普通はどうなのかわからないけれど、
私はなんでも自分の目で見たいと思ってしまうほうだ。

手術を受けるにあたって色々な人がご自分の筋腫治療の体験記をブログに書いておられるので、それを沢山読んだのだが、直接本人に摘出したものを見せてくれる病院と、そうでないところがあるようだった。私の入院先は後者のようだったので、手術前には母親にデジカメを託して「とにかく何としても見せて貰った筋腫の写真を撮っておいて!」と頼んでいた。(それで、麻酔が覚めてすぐにデジカメを見せてくれたのだ)

入院してから、婦人科医の1人に「手術時の写真は撮られますか。見せてもらったり、いただけたりはしませんか」と聞いてみたら、「手術説明の時に写真はお見せします。お渡しはしていないけど、皆さん、その画面を携帯とかで撮影してますよ。」と有難い情報をいただいた。

術後4日目の夕食時に、主治医の先生が来られて「これから手術説明をします。ナースステーションのほうに来て下さい」と仰ったので、携帯をしかと握りしめてナースステーションに向かった。

先生は開口一番、
「お母さんは、写真上手に撮れていましたか」
と仰った。…はてなマークかお

あとで母から聞いたところでは、母は使い慣れないデジカメで始めうまく写真が撮れなかったようで、あたふたやり直したりもう一回撮り直したりするのを先生は黙ってじっと見ていたということだった。・・・それでかな・・・ガーン


手術で9コの筋腫を取った。
にぎりこぶしくらいの4つ、卵くらいの2つ、あともう少し小さいの3つくらい。
取ってしまうと子宮の筋肉がなくなりそうな部位の筋腫は残した。
残った筋腫の中には4-5cmくらいあるものもあるとのこと。

お腹からエイリアンみたいな子宮全体がひっぱりだされた写真を見せてくれたので、いいですか!?と断って画面の写真を撮った。肝臓より優に大きい臓器となっていた・・・ショック! 片肺くらいあったんじゃないかな?
それから、とれるだけとった後の子宮の写真も見せて貰った(その写真ももちろん撮った)。こぶしよりちょっと大きいかな?くらいの塊になっていた。つい「子宮って普通はどのくらいの大きさでしたっけ・・・?」と聞いたら、すかさず「鶏卵大です」とお答えをもらって、あ、やっぱりちょっとデカイね。と認識した。

先生曰く、残った筋腫が大きくなるかならないかはお腹の中の物理的スペースとは関係無く、筋腫にはそれぞれ「個性があって」、漿膜内に進むか内膜のほうにでるかも筋腫の「ご機嫌による」とのことだった・・・。
どうしたら、残った筋腫のご機嫌をとることができるのだろう。
それも分かれば言うことないんだけれど。


写真が見れたので少し満足だった。

でもできれば、長年?自分のお腹でこさえた筋腫の実物を見たかった。できれば触ってもみたかった。