あと数日で入院、という頃、
知り合いの麻酔科のお医者さんに、「実は開腹手術を受けるんだけど、なにかアドバイスはないでしょうか」と相談したら、
・けっこう脱水になりやすいからなるべくギリギリまで水を飲んだほうがいいかも
・筋肉のあるなしが重要だと思う
という有難いアドバイスをいただいた。

そこであと数日しかないわけだけれど、やにわに筋トレを始めてみた。その後のストレッチを怠ったせいでふくらはぎが痛くなって、職場で階段の上り下りに支障がでるくらい(?)頑張った。あと、貧血解消にと牡蠣フライやらほうれん草の胡麻和えやらを食べ、処方された鉄剤を飲んで真っ黒になった便を見つめて数日をすごした。

また、先月出産した友人に新幹線に乗って出産祝いを渡しにいったり、ご無沙汰していた恩師の墓参りに行ったり、普段しないことをあれこれした。しておきたい心理だったと思う。ほかにも、数年来さぼっていた歯科受診もして口の中をキレイにしてもらったり、生まれて初めて皮膚科で医療脱毛(足とか脇とか・・・まるで関係ないのだけれど)をしてもらったりしに行った・・・。

この手術自体は一般的にそれほど大変な手術ではないと病院関係者から聞いてはいたが、なにか落ち着かないというか、これだけの事(手術)をするんだから、この勢いでやっておいたらいいかな?と思うことはみんなついでにやってみてしまおう、という気持ちだった。この歳になって膝下がツルツルになったのも、この治療のおかげといえる・・・にひひ。ちなみにこの皮膚科の脱毛担当の看護師さんは以前大きな病院で手術室勤務をしていた経験があって、この方からもいろんなアドバイスを聞くことができた。

前日の夜には手術の件を伝えている唯一の友人とお腹の写真を撮って(このときお腹は左右非対称になっており、へその右側が異様に盛り上がっていた。それで水平器アプリを入れたiPhoneをお腹に載っけて撮影したりしたのだあせる)、美味しいものを食べに行った。ギリギリまでスタミナつけて、しばし美味しいものとのお別れにも備えて。