クリニックでとって貰った予約日時に
自宅から比較的アクセスの良い総合病院の婦人科を受診した。

病院の印象は、
ちょっとのんびりした、ほどよくアナログな雰囲気のただよう病院という感じだった。受付の方もやさしく丁寧な方ばかりだった。
受診目的を記入したり、手続きを進めて待合室で待っているうちに、だんだん気持ちは落ち込んできた。
私の臓器はどうなるだろう。
というか、私はどうしてしまうことにするんだろう。と。

診察で開口一番、体調で困ってることはあるかと聞かれ、
これといって病的なものはないと答えた。(こまごましたことはあるけれど、いわゆる貧血とか、過多出血とかそういうことはない)
今すぐの処置は薦められはしなかった。ただし、必ず今以上に成長して、膀胱圧迫やその他の支障が今後出てくるだろうと言われたので、悪あがきに
「とれる筋腫だけ摘出というのは、適応ありませんか」
と聞いてみた。
「それはありますよ」
とアッサリ言われた。それでもう、
「このまま支障が出るのを待つのであれば、仕事などのタイミングも考えて、できればもうその摘出手術を受けたいんですが」と言った。
「わかりました。そしたら、○月○日にしましょう」
と、(電子カルテなんだけどなぜかそれは手元の手帳管理で)手術日も決定し、手術までに必要な検査、自己血貯血、サインの必要な同意書の類を渡され、入院中食べられないモノがあるかどうかなどを答えて診察が終わった。

15分くらいで、ひと月後に手術を受けることが決定した。
あまりにアッサリ決まったので、全摘じゃなくていいのか?と後から気になったくらいだが、先生の

「あなたが受けたいと思ったときがそのタイミングなんだと思います」

というお言葉でちょっと前向きになった。