りだと思います!
 普通ならとっくに終わりを告げているんですが
 ジュリーは違ったねグッド
 
 今年の50周年はタイガース時代の歌も混ぜて
 50曲になるそうなので楽しみですねうほほ






 カエルスマイルでしたカエル