名前のないもの -22ページ目

名前のないもの

題名はなく、思ったことを勝手に書きました。

白い部屋の 白い長机に

書類を持って 忙しそうに

僕の右に立つ


こんなに近くで

君の顔を見るのは

何年ぶりだろう


眉は落ちて

目元にうっすらシミがある


疲れたように笑う歯は

少しだけ大きい


それでも君はかわいい


あっちこっち

バタバタしながら

辛くても笑う君は

やっぱりかわいい


人目を盗んで 頭を撫でた

やわらかい髪


人目を盗んで 額にキスしてくれた

冷たくて しっとりした唇


僕は

君と連れ添いたいんじゃなくて

ずっと恋していたかった