最期の時(パート1) | 母の闘病記(膵臓癌)と私と家族達のバタバタ記録

母の闘病記(膵臓癌)と私と家族達のバタバタ記録

母の膵臓癌発覚そして最期の時、バタバタしながら奮闘中の私の記録です。

病院に戻り小走りで病室に向かっていると
色々とお世話になった臨床心理士さんが帰宅する所でした。
いつもは白衣を着ていますが
その時は私服でしたのでちょっと雰囲気が違う感じで、臨床心理士さんに声をかけられて気が付きました。
(心)「次に会えるのは月曜日なんです…お母様が頑張ってくれるといいのですが…」
(私)「母はもう充分に頑張ったと思います。後は苦しまずに…ただそれだけです…」
(心)「お姉さんもとてもテキパキ動かれていつも頑張っていらっしゃると思いますが…お母様の心にいつも寄り添えていたのは妹さんの貴方だと思います。お母様を見ていても妹さんを求めていたのがわかりましたよ…」

その言葉で少しだけで漠然とした不安が軽くなったように思えました。
臨床心理士さんにお礼を言って急いで病室へ

病室には姉がソファに座りクロスワードをやってました。母が落ち着いて寝ている時は、姉はいつもクロスワードをやってました。私もクロスワードをやってましたが、ほとんどが編み物をしていました。

父は昨日からほとんど寝ていないので
別室で仮眠中

久しぶりに姉と過ごす夜
母はたまに目を開ける程度
凄く穏やかな時間でした。
母が旅立つ時間が近づいているのですが
母が作ってくれた姉妹の時間
日付も変わり
3時頃に父が病室に来ました。
私達も流石に疲れたので
座りながら少しウトウト…
気が付くと明け方の4時
母を挟んで家族3人で会話
途中それぞれに母に声をかける
時計を見ると5時ちょっと過ぎでした。